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天才感染症(下) の商品レビュー

4.3

7件のお客様レビュー

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2022/07/30

その菌に感染すると知能が恐ろしく向上するが、人ではなく菌としての利益を追求する行動しかとれなくなる。人は菌による支配に抗えるのか。 翻訳も読みやすいし、それぞれのキャラもいい。しかし、フィクションとは言いきれない空恐ろしさがあるよ。

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2021/08/09

広げた風呂敷を現実的に畳んでいる。 ただし、ワクワク感が乏しく、上巻の面白さが損なわれているというか蛇足な感じ。

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2020/05/10

『天才感染症』(デイヴィッド・ウォルトン著)を読了。 人間に寄生して知能を覚醒させる未知の菌類との戦い。アメリカ全土に渡って展開される物語は、映画を観ているような感覚でとても面白かった。 主人公や国家安全保障局のメンバーのキャラクターも個性的良い。主人公の国家安全保障局に入社す...

『天才感染症』(デイヴィッド・ウォルトン著)を読了。 人間に寄生して知能を覚醒させる未知の菌類との戦い。アメリカ全土に渡って展開される物語は、映画を観ているような感覚でとても面白かった。 主人公や国家安全保障局のメンバーのキャラクターも個性的良い。主人公の国家安全保障局に入社するまでのエピソードなども面白く読めました。

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2019/05/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「天才感染症(下)」 脅威が世界規模へ。 南米の異常事態(もはや間違いなく戦争)に加え、家族の失踪、更に菌類は人類をコントロールし、菌類本来の生存本能によって拡大を続け、遂にはアメリカ全土を支配しようとする。ニール達は、誰が味方かは分からない中、菌類の支配を止める策を見出そうとする。が、その策は菌類を更に支配する菌類を投入することだった。感染した者から国を守る為には、菌類と同じことをしなければならないのかと苦悩するニール。しかし、苦難はそれだけでは終わらない。 怒涛の展開に加え、スリリング。下巻はそんな印象だ。ニール達の果敢な闘い、アメリカ上層部の混沌、菌類に支配されたポール達の暗躍。これだけ詰まって尻すぼみになっては困るくらいだ。 これに加えて、随所にはさみ込まれるチャールズとニールの親子愛がぐっとくる。アルツハイマー病が菌類によって回復したが、元に戻るには菌類を抑えねばならない。チャールズは、支配されていない自我の中でそれを感じ、また家族を忘れていくことを悲しむ。ニールは何もしてやれないのだ。しかし、そんな悲しみの中でニールに残す父の言葉がぐっとくる。 また、ポールも同様だ。ニールからすれば、菌類に乗っ取られたが、中身はポールなのだ。しかし、菌類の猛威と止めるにはポールを止めるしかない。 ニールと兄、父、そして母との人間模様がしっかりと描かれていて、単なるSFに留まっていないと感じる。また、人間模様と言えば、NSA局員との関係も見逃せないポイントだ。下巻の相棒的なブレナンとの関係は見所で、これで終わりかと思いきや、あの人の登場である。この点は実に海外小説っぽいなと思う。 王道ストーリーで、キャラも立ち、人間模様も描いてある。きっと映像化しやすいに違いない。一押しキャラはメロディとなるが、ニールの妙な人たらしと抜群のひらめき、突っ走る感も捨てがたい。

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2019/03/17

ジャケットに一目ぼれして購入。当たり。 菌が肺から脊髄へ菌糸を伸ばし、人の人格を変える。 フィクションだが、未だ見つかっていないだけで、近い未来本当に怒ってしまいそうな話である。

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2018/12/13

寄生した菌類が自己保存のために宿主を天才にしちゃうお話。 これホントやばい、しかもタダだよ♪合本もある模様

Posted byブクログ

2020/07/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

上下巻完結。 前半のじわじわと事態が明らかになっていく緊張感、中盤の被害が為すすべもなく拡大していく様子、主人公が感染してからの思考転換と解決に至るまで…と、起承転結がしっかりとしており途中で飽きることなく読んだ。 主人公が感染し、思考が侵されていく様子は、これがやりたくて作者は一人称で話を書いていたのかと納得。 抵抗しながらも受け入れて変わっていく思考が面白かった。 親子の話も大きな見せ所だと思う。 この親子にとっては、大変で被害は計り知れないが、一瞬の贈り物だったのかもしれない。

Posted byブクログ