1,800円以上の注文で送料無料

医療4.0 の商品レビュー

3.6

19件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    6

  3. 3つ

    8

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2023/04/06

私が今まで思っていたのと同じように、医師の仕事の本質は患者に寄り添ったコミュニケーションを通してQOLの向上と治療方法や現状の納得を目指すことである。それに注力するための医療技術。それに加えて予防医療や介護援助なども促進できる。 患者が医療に関して自立する傾向が強くなる。

Posted byブクログ

2023/01/25

medtechのトピックスをサラッと見るのに前半部分は良い。若干古い情報になってきたがコロナによる影響を考えながら読むのも面白い。ただ、どうしても医師の診断の仕事は近い将来全部機械に置き換えられる、、、というような意見には眉唾。対して、機械を導入するハードルを整理し、医師という人...

medtechのトピックスをサラッと見るのに前半部分は良い。若干古い情報になってきたがコロナによる影響を考えながら読むのも面白い。ただ、どうしても医師の診断の仕事は近い将来全部機械に置き換えられる、、、というような意見には眉唾。対して、機械を導入するハードルを整理し、医師という人材を活かすための技術、無駄を省くための技術、という観点の意見は受け入れやすかった。

Posted byブクログ

2022/04/10

高尾洋之先生の『デジタル医療』を読み、その流れで本書を手にした。テクノロジーが活用されることで、2030年の医療はどうなっているのかを未来予想するという企画。 冒頭は眼科医の加藤浩晃氏による総説、後半は先進的な取り組みをしている30人の医師へのインタビューで構成される。スタート...

高尾洋之先生の『デジタル医療』を読み、その流れで本書を手にした。テクノロジーが活用されることで、2030年の医療はどうなっているのかを未来予想するという企画。 冒頭は眼科医の加藤浩晃氏による総説、後半は先進的な取り組みをしている30人の医師へのインタビューで構成される。スタートアップの株式会社に携わる、主に30代の若手医師が多く、どちらかというとビジネスよりな内容か。 基本的にはAIに置き換えられる部分は積極的に置き換えて、医師は医療情報のキュレーション等、コミュニケーション部分を担う方向に向かいそうだ。また予防医学の重要性が高まっていることも読み取れた。 刊行は2018年なので、やや古いが、大まかなトレンドは変わっていないものと感じた。コロナ禍にあっても、思ったほどに遠隔医療は進まなかったとも聞く。診療報酬の問題も大きいと推察するが、加藤氏が指摘する「医療機関は変化を嫌う。なぜなら変化の余白も取れないくらいに慢性的に忙しい」という言葉は重い。知人の医師を見ていても、本当にそうだなと頭が下がる。

Posted byブクログ

2021/05/10

医療4.0という形でこれからの医療の方向性と、医療現場における最新のテクノロジーについてわかる本です。 第3章では個々のソリューションについて深掘りされているので、理解を深めることができます。

Posted byブクログ

2021/02/07

医療AIの全体像が少しわかる前半だけはまあ良いが、後半のインタビューは内容が薄く統一感がなく読み飛ばし。

Posted byブクログ

2020/11/04

ちょっと仕事上で必要に駆られて、手に取った本。 医療やヘルスケアに関わらない限り、こんな本読まないと思いますが、 自分のような素人でも大枠理解できるように書かれていて読みやすいです。 デジタル化に合わせて、医療やヘルスケアの在り方が変わっていくというテーマなのですが、 構成の3...

ちょっと仕事上で必要に駆られて、手に取った本。 医療やヘルスケアに関わらない限り、こんな本読まないと思いますが、 自分のような素人でも大枠理解できるように書かれていて読みやすいです。 デジタル化に合わせて、医療やヘルスケアの在り方が変わっていくというテーマなのですが、 構成の3/4くらいは、ヘルスケアテック系で起業している(主に)医師出身の人たちのインタビュー。 全部で30人います。 彼らがどんな問題意識を持っていて、どんなビジネスをしているかは、 インタビューを読めば大まかには理解できますが、 ちょっとポジショントーク的に感じるところもあるにはありますが、 それでも現場で起こった課題・問題意識を何とか解決したいという強い志から彼らの事業はスタートしていて、 応援したくなってしまいます。 まだまだ数は多くないのでしょうが、こんなに色々なところで、 変化の芽が起こりつつあることに少し驚きました。 日本の以上財政はこれからますます厳しくなるでしょうが、 こういった草の根から根本的に問題を解決するような動きになって欲しいものです。

Posted byブクログ

2020/07/14

1次情報ではないが、現場で働く医師のインタビューが掲載されており大変参考になった。同じサービスも視点が変われば見え方も変わってくるので、医療機関、患者や患者家族、行政、健康関連サービス会社、保険会社等、全ての立場でwin-winを達成できるとよいのだが。

Posted byブクログ

2020/01/05

日本の医療体制が置かれている現状、勃興しているテクノロジーがそれらに対し、どのような解決となり得るのか。 本書は、医師の立場から、現在の医療環境に存在する問題を解決するべく、事業を果敢にも立ち上げている医師たちが多く登場する。 とかく「4.0」と命名されているように、テクノロ...

日本の医療体制が置かれている現状、勃興しているテクノロジーがそれらに対し、どのような解決となり得るのか。 本書は、医師の立場から、現在の医療環境に存在する問題を解決するべく、事業を果敢にも立ち上げている医師たちが多く登場する。 とかく「4.0」と命名されているように、テクノロジーばかりに目が行きそうであるが、そうではない。今、医療の現場は、何が課題なのか?それを丁寧に拾い上げていくだけでも、多くのヒントが隠れており、解決しなくてはいけない課題はたくさんある。それらに対し、テクノロジーの側面で問題解決が図れるのであれば、それはどんどん推進するべき。 ヘルスケア×テクノロジー=ヘルステック というキーワードを多く聞かれるようになってきた。若い医師たちが、問題解決を目指して自分たちなりの解決策を突き詰めていく、そんな姿は多く学ぶところがある。

Posted byブクログ

2019/09/28

日本の医療を取り巻くマクロ環境の変化に対して、イノベータの方々の所見・打ち手の提案が集約されています。 少子高齢化による医療・介護を中心としたヘルスケア領域の激しい変化はAIのシンギュラリティなんかよりももっと現実的ですぐ近い将来にある課題なんですよね。 医療の個別化、主体化とい...

日本の医療を取り巻くマクロ環境の変化に対して、イノベータの方々の所見・打ち手の提案が集約されています。 少子高齢化による医療・介護を中心としたヘルスケア領域の激しい変化はAIのシンギュラリティなんかよりももっと現実的ですぐ近い将来にある課題なんですよね。 医療の個別化、主体化というお話が出てきますが、この辺の領域を保険制度に依存しない領域まで広げていくことが近未来のヘルスケアのあるべき姿だよなあという感想です。

Posted byブクログ

2019/07/02

国の医療費の現状と展望、患者の立場から見える医療や病院の問題点はニュースで取り沙汰されやすいが、改善にはどのようなアプローチがあるのかを把握したく読んだ。 問題は数多ではあるが、各分野の現場でそれを解決しようとする医師達の見方や取り組み方を知ることができた。 基本的にはテクノロジ...

国の医療費の現状と展望、患者の立場から見える医療や病院の問題点はニュースで取り沙汰されやすいが、改善にはどのようなアプローチがあるのかを把握したく読んだ。 問題は数多ではあるが、各分野の現場でそれを解決しようとする医師達の見方や取り組み方を知ることができた。 基本的にはテクノロジーの利用で雑務の効率化、自動化を図り、医師が本来取り組むべき、また医師でしかできないことに注力できる仕組み作りで、患者や財政を含めてより良い世界を作ることができるという方向性であった。 またテクノロジーの利用による患者側の意識改革(時にほぼ無意識での自動計測技術も含まれる)による予防という観点の重要性も把握できた。患者にとっても、医療者にとっても、財政の面でも、治療よりも圧倒的に低コストではあり推し進めていくべき方向性であることは間違いないが、そこに病がないため課題意識、モチベーションがそもそも生まれづらいというのが最大の問題かもしれない。

Posted byブクログ