1,800円以上の注文で送料無料

電通の正体 新装版 の商品レビュー

3

5件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    2

  3. 3つ

    2

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2023/01/16

所用で紳士服のAOKIに行くと店員の付き纏いも無く、客入りも無し。それは偶々だろうが、思い出せば至近、東京五輪の汚職で前会長が逮捕。中心的役割を務めた電通に捜査のメス。大して驚きも無いのは電通の巨大利権、悪名が既知の事だからか、高橋まつりさんの過労自殺や安倍晋三の国葬、そうでなく...

所用で紳士服のAOKIに行くと店員の付き纏いも無く、客入りも無し。それは偶々だろうが、思い出せば至近、東京五輪の汚職で前会長が逮捕。中心的役割を務めた電通に捜査のメス。大して驚きも無いのは電通の巨大利権、悪名が既知の事だからか、高橋まつりさんの過労自殺や安倍晋三の国葬、そうでなくとも芸能関係で何かと賑わす疑わしき会社。自信に満ちた同社社員の価値基準は、自分とは随分違うなと感じた付き合いも思い出す。 日本中が電通に張り巡らされたネットワークに絡め取られているような気がする。トヨタ自動車、キャノン、セイコー、日立製作所、エーザイ、資生堂、味の素、花王、KDDI、太田胃散、新潮社、朝日新聞、東京海上火災、オムロン等のコネ社員が電通に雇用されているのだと本著。事実はよく分からない。本著は、週刊金曜日の掲載記載。やや、ゴシップ寄りの内容だが、自らは電通と利害関係が無いからこそ、遠慮なく記事掲載可能だという。 何が電通を肥大化させたのか。政治との繋がり、視聴率調査会社他、業界の寡占化。言論の自在化による揉み消し、扇動、それを操作する事での権利者との貸し借り。過剰接待、イベントプランニングにおける業界への影響力。ペンは剣より強いという以上のネットワーク力による人間関係のヒエラルキーに君臨する力。洗脳と扇動を商売道具とし、欲望への提案を得意技とする仕事人集団。こうした巨大利権の成功者を国家としてどう抱え込むのか、宗教団体然り、本著以上に構造的な考察をした本を読みたくなった。

Posted byブクログ

2020/06/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 「電通」、戦後のメディアを黒子ととして支えながら、政財界にしっかりと根を張り、その栄華を築いてきた様子がよく分かる1冊だ。  一般の国民のあずかり知らぬ領域で繰り広げられる黒子の大立ち回り、良くも悪くも、電通はトヨタを始めとする大企業になくてはならぬ存在となっている。嘆息…。

Posted byブクログ

2020/04/11

出典が出典なので、まあ話半分というか完全に信用すべきではないとは思いますが好奇心に抗えず読んでみました。 こういう世界もあるんだな…って感じです。電通本社に勤めてる知り合いがいたり、就活したりして感じましたが、たしかに会社愛がエグいです笑

Posted byブクログ

2019/07/11

興味ある対象なので、本書を手にしてみたものの、書きっぷりに品がなく、読み進めることが苦行に感じられるレベルでした。 本に表そうという意義にはとても共感できるのに。

Posted byブクログ

2021/08/21

よくも悪しくも週刊金曜日的な書き方、というのが率直な印象。書籍としてのまとまりは、残念ながらあまりない。

Posted byブクログ