罪びとの手 の商品レビュー
読んでいて謎が多いし読み進めてて楽しい。 葬儀屋の話であり、登場人物の息子がまた頭がキレる! 最後の最後で謎が解明されていくスッキリさもあり、 人は愛し愛されて生きてるんだと改めてわかった!
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(図書館本)お勧め度:☆6個(満点10個)。天弥さんの作品は2作目だけど、いつも、地味で、それでいて心を揺さぶられる作品が多い。今回も一言でいうと「葬儀屋」の話だけれど、最後にはどうして犯罪が行われたのか?なぜそうせざるを得なかったのかが良くわかる。舞台は川崎市の代々続く葬儀屋でのお話。連続少女殺人事件が続いている地域で廃屋に男性の死体があがる。事故処理された事件だったが、一人の警官が疑問を感じ独自で捜査する中で思いもよらぬ結末を迎えるという粗筋。実にうまく人の心情がよく描かれている。
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葬儀屋の御木本悠司が遺体を引き取りに行ったところ、父の幸大だった.滝沢刑事は遺体が幸大であるのか疑問を持ち、独自の捜査を続ける.悠司の兄昇一も同じ疑問を持ち、調べ始める.同業者の中守和哉が登場して話が複雑になる.息子の俊哉の出生もあり、和哉と悠司の駆け引きも出てくる.最終的には、...
葬儀屋の御木本悠司が遺体を引き取りに行ったところ、父の幸大だった.滝沢刑事は遺体が幸大であるのか疑問を持ち、独自の捜査を続ける.悠司の兄昇一も同じ疑問を持ち、調べ始める.同業者の中守和哉が登場して話が複雑になる.息子の俊哉の出生もあり、和哉と悠司の駆け引きも出てくる.最終的には、滝沢の推理が当たって意外な終幕となるが、少し途中が間延びした感じだった.悠司の会社の長岡姫乃の存在が面白かった.
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廃ビルで中年男性の死体が発見された。 身元が判明しない中、葬儀屋が遺体を引き取りにくるが、葬儀屋・御木本悠司は、その遺体を目にした瞬間、刮目した。 「これは俺の親父だ」。 その偶然に疑問を持った刑事・滝沢圭は、単なる事故死と判断する本部に反発するようにその遺体に固執する。 世の中を賑わす幼女連続殺人事件、葬儀屋の葛藤と苦悩、不遇な警察官を親に持つ刑事のトラウマ・・・・・・様々な要素が絡み合う中、意外な犯人と動機が明らかに! 平和な生活を犠牲にしてでも守らなければならない、刑事と葬儀屋の誇りとは・・・・・・慟哭の社会派ミステリー。 (アマゾンより引用) この作家さんの本格ミステリは最後泣かせてくるなぁ… 面白かった!!
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身元不明の遺体を引き取りにきた葬儀屋が、この遺体は自分の父親だという。事故死で一件落着かと思われたが、疑問を持った刑事が執拗に調べ始めて… 登場人物がそれぞれ内面に頑さを抱えていていまいち共感できなかったが、周囲の反対を押し切って脅したりすかりたりのテクニックで父の葬儀を強行しよ...
身元不明の遺体を引き取りにきた葬儀屋が、この遺体は自分の父親だという。事故死で一件落着かと思われたが、疑問を持った刑事が執拗に調べ始めて… 登場人物がそれぞれ内面に頑さを抱えていていまいち共感できなかったが、周囲の反対を押し切って脅したりすかりたりのテクニックで父の葬儀を強行しようとする葬儀屋の不気味さがよかった。葬儀屋のお仕事小説としても面白い。 事件の真相はちょっと強引で、むりやりいい話にまとめてる感じはある。
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これだけの騒動を起こして感動系になるのはいかがなものかな? とはいえ、途中までの親子関係の確執や兄弟の疑心暗鬼や同僚との不穏な様子の誰も彼も怪しい雰囲気は読んでいて楽しかった。 逆に葬式組曲くらいぶっとんでたら好感を持てたかもしれん。
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事件性がないとされた身元不明遺体に不審なものを感じて、休暇をとってまで調べる刑事。身元がわかってからも何か不自然な遺族。もし身元不明のままだったらうまくいってたのだろうか。
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ミステリーのトリックの中でも最大のタブーのひとつであるノックス的なあれを使った時点ではどうかと思ったのだが、ポイントはそんなところではなかった。謎解きよりも大切なものがそのあとに明らかになり、読ませてくれる。 文章が「セシューズ・ハイ」の頃より固いように感じたが、重いテーマを扱ったためだろうか。
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最後まで動機やトリックが読めないが、ちゃんと伏線が張ってありしっかり回収されます。 登場人物にも魅力がありミステリーとしてハイレベルな素晴らしい作品。
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