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永井荷風(著者)
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東京・麻布の偏奇館で執筆した小説「雨瀟瀟」「雪解」、随筆「花火」「偏奇館漫録」等を収める抒情的散文集。初の文庫化。〈巻末エッセイ〉須賀敦子
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171ページの「花火」に、「国民が国家に対して「万歳」と呼ぶ言葉を覚えたのも確か此の時から始ったように記憶している」とある。 国民統合のために国家なる擬制的な組織に対して意図して忠誠を誓わせる儀式として、「万歳」が必要だったのだろう。