院内刑事 ブラック・メディスン の商品レビュー
警視庁公安総務課OBの主人公。 病院内に常駐し、院内での危機管理を統括する。 モンスターペイシェント、院内暴力、セクハラ、暴力団関係者の来院など。 院内では様々なことが巻き起こる。 社会情勢を含め、医療についてもリアルが追求され読み物としても非常に面白い。 ジェネリック...
警視庁公安総務課OBの主人公。 病院内に常駐し、院内での危機管理を統括する。 モンスターペイシェント、院内暴力、セクハラ、暴力団関係者の来院など。 院内では様々なことが巻き起こる。 社会情勢を含め、医療についてもリアルが追求され読み物としても非常に面白い。 ジェネリック医薬品については、国内でもCMなどで目にするようになったが、その実情はまだまだ。 先発医薬品と後発の利益追従、医専、薬専の違い。 その他、MRの在り方や実情。 知らない世界を垣間見ることに、知識欲を刺激される。 病院、総合商社、MR、現金問屋。 法の目をかい潜り... ジェネリックは先発と成分は同じでも、製造過程において、効用が異なる場合があるか。
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今回も濱さんの作品は情報解説的小説でした。今回は私自身 ピンとくるものが無く、普通に読んでました。本当は実際起きた事なんでしょうが、私には解りません。後々この事なんでしょうとわかる時が来るでしょう。小説を読み終わって楽しみが残っているのは、不思議なかんじです。
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小説に見せかけた何か。 登場人物に作者の知識や主張を語らせた本。 だから駄目。という事ではなく「そうなのか・・」と納得する知識の宝庫。 短編構成なので、読みやすい。
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少し呆気ない終わり方のものが多く。。。 短編それぞれのネタをもう少し深掘りしても良いかなぁと思った。
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元刑事の廣瀬知剛が病院の危機管理を担当し、様々なトラブルに対処する物語だが、幅広い人脈を有効に活用して非常に的確な解決へ導く手腕は素晴らしい.7つの短編で構成されているが、専門用語が頻出してやや戸惑った.ジェネリック医薬品を関東ではゾロ品、関西ではパッチモンと称する由.医療用医薬...
元刑事の廣瀬知剛が病院の危機管理を担当し、様々なトラブルに対処する物語だが、幅広い人脈を有効に活用して非常に的確な解決へ導く手腕は素晴らしい.7つの短編で構成されているが、専門用語が頻出してやや戸惑った.ジェネリック医薬品を関東ではゾロ品、関西ではパッチモンと称する由.医療用医薬品を医専、一般用医薬品を薬専と呼び、盲腸はアッペ、痔はヘモと、ラテン語のstat(=immidiately)からきたスタットコール(ホワイトコール)等々.第6 7章で製薬会社や商事会社らが暗躍する話が面白かった.全てがフィクションではないと思うが、似たような事例はあるのではないかと予想している.
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前作に続けて、読んだ。 今回の方が圧倒的に面白い。 病院の様々な問題に、リスクマネジメントとして 川崎殿町病院の総務部危機管理担当顧問廣瀬の手腕が 実に発揮されている。 病院のリスクマネジメントのノウハウが詰まっている。 モンスターペイシェントー暴力団組員。 キレる老人ー元県会議...
前作に続けて、読んだ。 今回の方が圧倒的に面白い。 病院の様々な問題に、リスクマネジメントとして 川崎殿町病院の総務部危機管理担当顧問廣瀬の手腕が 実に発揮されている。 病院のリスクマネジメントのノウハウが詰まっている。 モンスターペイシェントー暴力団組員。 キレる老人ー元県会議員議長。 中国人の富裕層を迎え入れるか否か? 中国と北朝鮮からのサイバー攻撃。 加藤商事からの中国とアメリカの誘致。 それをつなぐ糸が、ジェネリック医薬品。 医薬品の開発が、すごいコストがかかる。 それを20年で、回収するというのは、よっぽどいい薬でないと無理。 ジェネリックは、確かに、安く提供できるが、 開発や研究投資が困難になってしまう。 特許を認めない国は、ジェネリックと称して偽物を作る。 これは、かなり、危険な動きだよね。 今の病院の課題が、ぎっしりと詰まっていて、 それを 廣瀬が 読み切り解決していく。 なるほど。物語の中に、廣瀬がきちんと定着した。
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警視庁公安総務課OBの廣瀬知剛は、病院に常駐し、モンスターペイシェント、院内暴力、セクハラ、暴力団関係者の来院…院内で起きる様々なトラブルの対処を一手に担う「院内刑事」。ある日、製薬会社から多額の賄賂を受け取っている医師が院内にいると聞く。ジェネリック医薬品の闇を追う廣瀬。すると...
警視庁公安総務課OBの廣瀬知剛は、病院に常駐し、モンスターペイシェント、院内暴力、セクハラ、暴力団関係者の来院…院内で起きる様々なトラブルの対処を一手に担う「院内刑事」。ある日、製薬会社から多額の賄賂を受け取っている医師が院内にいると聞く。ジェネリック医薬品の闇を追う廣瀬。すると、病院が北朝鮮からサイバー攻撃を受け―
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限りなくノンフィクションであろう小説仕立ての危機管理学、興味深く読ませてもらった。相変わらず中国、北朝鮮に対しての造旨が深いが、中国富裕層の健康診断を受け入れる点には考えと矛盾するのではないかと思った。少しでも受け入れたらシロアリのように蝕んでくるのではなかろうか。北千住人民病院...
限りなくノンフィクションであろう小説仕立ての危機管理学、興味深く読ませてもらった。相変わらず中国、北朝鮮に対しての造旨が深いが、中国富裕層の健康診断を受け入れる点には考えと矛盾するのではないかと思った。少しでも受け入れたらシロアリのように蝕んでくるのではなかろうか。北千住人民病院のモデルは知っていたのでやっぱりなと合点がいった。
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仕事が辛いのは当たり前です。だからその対価として報酬を受ける。好きなことをやりたいのなら趣味としてやればいいのです。
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いつもながら勉強になります。 公安ヒーローもののシリーズなのだが、バリバリキャリアで強気の青山望シリーズとは違って、ノンキャリ退職者の謙虚さがあるのがいいような悪いような。
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