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校長、お電話です! の商品レビュー

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2023/01/14

母校である百瀬中学校に校長として就任した柴山緑郎  通称 “シバロク” 47歳の若き新米校長の奮闘記 前任の校長は、市長の教育政策により採用された民間人校長だった。 しかしその政策は早々に失敗し、学校は荒れ放題。 引き継ぎもないままに、後を任されたシバロクだが、どう立て直してい...

母校である百瀬中学校に校長として就任した柴山緑郎  通称 “シバロク” 47歳の若き新米校長の奮闘記 前任の校長は、市長の教育政策により採用された民間人校長だった。 しかしその政策は早々に失敗し、学校は荒れ放題。 引き継ぎもないままに、後を任されたシバロクだが、どう立て直していくのか。 民間人校長の実態や、先生達の忙しい日々、校長の重責等、なかなか興味深い。 へぇー、と思ったのは、中学の教員は男性の方が多く、女性なら体育会系の身長の高い方が採用されやすい事。 小学校は女性の教員が多いらしい。 今もそうなのかな。 そして、 窓ガラスが何枚も割られる ドアが壊される タバコの吸い殻…… と、ちょっと古臭い荒れ方の気もするが、まぁいいか。 登場人物たちはなかなか魅力的です。 愛嬌があって親しみやすいシバロクはじめ、脇役たちも良い。 難問に立ち向かうシバロクは、娘の奈々江(大学生)の賢さに助けられ、 事務職員の福良さんとのコンビネーションは最高。 題名の「校長、お電話です!」 は、福良さんの声。 面白かったです。 シバロクさん、お疲れ様でした!

Posted byブクログ

2019/06/26

問題が頻発していた母校である中学校に、校長として着任したシバロクこと柴山緑郎。情熱と愛情をもって、生徒や教師に体当たりでぶつかってゆく新米校長の奮闘を描く物語。 教育の本来あるべき姿がここにある。建前論や虚飾で見せかけの教育を語るよりも、生徒と本音でぶつかることでお互いが理解でき...

問題が頻発していた母校である中学校に、校長として着任したシバロクこと柴山緑郎。情熱と愛情をもって、生徒や教師に体当たりでぶつかってゆく新米校長の奮闘を描く物語。 教育の本来あるべき姿がここにある。建前論や虚飾で見せかけの教育を語るよりも、生徒と本音でぶつかることでお互いが理解できる。教師の鏡のようなシバロクの言葉は、学校の世界だけじゃなく社会全体に通じる。

Posted byブクログ