師弟の祈り 旅路の果てに の商品レビュー
人を滅ぼそうとする仙界と、それを阻止しようとする者と。 両者にそれぞれ肩入れする者がいて、大きな戦いに発展してしまう。 全知全能で永遠の命を持つ神仙たちは、人の祈りによって力を得ていた、という世界観が面白い。 何か「奴隷と主人の弁証法」みたい。 王弁は仙骨を入れる器となり、僕...
人を滅ぼそうとする仙界と、それを阻止しようとする者と。 両者にそれぞれ肩入れする者がいて、大きな戦いに発展してしまう。 全知全能で永遠の命を持つ神仙たちは、人の祈りによって力を得ていた、という世界観が面白い。 何か「奴隷と主人の弁証法」みたい。 王弁は仙骨を入れる器となり、僕僕と一体となることで新しい天地を作り出す。 いやいや、王弁はいつの間にこんなに器が大きな人物になっていたのか…。 薄妃の僕僕や王弁への思いや砰と董虔の絆にもほろりとさせられる。 シリーズの最終巻ということもあり、大変なスケールで、しかも感動的なトーンで描かれていたのだが… 本当にダメな読者で申し訳ないが、シリーズの第九作までを読んだのはもう何年も前のこと。 もう一回最初から読み返さないと、この巻の感動も理解できなさそうだ。
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シリーズが終わった。 やっと感なのか、寂しい感なのか、満足感なのか。 自分でもよくわからない。 最期はめでたしめでたし?でいいのかな? シリーズ途中から登場人物の多さや 期間長くあけて読んだりしているので、 個々の人物像がふわふわした感じになってしまいました。 個々の関係性の把...
シリーズが終わった。 やっと感なのか、寂しい感なのか、満足感なのか。 自分でもよくわからない。 最期はめでたしめでたし?でいいのかな? シリーズ途中から登場人物の多さや 期間長くあけて読んだりしているので、 個々の人物像がふわふわした感じになってしまいました。 個々の関係性の把握が難しかった。
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最終巻。王弁と僕僕の旅の結末は… 旅も一度きりの人生も思うがままに感じ、生きたいですね。丁度、疫病に見舞われた市中を回った空也上人を見てきたところだったので、人と神仏、人の祈りを強く感じました。
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皆さん書かれていることだが、最初の頃のほうが面白かった。 気弱な王弁を先生がからかったり手助けしたりしながらゆったり旅をしていくのは読んでいて面白かった。しかし後半になるにつれて話が突拍子も無くなっていき、多くの読者が置いてきぼりになったと思う。 師弟のいちゃいちゃも個人的には全...
皆さん書かれていることだが、最初の頃のほうが面白かった。 気弱な王弁を先生がからかったり手助けしたりしながらゆったり旅をしていくのは読んでいて面白かった。しかし後半になるにつれて話が突拍子も無くなっていき、多くの読者が置いてきぼりになったと思う。 師弟のいちゃいちゃも個人的には全く求めていなかった。 前半 星四 後半 星二 で平均星三、という感じ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
最終巻 今までの旅の総集編 思いでとこれからの願いが全部入った話 とても良かったです。 人も神仙もお互いどっちが強くてどっちが偉いとか… なんか考えてしまう物語でした。 王弁さん成長しましたね(w) 僕僕先生シリーズで「寂しい女神」が一番好きです。
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「僕僕先生」シリーズ完結編。 長いシリーズもついに終了。途中で挫折しかかったり、多分この一作前の作品は読んでいないのだが、終盤まで読んできたからには最後まで見届けたいと読んでみた。 今回の設定としては、勝手なことを繰り返す人間に怒った神仙たちが人間や人間の住む大地を滅ぼし新しい...
「僕僕先生」シリーズ完結編。 長いシリーズもついに終了。途中で挫折しかかったり、多分この一作前の作品は読んでいないのだが、終盤まで読んできたからには最後まで見届けたいと読んでみた。 今回の設定としては、勝手なことを繰り返す人間に怒った神仙たちが人間や人間の住む大地を滅ぼし新しい人間や大地を作り直そうとする一方で、人間の方も神仙たちに戦いを挑もうとしているところから始まる。 この作品での神仙と人間の関係として興味深いのは、神仙は人間を生み出す一方で、神仙もまた人間の祈りの力で支えられているという共存共栄の関係。これは浅葉なつさんの「神様の御用人」シリーズの神様と人間の関係とほぼ同じで非常に関心を持って読んだ。 だがこの理屈で行けば、神仙が完全に人間を滅ぼしてしまえば神仙もやがてその力を失い滅んでしまうのではないかと思えて、この戦いの結末はどうなるのか、ギリギリのところで僕僕先生たちが戦いを止めることができるのかという興味が湧いてきて読み進めた。 また、神仙にも僕僕先生のように人間に寄り添う存在もいくつかいたり、人間を完全に滅ぼすことに疑問を持つ存在もいたりして必ずしても希望がないわけではなかった。 懐かしの面々が出てきたり、僕僕先生と王弁との関係がより深まっていたりという点ではシリーズを追いかけてきた人間としては面白かったが、やはりシリーズ終盤は戦いが多くなんとも苦しい展開が多くてなかなか読み進められなかった。 この完結編も苦しい展開の中でも色んな絆が見られたのは良かったが、シリーズ序盤のような呑気な珍道中の雰囲気が好きだった私としては好みとは外れてしまっていたので残念だった。 しかしなぜ王弁だったのか、王弁自身がたどり着いた答えは腑に落ちた。人は弱いが強い。一人は脆くてもたくさんの人々の祈りは強靭だった。
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皆さん書かれているように、私もほのぼの旅の時が好きでした。 これを読んだ後「小さい板」というようになりました。
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なんだか壮大なお話しになってしまっていた… 気軽にほのぼの読んでた初期の頃が懐かしい 結局は…めでたしめでたし、なのかな? こういう結末で終わるんだなぁ と思った物語でした
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最初の頃のほのぼのした感じが好きだった。なんか話しが大きくなりすぎというか、シリアスになりすぎというか・・・
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長く続いた僕僕先生の最終巻。 王弁も立派になったし、二人が結ばれて喜ばしい限り……なのだけど、正直前巻から話が広がり過ぎて付いていけなくなってしまった感じ。
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