オリンピア・キュクロス(1) の商品レビュー
「テルマエロマエ」のヤマザキマリさん。 同じように、日本へタイムトラベルする話とあって、ちょっとどうかなぁと思っていたのですが。 可笑しさはあいかわらずで、そんなことあるわけないって思うようなツッコミどころは満載ですが、スポーツの意味やオリンピックの意味に想いを至らせる主人公に...
「テルマエロマエ」のヤマザキマリさん。 同じように、日本へタイムトラベルする話とあって、ちょっとどうかなぁと思っていたのですが。 可笑しさはあいかわらずで、そんなことあるわけないって思うようなツッコミどころは満載ですが、スポーツの意味やオリンピックの意味に想いを至らせる主人公に、とても共感してしまいました。 主人公の思いは、ヤマザキマリさんご自身の思いでもあるようです。 国のために、県のために、母校のために、と、過剰なプレッシャーをかけられ、金メダルがとれなかったら「ごめんなさい」と言わなければならないような、競争、競技会。 みなで楽しみを分かち合ったり、神に感謝を捧げるための競技を、主人公デメトリオスは、しだいに見いだしていくことになるのですが、何ごとにも邪な考えをもつ者はいるもの。 コレから先、どうなるか、主人公は自分の思いを貫いていくことができるのか、楽しみです。 ところで、主人公デメトリオスは、壺に絵を描く絵付け師なのです。あまり上手い絵付け師ではないのですが。 ギリシアの壺といえば、神話や兵士が描かれたものを思いだすと思います。 そこに描かれたものが、少女漫画のようなものもあるということで、びっくり。 青池保子さんや池田理代子さんが描いたかのようなキラキラひとみの人物の壺がある、と、後書きというかコラムの文の中にあって、是非見てみたいと、嬉しくなってしまいました。
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普段漫画を読まない私は、初めは「読みにくいかもなー」と身構えてしまいましたが、そんなこともなく次のページが気になる本でした。 2巻目を読むのが楽しみです。
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2022/2/26 「もしかすると古代ギリシャ人は、訓練とプレッシャーという苦しみから解放される運動の勝者を、人間が普遍的に向き合わなければならない生きる苦しみからの解放の表現者、と捉えていたのではないかとも思っています」
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かなり面白かった。 ヤマザキマリさんの著書は初めて読むが、漫画も面白く、愛すべきキャラクター達の活躍。 最後の自らの考えや、古代ギリシア・ローマ文化をまとめた文章は聡明さを感じる。 2巻からも楽しみに読みたい。
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そつなくまとまっていておもしろいけど、どうしてもテルマエ・ロマエの2番煎じの感じがしてしまいます。はちゃめちゃ感が足りないというか・・。
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『テルマエ・ロマエ』の二番煎じと言われても、これはこれで面白い。やっぱり、タイムスリップって楽しいね!
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ワンパターン、そう揶揄する人もいるだろう 確かに、前作『テルマエ・ロマエ』と被っている、古代から現代日本へのタイムスリップって展開が けど、それの何が問題だ? 他の漫画家がやったならアウトだけど、ヤマザキ先生本人が新作に、そのネタを使っても、全く問題はない それどころか、『テルマ...
ワンパターン、そう揶揄する人もいるだろう 確かに、前作『テルマエ・ロマエ』と被っている、古代から現代日本へのタイムスリップって展開が けど、それの何が問題だ? 他の漫画家がやったならアウトだけど、ヤマザキ先生本人が新作に、そのネタを使っても、全く問題はない それどころか、『テルマエ・ロマエ』に負けない面白さが凝縮されているのだから、逆に、ヤマザキ先生の実力の高さを賞賛すべきだ 前回の『テルマエ・ロマエ』のテーマが、心身を癒す象徴である入浴だったからか、この『オリンピア・キュクロス』は運動、しかも、オリンピックが土台になっている、をメインに持ってきている 既に、映画化の話が動き出していても驚きはしない ただ、内容はともかく、競技者は時代的に真っ裸で運動するのが当たり前なので、その辺りが障害になりそうではある また、古代ギリシャ人たちが登場するので、キャストを用意するのも大変そうだ さすがに、再び、阿部寛さんに主人公のデメトリオスを演じてもらう訳にはいくまい。阿部さんの身体能力を疑う訳じゃないが、やはり、素っ裸で運動させるってのはマズかろう まぁ、映画化云々は、その辺の決定権を抱えているお偉いさん方に任せるとして、この(1)の本編について語ろう 先にも触れたが、古代ギリシャ人であるデメトリオスが日本にタイムスリップし、そこで日本人の感性や文化に触れ、驚かされる。そして、その衝撃を元の時代に持ち戻り、新たな文化を生み出している 『テルマエ・ロマエ』と同じく、読み手に歴史が狂うんじゃね、とツッコませるストーリーであるが、この『オリンピア・キュクロス』は面白い、と感じさせる大きな理由は、彼がやってきてしまう時代が1964年ってことだ そう、東京オリンピックに沸いている頃である 大戦の傷から立ち直りつつある日本人の熱に触れる事で、身体能力は優れながらも、他人と競う事に抵抗があったデメトリオスは、運動の楽しさに気付いていく あくまで、素人の印象だけど、『テルマエ・ロマエ』を描いている時よりも大変なのではないか 何故って、ヤマザキ先生は古代ギリシャの事だけでなく、1964年の日本・東京についても、綿密な取材をせねばならない ただ、大変な分、描く面白さは『テルマエ・ロマエ』の時よりも強いのかも デメトリオスが本物の古代ギリシャ人である事を信じ、彼に真理を説く巌谷先生も良い味が出ている。この人が、古代ギリシャに行っちゃうってパターンも今後、あるのかな どの回も、ヤマザキ先生のポリシーがひしひしと伝わってくる。その中で、私が最も衝撃を受けたのは・・・・・・次回予告だ 恐らくだが、他の漫画読みも、この次回予告に「マヂか!?」と驚いたんじゃないだろうか あの人は、例え、後ろ姿であっても正体が何となく判ってしまう者だ 果たして、あの人との出逢いは、デメストリオスにどんな変化を齎し、古代ギリシャに何を起こしてしまうのか、ワクワクするような、ドキドキするような この台詞を引用に選んだのは、本気の言葉だな、と感じられたので ヤマザキ先生が、心の底から、観衆に多くの感動を与える運動や選手に尊敬と感謝を抱いていなきゃ、ここまでの説得力は生じない 相撲やアメフト、ボクシングと、ここ最近、次から次に問題ばかりが起こっているけど、一心に頂点だけを目指して、人生を懸けている選手らの努力だけは邪魔しないでほしいもんだ 問題を起こす輩どもは全員、スポーツの楽しさを忘れちまった可哀想な奴らなんだろうな
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『テルマエ・ロマエ』とプロットは同じだけど、 テーマがまったり系の「風呂」じゃなくアッパー系の「運動」なので、 これはこれでおもしろい。 草食系主人公デメトリオスの活躍が、尚武的で闘争的な古代ギリシャ人 (ポリスの正規メンバーにカウントされない女性と奴隷は除く)の体育観、 身体観...
『テルマエ・ロマエ』とプロットは同じだけど、 テーマがまったり系の「風呂」じゃなくアッパー系の「運動」なので、 これはこれでおもしろい。 草食系主人公デメトリオスの活躍が、尚武的で闘争的な古代ギリシャ人 (ポリスの正規メンバーにカウントされない女性と奴隷は除く)の体育観、 身体観にどう影響していくか、興味深い。 それと古代ギリシャといえばパイデラスティア(衆道)、この習俗を どう取り入れるのか、なかったことにするのか、さらに興味深い。 町の体育場に集う十代男子をおじさんが入り待ち出待ちストーカーするのは、 史料によればふつうにあったことのようだから、 避けて通るのはもったいないw気がする。 それとスパルタでは女子にも運動が奨励されていたから、 腹筋割れてるラケダイモン(スパルタ)女子も見てみたい。
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テルマエロマエは好きだったんですよ。映画も見に行っちゃいましたし。ま、これも似たようなものなんですが、いくらなんでも似すぎですよねえ。他の人が書いたら、剽窃って言われますよね。テルマエロマエとの違いは、タイムスリップするのが、ギリシャ人で、通訳やってくれるのが爺さんってだけですよ...
テルマエロマエは好きだったんですよ。映画も見に行っちゃいましたし。ま、これも似たようなものなんですが、いくらなんでも似すぎですよねえ。他の人が書いたら、剽窃って言われますよね。テルマエロマエとの違いは、タイムスリップするのが、ギリシャ人で、通訳やってくれるのが爺さんってだけですよね。オリンピック協賛ってことなんですかねえ。
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1964年東京オリンピックの年に古代ギリシャ人がタイムスリップ!でも何で裸?主人公デメトリウスはそれでも走る!マラソンの起源もわかって勉強になる。2020東京オリンピックもちかいことだしそれまで連載が続くことを願う!
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