暁花薬殿物語 の商品レビュー
なかなか進まない
似たような平安ものファンタジーをいくつか読んではいるが、この作者はなかなか話が進まない。 細かい描写というより、ただ、だらだらと話が続いているだけで、伏線としてはあまり意味がないところが多く感じる。 起承転結の起だけで半分以上のページが・・・。 ようやく承にきて話が盛り...
似たような平安ものファンタジーをいくつか読んではいるが、この作者はなかなか話が進まない。 細かい描写というより、ただ、だらだらと話が続いているだけで、伏線としてはあまり意味がないところが多く感じる。 起承転結の起だけで半分以上のページが・・・。 ようやく承にきて話が盛り上がって・・・? 転は残り4分の1あたりでかなり駆け足気味。 結がわずかで次回へ続く・・・? 表紙絵は良いのだけどね・・・。
のこのこ
最初漢字の読み方が難しくて「ちょっと読みづらいかも…」と心配だったんだけど、結構面白い!! ただ、キャラはみんないいキャラしてるけど、いまだに大臣の違いがわからない…まぁいいか(笑) 2巻も楽しみ〜!
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平安風宮廷ファンタジー。 いきなり円満離婚のために大蒜丸齧りとは中々にぶっ飛んだヒロインだと思ったが、自身に仕えてくれる女官たちへの気遣いや、自身の振る舞いが彼女たちに影響することをしっかりと理解してくれるのは中々に好感が持てる。 帝様も型破りな部分が目立つがよく見れば芯の通ったいい男。 とりあえず暁下姫お付きの成子には頑張ってと言いたい。 冒頭から期待を裏切ることなく、薬の要素が自然と物語にアクセントを加えている。ライト文芸作品であることを差し引いても、言葉遣いにお付きの者や官吏の振る舞いも後宮モノとして違和感を感じるようなものはない。 ただどっかで見たことないか?と聞かれると否定はできない。もっとも今時みんなそうだし、それに作品として面白いし。
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突如として東宮になった人に、突如として嫁ぐ事に。 すぐ終わる人に、教養ある娘を嫁がせたくない、というのは 分かりますが、終わらなかったら、どうするのでしょう? 名前だけの、と言われて、別に嫁がせられるのはいいですが 言い聞かせて育てていたら、あれ? と本人が 首傾げたりしないの...
突如として東宮になった人に、突如として嫁ぐ事に。 すぐ終わる人に、教養ある娘を嫁がせたくない、というのは 分かりますが、終わらなかったら、どうするのでしょう? 名前だけの、と言われて、別に嫁がせられるのはいいですが 言い聞かせて育てていたら、あれ? と本人が 首傾げたりしないのでしょうか?? 猫によって若干頭がでた状況の、皇后候補主人公。 やられてる事が、光源氏のようでしたが 本人が突っ込んでいる事に納得。 現実でやると、誰が片付ける? という話です。 そうしてこうして、どうにか目的は果たしたわけですが 残り3人も残ったわけですし、しかも皆様事情ありで 一番大丈夫(?)そうなのは、一番面倒そうな物件。 全員生き残るのか、一人ずつ排除されていくのか。 そこもちょっと気になります。
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後宮での立后を題材とする平安朝風ファンタジー。 主人公は一族の本命の后がねの姫の身代わりになった、傍流の姫。 といっても、まったく悲劇的な雰囲気はなく、本人が目指せ、円満離縁と口にするほど。 その闘争心ゼロの姫君、千古。 虫愛づる姫君ではなく、薬草にご執心。 その知識が、帝の...
後宮での立后を題材とする平安朝風ファンタジー。 主人公は一族の本命の后がねの姫の身代わりになった、傍流の姫。 といっても、まったく悲劇的な雰囲気はなく、本人が目指せ、円満離縁と口にするほど。 その闘争心ゼロの姫君、千古。 虫愛づる姫君ではなく、薬草にご執心。 その知識が、帝の信頼をかち得ていくのだが…。 自分が傀儡に過ぎないと自覚した帝と、寵を得ることにまったく興味がない中宮の今後は? 彼らは世の中を変えられるのか? そして立后レースの敗者となった有明ら、ほかの姫君も、結局しきたりから離れて後宮にとどまることになり、さらにひと悶着ありそうな雰囲気。 枕草子に親しんできた身としては、登花殿と聞くだけで、ちょっとときめく。 渡殿に汚物ぶちまけという、源氏を思わせるエピソードも登場し、桐壺更衣とはおそらく違う、たくましい解決策がとられ、なかなか面白い。 そういえば、これは人間世界とそっくりな、人ならぬものの世界だとか。 やがて人間世界ともクロスすることもあるのだろうか? さて、自分は今後、このお話を読み続けていくべきか…。
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Tさんのおすすめ。 ありがちな帝ものかと思っていたら、 案外面白かった。 薬師を目指して毒を試し、 帝を選ばれないことを目標に入内する姫の 屁理屈というか考え方が悪くなかったし、 そうそうに登場した猫の命婦、 主人公につきそう幼なじみの従兄弟、 振る舞いが悪ければ姫を手刀で落とすという乳母と 個性的な登場人物たちも良かった。 ああ、雛で育った変り者の帝も。 全体的に平安貴族の文化をちゃかしているとも言えるが、 女官たちに気を配り、 自分を「姫」としてくれる女官たちの期待に応えようと 「姫」となり「正妃」となっていく流れも面白かった。 是非、姫とその従兄弟の「暁下妃」が妖妃となるまでを見てみたい。
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話が動き出すまでが、ちょっと退屈。続き物の一巻だからこんなものかな、と思って読まないと苛々するかも。キャラたちも総じて顔見せ的な登場なので、面白くなるとするなら次巻以降かな。次に期待。 帝のキャラクターは好きです。
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