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わたしだけのアイリス の商品レビュー

4.5

4件のお客様レビュー

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2025/04/15

 NHK-BSのドラマを観てからの本作読了。そのドラマ名は本作のうちの一つの章である「True Colors」からの引用でしょうか。 Hazel eyes、天草、天草の芋焼酎、そして天草の海の色と空の色に出会いたくなった。

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2025/02/06

現在(2025年冬)にNHK BSプレミアムで放送中の倉科カナ主演の連ドラ「TRUE COLORS」の原作。中盤辺りまでは見て、後半知らなかったが、予想はしてたけどちょっと感動した。作者の前に読んだ作品「グレース(これも滝藤賢一主演で連ドラ化された)」は最後が気に入らなかったが、...

現在(2025年冬)にNHK BSプレミアムで放送中の倉科カナ主演の連ドラ「TRUE COLORS」の原作。中盤辺りまでは見て、後半知らなかったが、予想はしてたけどちょっと感動した。作者の前に読んだ作品「グレース(これも滝藤賢一主演で連ドラ化された)」は最後が気に入らなかったが、この作品は終わり方も良し!

Posted byブクログ

2025/02/06

色彩のディーバーと呼ばれ世界へ羽ばたこうとした矢先、色彩を失うという怖さ・絶望に襲われる 捨てた故郷の天草で過ごす主人公の声が方言そのままで書かれているのがいい 天草の海岸の景色が浮かんでくるようだ 『本当に美しいものは目には見えない心で見るもの』という言葉が私の心に残った

Posted byブクログ

2018/09/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

初めて読む作家、とても良かった。久しぶりに二度読みした。 作者は遠藤周作氏に影響され、天草という堅実な信仰をもった人々が住む場所を舞台に静謐な物語を書きたかったと後書きにある。 ページを捲るのが楽しい。絵画、写真、食べ物、イタリア、そして美しく暖かな天草の風景、自分の感性に触れるものが詰まった本。 主人公の海咲は、才能溢れる「色彩のディーバ」と呼ばれるフォトグラファー。故郷や、家族、全ての過去をたち切って生きていた彼女には、写真だけが全てだった。しかし、先天性の色覚障害の発症により、仕事、地位、名声、恋人、すべてを失う。 絶望という深い海に落ちた海咲は、熊本の震災をきっかけに故郷に帰る。美しい風景と、捨てたと思っていた家族、故郷の人々、同級生の晶太郎、そして「たまには自分の立っている場所をしげしげと見つめみるのも、悪くなか」という恩師の言葉が、海咲を新しい道へ導く。 ゴッホは、自分が見えるモノを、心の目で感じ、キャンバスに描いていた、「星明りの夜」の紫は、紺色に。「セントポール病院の麦畑」のオレンジは黄金色に。「本当に美しかもんは、眼でみるもんとは限らん、心で見るものです」という恩師の言葉は、海咲の眼に新しい色を示し、自分にしかない個性として感じさせることになる。ゴッホが色覚異常だっという話は知っていたが、人の代償能力の凄さ、素晴らしさに驚いた。本当に「静謐さ」を心に落とす物語だった。

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