悪女イヴ 新版 の商品レビュー
「悪女イヴ」というより「自滅男クライヴ」の物語だ。他人の戯曲を盗作して人気作家になったクライヴの成功から転落まで。そこにイヴが絡むのだが、イヴを自分のモノにしたくて最愛の人、仕事、名声、富、全てを失い自滅していく。まあ盗作で得た名声や富だから、あぶく銭は身につかないというだけの話...
「悪女イヴ」というより「自滅男クライヴ」の物語だ。他人の戯曲を盗作して人気作家になったクライヴの成功から転落まで。そこにイヴが絡むのだが、イヴを自分のモノにしたくて最愛の人、仕事、名声、富、全てを失い自滅していく。まあ盗作で得た名声や富だから、あぶく銭は身につかないというだけの話かもしれないが、ラストは意外と明るい。「ミスブランディッシの蘭」に比べると女性の魅力も劣ると思う。
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ある作家から死に際に託された戯曲を、自作として売り出したクライヴ。彼の転落の人生の本当の始まりはそこからでした。悪女イヴとの出会いからではなく。果たして恋人のキャロルは、彼の嘘を知っていたのでしょうか。
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