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貧乏モーツァルトと金持ちプッチーニ の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2020/04/25

天才と言われながら、生涯を通じて貧乏だったモーツァルトは、自分の才能を効率的にお金に変える方法が下手だった。 才能があるから天才なのではない。 天才は才能の使い方を分かっている。 この言葉は今風に言い換えれば「セルフプロデュース」か。 決して著作権とか、特許とか、法律の知識の話で...

天才と言われながら、生涯を通じて貧乏だったモーツァルトは、自分の才能を効率的にお金に変える方法が下手だった。 才能があるから天才なのではない。 天才は才能の使い方を分かっている。 この言葉は今風に言い換えれば「セルフプロデュース」か。 決して著作権とか、特許とか、法律の知識の話ではないのだ。 自分の強み、特にお金に変えられる価値のある強みを、どう活かすかという話だ。 「マクドナルド ハンバーガー」というファストフードのシステムを考えたのは、確かにマクドナルド兄弟だ。 しかしビジネスとして広めて成功させたのは、レイ・クロック。 結局レイは、莫大な金額でマクドナルドに金を支払い、経営権を買い取る。 その時の言葉が印象的だ。 「マクドナルドハンバーガー」だから成功なんだ。「レイ・クロックハンバーガー」では絶対に売れない。 彼は、ビジネスのポイントを本当に分かっている。 ピカソは、どんなに安い支払いも現金でなく、小切手を切ったという。 彼のサインは、当然に額面以上の価値があるために、決して換金されないということを分かっていたからだ。 インテルはただの部品メーカーであるにも関わらず、「PCを動かしているのは、CPUなんだ」というブランディングを確立した。 考え抜いた戦略もさることながら、やっぱり「センス」がある。 これらはAIや計算ロジックでは決して導き出せない解だ。 優れた直感こそが勝利をつかむ。参考になる。 (2019/11/25)

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2020/01/07

2019年の読書ブログで紹介されていた本 知財ビジネスについてモーツァルトとプッチーニを例にとり著作権や商標権の大切さを解説している。 直接仕事で役立つものではないが、ビジネスモデルとして参考になる本だった。

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2019/10/12

どんなに才能があってもそれをどのようにマネタイズするかで結果は変わる。 知的財産のようになかなか目に見えないものの価値というのは判断するのが難しいですね。 企業だけでなく個人にも必要な情報として、この分野の勉強もちゃんとしておいた方が良いかもしれません。

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2019/05/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

全く関わる機会もなく、全然興味もなかった知財についての本を読む日が来るとは。 タイトルにひかれて借りてみました。 貧乏パターン、金持ちパターンの例が色々あって面白かったです。唯一惜しむらくは、最後の方で急に財務諸表の分析(といっても簡単なものだと思うけど)の用語が沢山出てきてあまり理解が出来なかったこと… 知財を知らない人の入門編としてめちゃめちゃ良かったです。

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2019/04/06

特許などの知的財産に精通する弁理士である著者が作曲家であるモーツァルトとプッチーニの対比を例に取り、知財ビジネスの現場と今後の課題について解説した一冊。 特許や商標などの知的財産が経営や資産を形成するうえにおいていかに重要であるかを本書で学ぶことができ、また会社が持つ財産をどう...

特許などの知的財産に精通する弁理士である著者が作曲家であるモーツァルトとプッチーニの対比を例に取り、知財ビジネスの現場と今後の課題について解説した一冊。 特許や商標などの知的財産が経営や資産を形成するうえにおいていかに重要であるかを本書で学ぶことができ、また会社が持つ財産をどうマネタイズしていくのかについても深く理解することができました。 また、各企業の特許など知財戦略を知ることができ勉強になり、パテント・トロールやサメ型企業といった今後知的財産の分野において脅威となることも学ぶことができました。 そんな本書の中でもミッキーマウスと著作権の関係は面白いと感じました。 また、キャノンとエプソンの例から知的財産権のマネタイズについて深く考えされられました。 本書を読んで日本での知的財産の価値観の低さを知り、これからはBSに現れてこない知的財産の重要性はますます高まることになるだろうと感じた一冊でした。

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2019/01/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

タイトルの音楽家については数ページのみで、様々な例から知財をどうマネタイズするか?の短いエピソードが並ぶ。個々のエピソードについては深く調べてというより、豆知識的なネタか普通に知られている程度の情報をもとに推測しているのみで、内容が浅くさらっと読み流す感じの本

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