火の鳥(角川文庫版・新装版)(3) の商品レビュー
残虐な王の生け贄計画を阻止しようとするヤマト国の王子オグナ。 またまた残虐な父への復讐のため、八百比丘尼を殺す左近介。 どちらも正当な理由があるのに、人生は上手くいかないのには、もどかしさを感じるな。
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ヤマト編 命をどう使うか、それが使命。 毎日死んだように生きてる私には、オグナもタケルもカジカも眩しく映る。 明日香村の石舞台古墳、見に行ったことあるから余計面白かった。 異形編 罪と罰が輪廻。 スピリチュアルな話だけど、我々も前世と同じようなカルマを繰り返して繰り返して、輪廻...
ヤマト編 命をどう使うか、それが使命。 毎日死んだように生きてる私には、オグナもタケルもカジカも眩しく映る。 明日香村の石舞台古墳、見に行ったことあるから余計面白かった。 異形編 罪と罰が輪廻。 スピリチュアルな話だけど、我々も前世と同じようなカルマを繰り返して繰り返して、輪廻を抜けられないんだよね。 生き物にはそれぞれクラウド(前世からの集合知)のような領域があって、初めてのことでもだいたい皆同じようにできちゃう!ってことがかなりある。 巻末の竹宮さんのお話を読んで思った。
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ヤマト国では大王が巨大な墓の建設を進めていた。末の王子オグナは、父が巨大な墓に殉死者2千人を生き埋めにすることに反対運動を起こし謹慎の身になる。 九州で川上タケルは周囲の豪族を取り込んで着々とクマソの国を広げていた。 大王に川上タケルの討伐を命令されたオグナは数人の家来と共にクマ...
ヤマト国では大王が巨大な墓の建設を進めていた。末の王子オグナは、父が巨大な墓に殉死者2千人を生き埋めにすることに反対運動を起こし謹慎の身になる。 九州で川上タケルは周囲の豪族を取り込んで着々とクマソの国を広げていた。 大王に川上タケルの討伐を命令されたオグナは数人の家来と共にクマソに向かうが。 火の鳥で一番気楽に読めるヤマト編。 クマソの歴史を残そうとする川上タケルと兄に歯痒さを覚えるヤンチャな姫、カジカ。 父の命令とは言え、知的な川上タケルと出逢い、彼を殺すのに躊躇いを覚えるオグナ。 古事記のヤマトタケルの話がチラチラと入る。 助けて導くのに、火の鳥の出番も多くて、歴史漫画とちょっと違った感じで好きだった。 学校で語り部について習った時に頭にあったのはこの漫画のレコーダー達だったっけ。 歴史とは勝者の歴史だってこともこれを読んで覚えたこと。 あと、一巻のタケルが女の子を連れて帰ったってココで言ってる! ようやくスッキリしたー! 異形編は、全然記憶になかった。 時間がグルグルする不思議で怖いお話。 これは何度か読まないと理解が難しい。
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「ヤマト編」 なんかこう…カジカのキャラデザ、あまりにも手塚治虫ヒロインだな……。 男子の夢!!みてえなビジュアル…。 しかしヤマト・オグナとクマソ国王のタケルは、ブロマンスだな…。 生き埋めにされた人間と火の鳥の血液と、中途半端な古墳のオチをそう繋げるとは…すごいな…。 「異...
「ヤマト編」 なんかこう…カジカのキャラデザ、あまりにも手塚治虫ヒロインだな……。 男子の夢!!みてえなビジュアル…。 しかしヤマト・オグナとクマソ国王のタケルは、ブロマンスだな…。 生き埋めにされた人間と火の鳥の血液と、中途半端な古墳のオチをそう繋げるとは…すごいな…。 「異形編」 火の鳥に人殺しの罪を贖えと諭され、我知らず八百比丘尼となった男装の姫君のはなし。 サブタイの”異形”は、尼御前でと呼ばれた八百比丘尼が火の鳥で治療を施した人間と、その後に治療されるために現れた多くの怪物や異世界の住人たちのこと。 なるほど…百鬼夜行絵巻をそう解釈したか…手塚治虫…。
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ヤマト編は1の続編に近いが内容は愛情に関している。異形は人間の生命論に迫るものに近い。火の鳥がどちらといえば露出が少ないように思う。それでも重要なキーになっているには違いないところではある。
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