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こんな樹木葬で眠りたい の商品レビュー

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2019/02/04

樹木葬にはどのような形態があるのか、どのような場所にあるのか、どのような団体が運営しているのか。 納骨の形態・公営・私設・認可外など、知りたいと思っていたことが書かれていた。 里山型は自然再生の一翼を担ってはいるが、管理の大変さとむずかしさ。 ある場所では樹の管理を個人に任せたら...

樹木葬にはどのような形態があるのか、どのような場所にあるのか、どのような団体が運営しているのか。 納骨の形態・公営・私設・認可外など、知りたいと思っていたことが書かれていた。 里山型は自然再生の一翼を担ってはいるが、管理の大変さとむずかしさ。 ある場所では樹の管理を個人に任せたら、やはり手入れが大変らしく墓石型に変わっていった、というのも興味深かった。 著者はもともと森林活用について研究し、ドイツへ留学していたそうだ。 樹木葬という存在を知ったのもドイツとのこと。 そのためドイツと日本の樹木葬の違いについても述べられている。 曰く「ドイツは森をお墓にしたのに対し、日本はお墓を森っぽくした」ということらしい。 ドイツでは誰でも入れる森になっているので、普通に人もピクニックにやってきたりする。 埋葬場所も小さなプレートを樹に付けるだけなので、お墓とは知らず上を歩いたりするらしい。 埋められた上を歩かれるのは最初抵抗を感じたが、自然に還って何も残したくないと考えていたのでむしろこういう方がいいのではないかという気がした。 日本の樹木葬の問題点やトラブルだけでなく、今後の在り方についても記されていたので、今後の参考にしていきたい。

Posted byブクログ