大人のための恐竜教室 の商品レビュー
博物館で恐竜の化石を見るのは好きだし、ついこの前に科博に恐竜博を見に行って楽しかったりもしたんだけど,知識の面では全然ついていけてないなぁと思っていた。もう子供の頃のような記憶力はないから,図鑑とかで断片的な知識を入れてもあんまり定着しないし,30年前と今ではすっかり変わってしま...
博物館で恐竜の化石を見るのは好きだし、ついこの前に科博に恐竜博を見に行って楽しかったりもしたんだけど,知識の面では全然ついていけてないなぁと思っていた。もう子供の頃のような記憶力はないから,図鑑とかで断片的な知識を入れてもあんまり定着しないし,30年前と今ではすっかり変わってしまった常識もたくさんあるし…ということで読んでみた。 対談形式で読みやすくてわかりやすい。恐竜研究の歴史的なことも含め,易しく解説してくれているので、この分野の知識がなくてもすらすら読めた。 さてこれをベースにして、恐竜博2023の図録を読み返そうかな?
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恐竜の段階で羽毛を持ったものがすべて飛ぶように なったのではなく、一部が飛ぶようになり、 その中で絶滅しなかったものが現代の鳥になっていくんです。
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恐竜とは何か、新しい学説は、歴史など、長いこと恐竜に触れることのなかった大人が読んで楽しめる対談。 恐竜は守備範囲外なので、書いてあることのほぼ全てが初耳だった。でも分かりやすく書かれているので、充分理解できた。 恐竜は鳥と近いことや、産業革命が進んだ英国で、道路工事で出た化...
恐竜とは何か、新しい学説は、歴史など、長いこと恐竜に触れることのなかった大人が読んで楽しめる対談。 恐竜は守備範囲外なので、書いてあることのほぼ全てが初耳だった。でも分かりやすく書かれているので、充分理解できた。 恐竜は鳥と近いことや、産業革命が進んだ英国で、道路工事で出た化石から近代的な古生物学が始まったという話、興味深かった。
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「ガチで恐竜好きな人たちが熱く語ってるのを聞きたいな」と思って選んだ本。 博物館とか行きたくなってしまった~~~ 恐竜も化石もどう森でしか関わり合ってこなかったなぁ おもしろいなぁ
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福井には恐竜博物館もあるし、福井駅前には恐竜もいっぱい?いるし、恐竜王国と言う福井県にいるからってわけでもないけど、改めて恐竜の話を読んでみました。子どもの頃は恐竜図鑑を見て恐竜同士が戦う想像図をゴジラ対モスラみたいに思って眺めたりしていたけど、最新の恐竜研究はすごいですね。本当...
福井には恐竜博物館もあるし、福井駅前には恐竜もいっぱい?いるし、恐竜王国と言う福井県にいるからってわけでもないけど、改めて恐竜の話を読んでみました。子どもの頃は恐竜図鑑を見て恐竜同士が戦う想像図をゴジラ対モスラみたいに思って眺めたりしていたけど、最新の恐竜研究はすごいですね。本当に「へえ~」の連続となるような面白い本でした。 何よりも恐竜に限らず進化すると言う事。しかも、その進化は環境に合うように進化していくわけだから、異常気象や天変地異が起きると逆に環境に合うように進化したものの方が生存上は不利になり絶滅する、、ってバブルがはじけたり、リーマンショックが起きたりという時に、途絶える企業もあれば生き残る企業もあることに似ているようなところもあり、非常に興味深い話でした。 ダチョウは飛べない鳥ですが、その話も面白いです。昔は飛んでいたのですが、飛ぶ必要がなくなった、、そうなると、飛んでいる奴よりも速く走るダチョウの方がメスから好かれるとか・・・・想像とはいえ面白い。そうなると、飛ばないダチョウの方が子孫を増やす、、飛んでいるダチョウを見て「あいつまだ飛んでいるよ、ダサいね」なんて言われちゃう。それも環境のおかげなんですね。知れば知るほど面白い恐竜を子どもだけにまかせておくのは、もったいないですね。今度、博物館に行こう!
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対談形式で読みやすい。 様々なテーマが取り上げられ、誰でもなにかしら興味深い話題があるでしょう。 恐竜については、まだまだ分からないことだらけ、ということは分かりました。
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他聞に漏れず私も小学校の低学年のころは「恐竜」は大好きで、恐竜図鑑もよく見ていました。あのころからかれこれ50年も経つと、ブロントサウルスは消え、ティラノサウルスの姿も変わり、イグアノドンにいたっては「4足歩行」になっていました。
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2018年現在の最新の恐竜事情が、対談形式で紹介される。ただし、そこは博識をもってなる山田五郎氏が聞き役のため、質問の内容が鋭く、最先端の研究事情を見事に引き出してくれる。山田氏が素朴(でも深いところ)な疑問を投げかける、真鍋氏が答える、でも!と食い下がる山田氏、ですが詳しく見る...
2018年現在の最新の恐竜事情が、対談形式で紹介される。ただし、そこは博識をもってなる山田五郎氏が聞き役のため、質問の内容が鋭く、最先端の研究事情を見事に引き出してくれる。山田氏が素朴(でも深いところ)な疑問を投げかける、真鍋氏が答える、でも!と食い下がる山田氏、ですが詳しく見ると、と返す真鍋氏、なるほどわかりました、と一旦了解する山田氏、でもですね、と乗せてくる真鍋氏、といったやり取りは、恐竜研究の議論のグルーヴ感を再現しているようで、実におもしろい。 この本で一番衝撃を受けた「鳥盤類/竜盤類の見直し」については、今後の推移が実に気になる。もう10年もすると、昔覚えたこの二大分類すら過去のものになるのかもしれない。それぐらい、今の恐竜研究はすさまじい流れをもっている。
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※このレビューにはネタバレを含みます
恐竜は今も進化を続けている。というのも、日々研究者たちが新たな発見を生み出し続けているからだ。 昔のTレックスはゴジラのように直立姿勢だった。今となっては信じられないかもしれないが、事実そうである画像など見かけると、過去では恐竜の化石という謎の物質と、その解釈の多様性に面白さすら感じる。 恐竜に羽毛なんて、と初めて聞いたときは衝撃もあったが、Tレックスを始めとした肉食恐竜の獣脚類が、現代の鳥と同じ骨格を持ち、実際に羽毛の痕跡を示す化石があるのならば、否定しようがない。 だとしても、竜盤類と鳥盤類の分類といった、過去証明された区分すらも、現代においては適正とは言えない状態になっているのは、先人たちの知識と現代の発見が織り成せる妙だ。 表題にあるように本書は大人が子供に説明するため(もしくは恐竜好きな子供たちの前で沽券を保つために)という姿勢が多々見られるものの、現代の古生物研究について理解を深めるには充分の内容になっている。 これがまた10年後には、「あの時はこう言ってたけど、全然違うね」なんてことにもなる可能性は十分高いわけで、今からでもそれが楽しみだ。
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