勇者召喚に巻き込まれたけど、異世界は平和でした(4) の商品レビュー
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アルクレシア帝国編、戦王襲来編などが収録された4巻である。 新登場したベヒモスのベルやアルクレシア帝国皇帝、戦王とその配下などに加え、この巻でも加筆・調整やキャラの前倒し投入が見られている。 大きな部分で言えば、やはりアルベルト公爵家を陰から支えるメイド・イルネスの登場は指摘すべきポイントだろう。 彼女の登場もまたネット版では今少し後になるが、彼女がメイドとして働いていること自体はこの当時から(というか物語開始時点から)変わりないわけで、ここでの登場と、物語への絡みなどは良好な前倒し判断だろう。 幻王の思惑を探るオズマとの邂逅など、彼女もまた物語の背景で目立たないながら動きを見せているキャラである。 アルクレシア帝国編における細かな修正・加筆や、まるまる加筆された死王様デート編の第三章など、全体的に書籍として仕上げてある4巻である。 ただ、一冊としてのまとまりでは3巻のようなまとまりの良さに欠けてはいるので(この辺は致し方ない部分ではあるが)、その辺を加味して星四つ半相当と評価している。 なお、今回もまたおちゃうさんのイラストは大変素晴らしいの一言である。戦王に撫でられてビビっているベルのカラー絵などは必見だろう。
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