ディズニー、NASAが認めた 遊ぶ鉄工所 の商品レビュー
製造業って人手不足、不人気業種の筆頭だが、この会社には優秀な人材がどんどん集まってきている。 それは同社が、昔ながらの油まみれの鉄工所から脱却したことが大きな要因。 いわゆる3K労働とは対極にある最先端企業(月面移動ロボットのエンジニアリングまでやっています)。 製造作業(汚れ仕...
製造業って人手不足、不人気業種の筆頭だが、この会社には優秀な人材がどんどん集まってきている。 それは同社が、昔ながらの油まみれの鉄工所から脱却したことが大きな要因。 いわゆる3K労働とは対極にある最先端企業(月面移動ロボットのエンジニアリングまでやっています)。 製造作業(汚れ仕事)のほとんど全てを機械とITに任せて、社員はデザインやエンジニアリングを中心に知的労働をしている。 そりゃ良い人材が集まるわな、といちいち納得してしまった。 不人気業界の中にあっても、中小零細であっても、人が集まる企業は存在する。 最近の傾向として、Tech(先端技術)との融合を進めている企業は特に人気を集めているように思う。 本書に出てくるヒルトップ株式会社は ”製造業×Tech” 、神奈川の人気旅館 陣屋 は "宿泊業×Tech”。 ロボットやAIを取り入れている東京の介護事業所 善光会は ”介護×Tech”。 「企業は人なり」とよく言われるが、これからの時代は「企業は人とTechなり」だと思う。
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☆おもしろそうなら、やってみる。作業着ではなく白衣を着る。24時間無人加工。残業時間を減らす。 ☆モチベーションが先、生産性は後。5%は楽しいことをやる ☆社員の1割が変われば、会社は動く。怒らず、ほめる。アメ8割、ムチ2割。 ☆知的作業のサイクル(結果→ノウハウを標準化→キャパシティーが空く→新しいことにチャレンジ→成果) ☆新人研修:3か月一緒、次3か月各部署で。 ☆なぜ、そうするのかを体系的、具体的、理論的に教えるようにしている。新人には、毎日、振り返りシートを書く(今日行ったこと、気づいたこと・学んだこと、困ったこと・聞いてみたいこと、疑問に残ったこと・明日取り組んでみたいこと、備考、上司からのコメント)
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経営者が親の代から引き継いだ鉄工所を変革し、ユニークな会社になったストーリー。共感できるところはたくさんあるが、自分がその立場だったら成果がでるまで我慢できなそう。経営者の信念、徹底する力を感じました。
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社員の「1割勢力」が残り9割の社員を動かす。 アメ8割、ムチ2割 有頂天になったら新しいフィールドを与える。 叱るときは1対1。 職人のノウハウ「歴史」「論理」「技術」に分ける。 3分の1は覚える必要ない「歴史」=昔話。
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直接話しを聞いた事があるので、よく理解できました。 思いがこのような形に出来る証ですが、この会社から 勉強する事が沢山あるように思います。
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・「自分ができるから相手もできる」は思い上がり。この人にしてあげられることは何かを考える寛容さ ・他人にも興味を持っているか? ・意識不明の臨死体験、進むか戻るか
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