むすびつき の商品レビュー
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<目次> 略 <内容> 今回のテーマは「生まれ変わり」。若旦那の何代も前の「若長」が出てきたり、若旦那が死んだと死神(とのそのニセモノ)が出てきたり、付喪神の「鈴彦姫」が自分の本体のいる神社のいわくについての物語や悪鬼が若旦那と結婚すると言ったり、最後は輪廻転生を願う「人」と大物主神のお話まで。今回はテーマと各回のお話がうまくかみ合っているようだ。面白かった。
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仁吉の「この文の主、馬鹿なんですかね。栄吉さんから作り方を奪って、同じ味のあられや味噌団子を売り出したら、誰が人さらいかわかってしまうでしょうに。」に爆笑。何度も読み返して笑ってしまった。 若だんなが、村長やお寺の御坊から生まれ変わっていて、貧乏神や悪鬼に縁があった、というのは興味深い。 「肉体」としてはおぎんさまの妖の血をひきつつ、「魂」はこれまでの縁を持ち続け、「肉体」と「魂」が、「妖」というつながりを持ってこの世に命として生じる、というのが奥が深い。 全てを捨ててもいいほどの出会いを願っていた若だんなは今、ずっと一緒にいたいと思い、生まれ変わってもずっといたいと思う妖達がいるんだと思うと、胸にくる。
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長崎屋の離れの妖たちがなぜ若だんなにひきつけられるのか。前世との結びつきに関連があったとは。 もみじと青刃のその後が気になるが。 表紙のイラストは可愛くていつも眺めてしまうが、今回何のことだろうと思ったら、夕助のことだったのかとわかった時はなるほどーと思った。
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気に入ったセリフ 「強い立場を得たからといって、そのものが偉くなったわけではない。何度も言っているのに、人は簡単にそのことを忘れてしまう」(寛朝さま)
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昔会った人/ひと月半/むすびつき/くわれる/こわいものなし もう20年になるのか。。相変わらずの世界のなかで、読み手としてももうさほど変化を求めてはおらず、なんかやさしいものに触れたい気持ちのときに手にとりたくなるしゃばけシリーズ。 この1冊はなんだか“転生、生まれ変わり”みた...
昔会った人/ひと月半/むすびつき/くわれる/こわいものなし もう20年になるのか。。相変わらずの世界のなかで、読み手としてももうさほど変化を求めてはおらず、なんかやさしいものに触れたい気持ちのときに手にとりたくなるしゃばけシリーズ。 この1冊はなんだか“転生、生まれ変わり”みたいなことがキーワードだったなあという読後感。 鬼のもみじさんはまた出てきてほしいキャラだった。親御さんまで出てきてほしかった。 安定のほんわかシリーズvol18。
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毎年、お正月が終わるころに読んでいるのだけど、なぜか今回はお盆の前に読むことになりました。 あの世界に遊びに行くのに、お盆もよいです。 今回は前世の話ということだけど、誰それの前世がどんなんでって話は控えめで、いろんな角度で生まれ変わりを扱うお話が中心でよかったです。 あの世...
毎年、お正月が終わるころに読んでいるのだけど、なぜか今回はお盆の前に読むことになりました。 あの世界に遊びに行くのに、お盆もよいです。 今回は前世の話ということだけど、誰それの前世がどんなんでって話は控えめで、いろんな角度で生まれ変わりを扱うお話が中心でよかったです。 あの世界は、あの世界のまま、あるのが好きです。
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しゃばけシリーズ、17作目。 今回は生まれ変わり、輪廻転生にまつわるお話。若旦那と兄やや妖したちとの間の前世や後世での関わり合いをもう少しドラマチックにガッツリ読めるのかしら、なんて勝手に期待していた分、ちょっと肩透かしを食らった気分。とは言いつつ、相変わらずの妖したちの可愛さ...
しゃばけシリーズ、17作目。 今回は生まれ変わり、輪廻転生にまつわるお話。若旦那と兄やや妖したちとの間の前世や後世での関わり合いをもう少しドラマチックにガッツリ読めるのかしら、なんて勝手に期待していた分、ちょっと肩透かしを食らった気分。とは言いつつ、相変わらずの妖したちの可愛さでほっこりできるし、あまり若だんなに危機が迫らない分、安心して読めます。可愛らしい妖したちに対して、神様たちは意外とドライで人間的な配慮がないのが面白いところでもあるし、怖いところかも。
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しゃばけシリーズ17巻。 若だんなが、それ程の危機に陥らなくて、安心して読めました。 1話目の、「昔会った人」が好きです。 「何者でも構わないから、側で暮らせ」と言って貰って、戸惑う貧乏神の金次。 若だんなは、今も昔も、人ならざるものに居場所をくれるお人だったのですね。 2話目の、「ひと月半」では、有る場所にとらわれているはずの人が、どうして若だんなの所までやってこれたのか、未だにもやもやしています。。。
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