5分後に意外な結末ex エメラルドに輝く風景 の商品レビュー
子どもが捨てるというので、なんとなく読んでみた。 イマイチな作品、雑な作品もあった。 その中で「オトナバー」はとても良かった。 発想も、細部も、丁寧に練られた感じがした。 他にも、発想が楽しい作品はいくつかあった。 こういう作品集からは、作家の仕事に対する姿勢も感じられる気がする...
子どもが捨てるというので、なんとなく読んでみた。 イマイチな作品、雑な作品もあった。 その中で「オトナバー」はとても良かった。 発想も、細部も、丁寧に練られた感じがした。 他にも、発想が楽しい作品はいくつかあった。 こういう作品集からは、作家の仕事に対する姿勢も感じられる気がする。
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短編集なので読みやすい。本当に様々な話がある。 最後にあぁ、なるほど、となることも多い。著者さんの話の持って行き方がうまい。 普通に十代までなら楽しんで読めると思う。 普段小説をよく読む人には何しろ短編集なので、少し物足りないかもしれない。
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ちょっといい話、ちょっとブラックな話など。今回はちょっと出力不足な印象。ピックアップ:「密室ゲーム」。
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本書に収められている、「オトナバー」は、第15回坊ちゃん文学賞ショートショート部門の大賞受賞作とのこと。 昔はバーに出かけることもあった。 しかし今ではキッチンで缶チューハイを飲む生活。 雰囲気もなにもなく、どたばたとうるさい子供たちを見ながら夕飯を作る。 ひたすら目の前のこと...
本書に収められている、「オトナバー」は、第15回坊ちゃん文学賞ショートショート部門の大賞受賞作とのこと。 昔はバーに出かけることもあった。 しかし今ではキッチンで缶チューハイを飲む生活。 雰囲気もなにもなく、どたばたとうるさい子供たちを見ながら夕飯を作る。 ひたすら目の前のことを片付け続ける毎日。 その隙間を縫ってやってくる悩みは尽きない。 そんな時、こんなバーがあれば。 少し心が軽くなるかもしれない。 大人になってわかる。 大人って、意外と大人じゃない。 変わらないけれど、変わったように見せているだけなのだ、と。 「使えない部下」 これは、仕事をしている人ならきっとわかるはずだ。 酒の肴になるような、というか、あるある話だ。 昔から言うでしょ、今時の「若いものは」って。 そしてその悪習は続く。 「新人類」「ゆとり」「さとり」、次はなんだ? 上に立つものほど、気を引き締めなければね。 でも、若者でもない、かと言ってジジイでもないおばちゃんはこう思うんだ。 お互い、歩み寄れば? 自分たちは正しい、そう思っていることは、誇りでもあるけれど傲慢でもある。 ほんの少しだけ、「そういう考えもあるよな」となんとなくでいいから理解して、付かず離れずの位置でお互いうまくやっていけないかな。 世代間、独身既婚、子持ち子なし、そんなことでいがみ合うのは時間の無駄。 どうかな?
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タイトルの通り、最後にオチあり、感動あり、意外ではない(想定できてしまう)結末もありますが、一話が短編なので、とても読みやすいです。 シリーズが何冊かあるので、他のシリーズも読んでみたいと思いました。
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