ドッグレース の商品レビュー

木内一裕(著者)

2023/11/15

矢能探偵シリーズ第４弾。ハードボイルド度がちょうどよい感じに仕上がっていた。一人の男の冤罪を晴らすために奔走する矢納に、検察や刑事、さらに強盗集団の邪魔が入る。栞ちゃんが心安やかな生活を送れますように。

2020/08/19

シリーズ最高傑作と思う/　子分のシノギを叩くクズ丸出しの親分がいい/　あの子分の方のその後も読みたい/　人捜しにまとわりつく様々な問題を順に解決していくのも良い/　金塊強盗、マメ泥棒、美容室立ち退き、いくつもの問題を盛り込んでいてグイグイ引っ張られる/　一気読みした/　栞ちゃんかわいい/

2020/07/16

矢能探偵シリーズ、４作目。

今回は弁護士の依頼で、有名人の殺人事件の被告の冤罪を晴らすべく証拠を握る人物の捜索に乗り出す。
怖いものなしで現役ヤクザに堂々と渡り合える矢能なのに、小学生の養子の娘には全く頭の上がらないキャラがやはり良き。カタギの探偵の割には、刑事との顛末が少々やり過ぎというか、完全にアウトなことをやらかしている矢能ですが、まぁ、これも元ヤクザという肩書だからこそなのかな。普通はギリギリセーフのところで止めることが多いけれども、そこは矢能だから振り切っちゃうのか。ちょっと危なっかしいけど、私はアリだと思いました。楽しみにしているシリーズなので、シリーズが今後も継続することを期待します。

2019/10/19

最凶の元ヤクザ矢野、小学校三年生の栞と同居して探偵業をしている。
ヤクの売人の冤罪を晴らすために雇われる。
真犯人で死んでしまったガスの連れである河村を探す。
河村もプロのタタキ屋、かくまう組織の壁と矢野の邪魔をする警察。
最後の最後まで結末がわからないが、まあ矢野がやられるわけもなく。
栞の悩みも解決して全てオッケー。

2019/07/26

シリーズ第４弾。
元ヤクザの探偵矢能に、弁護士から人探しの依頼が来た。
冤罪で捕まった被告を助けるための承認になる人物だという。
その男河村に矢能が接触することを嫌うのが捜査一課の担当刑事砂川と、清武組だった。

反社会的勢力との攻防にハラハラドキドキ。
今回も、娘の信頼を得続けたい刑事の存在も邪魔をして、矢能はあっちこっちから狙われます。

砂川氏の件は残念でしたが、仕方なかったかな。
それ以外は美容院のおねえさんの件も含めて、全て解決。
相変わらず、矢能はカッコイイです。

また絡んで欲しい人も出てきたので、木内さん続編お願いします。

2019/03/28

2019/3/26
矢能さんシリーズあるだけ全部読んでもた。
殺さないギリギリのとこを行ってもらいたい気もしたけど、あいつは無罪の人間とわかってても死刑にすると判断したから殺されたんよな。
そんな奴生かしといたら後でしおりん巻き込んで何されるかわかったもんじゃないしな。
今回お友達になった河村がデキる男で今後が楽しみ。
私はやっぱりバディものが好きなのよね。
しおりん美容師さんいなくならなくてよかったね。

2019/03/10

元極道の探偵のシリーズもの。シリーズものとは知らずに読んだので、設定を納得するまで時間がかかり、いまいち乗り切れず。

2019/02/08

評価は４．

内容（BOOKデーターベース）
今をときめく人気俳優とカリスマ歌姫が殺された。被告は冤罪を主張するが、真犯人はすでに死んでいた。弁護士の依頼を受けた矢能は、冤罪を覆す鍵を握る失踪中の前科者の捜索に乗り出す。

今回人気俳優とカリスマ歌姫の死は必要だったか？全体的に中味は薄かったような・・・
とは言え、ちょっとちょい悪でちょっと照れ屋で、でも、喧嘩と運が強い矢能が健在で何よりだった。

2019/01/20

記念すべき500冊目は｢工藤ちゃんです｣にしよう！と決めてました♪事件の顛末がトントン拍子に進んじゃう感はあるけど、自称カタギの探偵矢能はカッコイイし栞は可愛いし、このシリーズキャラが好きなので満足満足。木内さん作品は飽きないし要点が纏まってるから楽しんで読めます。皆、仕事が完璧だし楽しんで悪をやってて、へ？って言う片付け方だけど･･･そこが又、笑える。矢能は勿論スキだけど、電話受けの｢工藤ちゃんです｣が1番のお気に入りﾃﾞｽ。

2019/01/08

　久しぶりの木内作品は、相変わらずのスピード感。木内が作ったジェットコースターに乗せられ、あっという間にラストまで連れて行かれてしまった。

　元ヤクザの探偵矢能のシリーズ。矢能は仕事に対して無気力だがやる時はやる。元ヤクザのくせに金よりも正義で動く。面倒くさがりだが、栞のためには必死になる。そんな矢能の物語、カッコ良くないわけがない。

　今回は大きく２つの事件が起こる。１つは、人気俳優とカリスマ歌姫が殺される事件が発生し、その容疑者となっている薬の売人から、真犯人を知るある人物を探して欲しいと依頼がくる。もう１つは、行きつけの美容室が無くなってしまうという話があり、一人娘の栞が大好きなお姉さんがいなくなてしまうということ。
　その2つを解決するため、矢能は警察やヤクザを巻き込み奔走する。

　ヤクザや警察には滅法強いが、一人娘の栞にはからきし弱い。不器用だが栞を真っ直ぐ愛する姿には胸を打たれる。これからも不器用でカッコいい矢能を描いていってほしい。