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ねじまき片想い の商品レビュー

3.5

37件のお客様レビュー

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2018/10/23

柚木さん大好きなんだけど、んー。主人公の生き方に共感できなくて、イマイチだし、推理と絡めてるところもイマイチ現実的じゃなくてんー。なんだけど、読みやすくて中盤からはするする読めた。

Posted byブクログ

2018/10/21

久しぶりの恋愛小説、今の自分(トキメキのない、日々に忙殺されている)には共感できないかも......。 と思ったら、裏切られた! 確かに片想いの恋愛小説だが、なんと謎解きではないか! 下町っ子なら馴染みのある、きっとモデルはあそことわかる老舗のおもちゃ屋<ローレライ>。 そこに勤...

久しぶりの恋愛小説、今の自分(トキメキのない、日々に忙殺されている)には共感できないかも......。 と思ったら、裏切られた! 確かに片想いの恋愛小説だが、なんと謎解きではないか! 下町っ子なら馴染みのある、きっとモデルはあそことわかる老舗のおもちゃ屋<ローレライ>。 そこに勤める富田宝子が本作の主人公。 スカイツリーを眺めながら、隅田川を水上バスで、三社祭の喧騒に花やしき、日本一の花火大会に陽気なカーニバル。 そんな愛しの場所を舞台に、謎解きと恋の物語。 面白くなかったらおかしいじゃないか。 作中、何度もこんな言葉が登場する。 「自分の心にねじを巻いてくれるのは、自分だけだもの」(192頁) それが宝子を前に進ませる。 ふわふわとした、やや浮世離れした宝子。 その溢れるアイデアは片想いゆえ。 また、宝子の周囲の人間も皆片想い。 なかなか煮え切らない彼らだが、不思議とイライラしない。 それどころか、自らねじを巻けるようになっていけるのを応援したくなる。 「ねじが回転してお互いの歯車がかみ合わなければ、いくら好きな相手と一緒でも、なんの意味もないのだ。大切なのは外側ではなく、内側で何が起きているかだった。」(242頁) この結論は素晴らしい。 これこそが柚木麻子! 自分が自分であること、それに気付き、自ら進めることができるのなら、かのように人は美しく輝くのだ。

Posted byブクログ

2018/10/16

普通のラブコメ的な話かな?と思ったら、 柚木さんお得意のミステリーエンターテイメント作品でした。 アッコちゃんシリーズや、あまからカルテットが好きな人は絶対好きなやつ。 主人公の富田宝子(タカラトミー!)だけでなく、他の登場人物もきちんとキャラ出ているのがさすが。 おもちゃプラ...

普通のラブコメ的な話かな?と思ったら、 柚木さんお得意のミステリーエンターテイメント作品でした。 アッコちゃんシリーズや、あまからカルテットが好きな人は絶対好きなやつ。 主人公の富田宝子(タカラトミー!)だけでなく、他の登場人物もきちんとキャラ出ているのがさすが。 おもちゃプランナーとか、浅草の街とか、すごく魅力的に見えます。

Posted byブクログ

2018/08/21

おもちゃメーカーのエースである主人公が片思いしているデザイナーが引き起こす問題を解決しようとするミステリー短編集。 片思い探偵ってコンセプトはなかなか面白い。実は片思いしてるのが周りバレてるのもありがちだがいいと思う。 最初の話は期待が持てたが、後の方の話になるとだんだん現実味が...

おもちゃメーカーのエースである主人公が片思いしているデザイナーが引き起こす問題を解決しようとするミステリー短編集。 片思い探偵ってコンセプトはなかなか面白い。実は片思いしてるのが周りバレてるのもありがちだがいいと思う。 最初の話は期待が持てたが、後の方の話になるとだんだん現実味が薄れていく。片思いの結末も結末になってない。結局は友情の話?続編作るからこれでいいのかな? お仕事、恋愛、友情、いろんな要素が混じり合ってるがどれも中途半端に感じた。好きな作家さんだから期待してたので残念な気持ちになった。

Posted byブクログ

2018/08/12

うーん、なかなか主人公に感情移入出来なくて難読でした…… 一途というには度が過ぎる、なんか違和感が…と思って最後まで読んだら、納得の言葉が出てきた。

Posted byブクログ

2018/08/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

いやー、面白かった!非現実だなと思うけど、突き抜けていてむしろ好き! 仕事ができる、なのに夢見がちな女・宝子。彼女が5年も片想いしている西島のために、殺人事件や傷害未遂事件を解決していくというストーリー。作品内の言葉を使えば「片想い探偵」モノ。 この宝子のいつまで経っても告白できない性格を受け入れられるかどうかで、作品の好き嫌いが分かれそう。うじうじととるべきなのか…。でも普通ここまで素人探偵できないから、やはり度胸はすごい。 ラストがラブラブなハッピーエンドにならないところも好きだー。

Posted byブクログ

2018/07/26

 好きな人のためにそこまでやるの,というところもあったが,それがまさに「片想い」ゆえなのかもしれない。主人公の健気さの中にブレない芯の強さがあり,実は一人でも生きていける完結した人にも見えてしまった。  本人は片想いを隠しているつもりなのにバレバレで,周りの人たちが主人公をとても...

 好きな人のためにそこまでやるの,というところもあったが,それがまさに「片想い」ゆえなのかもしれない。主人公の健気さの中にブレない芯の強さがあり,実は一人でも生きていける完結した人にも見えてしまった。  本人は片想いを隠しているつもりなのにバレバレで,周りの人たちが主人公をとても暖かく見守っている感じがほのぼのして良かった。

Posted byブクログ