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2018/09/08

チャドのいやらしいいじめっこぶり、マーシャルのなにもいえずにそれをすべて飲みこんでしまういじめられっ子ぶりは、かなり古典的。で「泥」がそこにある意味波紋を投げかけるというか、みんなを泥沼に引きずり込むんだけど、本当の意味でそこに風穴をあけるのがタマヤ。この正面突破力はすばらしいな...

チャドのいやらしいいじめっこぶり、マーシャルのなにもいえずにそれをすべて飲みこんでしまういじめられっ子ぶりは、かなり古典的。で「泥」がそこにある意味波紋を投げかけるというか、みんなを泥沼に引きずり込むんだけど、本当の意味でそこに風穴をあけるのがタマヤ。この正面突破力はすばらしいな。 児童書を読んでいると、人に言えずにかかえこむ、ということがどれだけ災厄を大きくするかがわかるんだけど、それ、自分にもそっくりあてはまるんだよな……。 「泥」は、パラサイト・イブ方面に行くのかなと思っていたけど、そうでもなく、でも皮膚についたときの描写がけっこうリアルでえぐかったです。 長さ的にも手頃だし、ハラハラしながらあっというまに読めるのがいい。

Posted byブクログ

2018/09/02

「穴」ほどのぶっとんだシュチュエーションではなく、それぞれ家庭なんかの問題を抱えてる子どもたちがぶつかりながらも少しずつ理解しあって頑張る話。 秀逸なのが主人公のタマヤ。自分を殴ろうとした人になんて親切にするんだろう。頭が下がる。私にはできないかも。

Posted byブクログ

2018/08/30

Read an English version my wife bought for me in the US. Sachar is one of my favorite writers, but this book is so much different from other...

Read an English version my wife bought for me in the US. Sachar is one of my favorite writers, but this book is so much different from other his books. Still, I enjoyed it, but I want to read his books with more jokes and laughtors next time.

Posted byブクログ

2018/08/06

うーん、まずまずだけど『穴』ほどの面白さはないかな。 お金持ちか優秀な子どもが行く私立学校の五年生の少女タマヤが主人公。2つ上の友達の少年マーシャルは乱暴な転校生チャドからいじめられている。チャドから逃げ出すため、二人は立ち入り禁止の森に入るが、そこにはあちこちに泥の溜まった沼が...

うーん、まずまずだけど『穴』ほどの面白さはないかな。 お金持ちか優秀な子どもが行く私立学校の五年生の少女タマヤが主人公。2つ上の友達の少年マーシャルは乱暴な転校生チャドからいじめられている。チャドから逃げ出すため、二人は立ち入り禁止の森に入るが、そこにはあちこちに泥の溜まった沼がある。追いかけてきたチャドに殴られたマーシャルを守るため、タマヤは泥をチャドの顔に投げつける。その泥が実は恐ろしいものだった。  泥に触れた手が徐々にひどい状態になっていくところは結構怖い。さらにいじめや家庭の問題だけでなく、ガソリンに替わるエネルギー源の開発が絡む。  しかし『穴』ほど荒唐無稽にして爽快ってわけじゃない。これが初読みの作家なら十分面白いと思ったかもしれないが。 『穴』を読んでいないならオススメ。

Posted byブクログ