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元気になるシカ! コミックエッセイ(2) の商品レビュー

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2023/09/30

借りたもの。 著者の術後のガンとの向き合い方、抗がん剤の副作用のこと、日々の生活を綴ったもの。( https://booklog.jp/item/1/4040686683 )続編。 入院中の病室での出来事…病室での過ごし方だけでなく同室の他の患者さんの悲喜こもごもを垣間見てしま...

借りたもの。 著者の術後のガンとの向き合い方、抗がん剤の副作用のこと、日々の生活を綴ったもの。( https://booklog.jp/item/1/4040686683 )続編。 入院中の病室での出来事…病室での過ごし方だけでなく同室の他の患者さんの悲喜こもごもを垣間見てしまったり… そこに見える死との向き合い方も。時に友人に不安をぶつけて電話を切られてしまったり。(確かにウダウダ言われるとウザく感じてしまう…) 仕事との向き合い方も。 漫画家さんなのでデスクワークと認識して読む。 突然の腹痛や気分の悪さ。 中々、まとまって集中して仕事にかかれない。 それでも焦らず、ゆっくりと仕事をする。少しずつ。

Posted byブクログ

2023/08/19

▼抗がん剤治療という山を登った後 日常生活という道は今までと少し違った景色になりました  急がずマイペースに でも限られた時間を感じながら  淡々と前向きに (p.6、『元気になるシカ!2』) 本読みの友より、こんな本を読んでいると教えてもらったなかから、図書館にあったのを借りて...

▼抗がん剤治療という山を登った後 日常生活という道は今までと少し違った景色になりました  急がずマイペースに でも限られた時間を感じながら  淡々と前向きに (p.6、『元気になるシカ!2』) 本読みの友より、こんな本を読んでいると教えてもらったなかから、図書館にあったのを借りてみる。コミックエッセイで、ひとり暮らしの漫画家さんが、卵巣がんが発覚してからのこと(治療やその後も含め)を描いたもの。 私には、治療後の話を描いた2冊目がとくに良かった。3年前、仕事がパンクして、自分もギリギリを超えてしまって、職場を休み、そのあと少しずつ復帰して…という自分の「休職後」や「これから」にも似てるなーと思えて。お医者には「自分の体の声をきくこと」と、ずーっとずーっと言われている。 ▼治療後は"今の自分の体"の日常を知る作業が続く それはとても地味で 自分の体調を向き合うことの連続で でも多分それが一番大事なこと だって日常が人生だもんね(p.145、『元気になるシカ!2』) (2023年8月14日了)

Posted byブクログ

2019/04/06

1,2続けて読みました。若くして卵巣癌になってしまった作者の日常を淡々と、ですが、心情、周囲との関係もしっかりと伝わる実話エッセイ漫画です。治療に携わっている自分にもすごく参考になりましたし、スタッフ、患者さん達にも勧めます(^^)

Posted byブクログ

2018/12/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

前作は入院手術に関すること中心に描かれていたが、今作はその後、退院後から通院の過程を描いている。多くの闘病記が退院して終わりのことが多い中、通院やその後の処置等に触れているのは貴重なことである。患者当事者はもちろんのこと、家族も為になる情報だと思われる。一読する価値のある本。

Posted byブクログ

2018/07/01

こうした闘病記の「その後」について記された著作は実はそんなに多くはないと思う。 作者さんは外科手術後の癒着と推定される腹痛と簡単に安定しない体調にしばらく苦しめられる。患者のこうした状況はなかなか公に伝わりづらいし理解もされづらい。それは、後遺症状は患者一人一人で少しずつ異なるの...

こうした闘病記の「その後」について記された著作は実はそんなに多くはないと思う。 作者さんは外科手術後の癒着と推定される腹痛と簡単に安定しない体調にしばらく苦しめられる。患者のこうした状況はなかなか公に伝わりづらいし理解もされづらい。それは、後遺症状は患者一人一人で少しずつ異なるのも一因だと思われる。 他ならぬ私自身、2年前に作者さんと同じ病名と進行度で手術と治療を受けたが、この作品に登場するのとはまた異なる後遺症に見舞われ、更に別の持病が悪化し、未だに万全な体調で仕事ができる状態には至れていない。 なので作者さんがなかなか思い通りに戻らない体調を労わりつつ戦い、時に挫けそうになりながらも周囲のフォローを受け、前を向くことを忘れずに仕事復帰に臨む姿勢にはとても共感が持てる。 ちなみにこの作品は、組織に属さない個人事業主がいかに良い形で職務復帰するか? の一事例でもある。雑誌の担当編集者が、作者さんの回復を温かく見守りつつ、出版ビジネスを担う者として冷静に、大事なお抱え作家が潰れず埋もれないように的確なタイミングで叱咤激励し、少しでも執筆ペースを戻すべく交渉し引っ張り上げて行くエピソードが、一見非情と言えば非情だが、純粋に凄いと思いながら読んだ。

Posted byブクログ