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死はこわくない の商品レビュー

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8件のお客様レビュー

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2023/09/10

立花隆先生の本。 スピリチュアル的な“死後の世界”を信じる人にとっては、なかなか厳しい本。 臨死体験をあちらの世界の片鱗を見ることと捉えている人にとっては、なかなか辛い本。 要するに私にとって、なかなか受け止めるのに(心理的に)難しい本だったというわけで…。 でも救いにな...

立花隆先生の本。 スピリチュアル的な“死後の世界”を信じる人にとっては、なかなか厳しい本。 臨死体験をあちらの世界の片鱗を見ることと捉えている人にとっては、なかなか辛い本。 要するに私にとって、なかなか受け止めるのに(心理的に)難しい本だったというわけで…。 でも救いになるデータや言葉も載っていて、とても興味深く読めた一冊であった。そしてタイトル通り「死はこわくない」そう思える一冊であった。 しばしば引用されるギリシャの哲学者エピクロスの言葉が印象深い。「人生の最大の目的とは、アタラクシア=心の平安を得る事だ」 他にも印象深かったものを挙げようと思う。 ☀︎いくつになっても死ぬのがこわいといって大騒ぎする人はまだまだ若いのだ。 ☀︎死ぬのが怖いなんて考えている暇はありませんでした。昔、宇宙飛行士で、医師の向井千秋さんに、大事故を想定した訓練中、パニックになる人はいないのかと聞いたことがあります。彼女の答えはこうです。「みんな自分がいま何ができるかを考えて、必死で作業をはじめますから、プロとして意識が全面に出て、怖いとか言ったことは、あまり感じなくなるんですね」 いざ死の危機に直面すると、人間って、その状況を把握したり、その対応に駆け回ったりするのに精一杯で、死を心配している余裕なんてない。それが普通なんです。暇な人だけが死の恐怖にとらわれるんじゃないでしょうか。 ☀︎象は、死期が近いことを悟ると、仲間から離れてただ一頭、ジャングルの奥深くにある、人間は誰も知らない象の墓場に向かうといく。そして、墓場にたどり着くと、一人静かに、そこに山なすの象の骨と象牙の上に身を横たえるのだという。 ☀︎死の床にある子どもたちに会う時に見せて言うんです。「あなたはいまはまだ繭なのよ。でも、もうすぐ蝶になって飛び立つことができるのよ。蝶なるのは繭のままでいるよりずっと素晴らしいことなのよ。」 ☀︎個人の価値観を否定するために科学があるのではない 他にも立花隆さんの伯父さんの死の話や、立花隆さんの父親のことも興味深く読めた。 死を怖がり、死にたくないと思っているうちはまだ死から遠いようです。 個人的には 第二章 看護学生に語る「生と死」 が面白かった。

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2021/12/15

義父の本棚に置いてあって気になり。 すぐ読み終えるボリュームでした。 死の瞬間なんて結局誰にも分からないが、少しだけヒントがあって面白かった。後半の脳に関する話は難しかったな。

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2021/11/03

もうちょっと突っ込んだ思考や考察を期待したのだが割と表面的な議論に終始してたイメージ。立花氏の別の著書、「臨死体験」への序章みたいな。臨死体験も読んでみたい。

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2021/08/29

誰にでも公平に必ず訪れるもの死。死後どうなるのか。 生とは何であり、死とは何であるのか、人が生涯追いかけざるを得ない難問である。立花隆氏の書籍という事で、ある意味安心して、かつ論理的に、さまざまな実証を交え考える事ができる。 誰しもが読むべき必読書かも知れない。

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2021/07/21

前半の生い立ちのような記事は楽しく読めた。看護師の卵に向けての講義内容が秀逸。医師として頭に入れておくべき対応集「がん診療レジデント」という3年ごとに改定される本の存在に興味を持つ。kindleには対応していないし図書館にもない。後日、本屋で確認、専門家が使うハンドブックだった。...

前半の生い立ちのような記事は楽しく読めた。看護師の卵に向けての講義内容が秀逸。医師として頭に入れておくべき対応集「がん診療レジデント」という3年ごとに改定される本の存在に興味を持つ。kindleには対応していないし図書館にもない。後日、本屋で確認、専門家が使うハンドブックだった。一般人には敷居が高過ぎるのと、自分が見たかった本人や家族への接し方についての記述はほんの一部だった。

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2021/06/26

立花隆氏の訃報にふれて、久しぶりに立花氏の本を何か読もうか、と手に取った。老境に入って死が怖くないというのは、逆説的にかえって意識してしまうようになったのだろうか、なんて感じなくもない。でも本書を読んでみると、納得するところもあった。俺自身が、はじめて死の恐怖を感じたのは幼稚園く...

立花隆氏の訃報にふれて、久しぶりに立花氏の本を何か読もうか、と手に取った。老境に入って死が怖くないというのは、逆説的にかえって意識してしまうようになったのだろうか、なんて感じなくもない。でも本書を読んでみると、納得するところもあった。俺自身が、はじめて死の恐怖を感じたのは幼稚園くらいの頃だったと思う。まっくらで、何もきこえず、何も感じない、なにも考えられないという世界を想像して、ものすごく怖くなったのだ。母に「人間はなんで死ぬの?」なんて聞いたものだっけ。読みながら、そんなことを思い出したな。 読みつつあれこれ考えたり、刺激的な本だったと思う。これに合わせて、キュブラー・ロスも読んでみようかな。

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2020/10/14

本当にタイトルどおり死が怖くなくなります。希死念慮がある状態で読むとうっかり実行したくなるくらいに。

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2019/12/08

人間にとって恐怖というのはその存在が「わからない」から。 だから物陰に何かがいる恐怖も、それが猫だとわかると怖くなくなる。 では「死」というのはどうだろうか。 「わからない」のか、それとも「わかろうとしない」のか。 著者の視点で臨死体験や生死について書かれたこの本は内容的...

人間にとって恐怖というのはその存在が「わからない」から。 だから物陰に何かがいる恐怖も、それが猫だとわかると怖くなくなる。 では「死」というのはどうだろうか。 「わからない」のか、それとも「わかろうとしない」のか。 著者の視点で臨死体験や生死について書かれたこの本は内容的な面白さと同時に「死」について深く考えさせられる一冊です。

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