春の宵 の商品レビュー
時間切れで途中までしか読めなかった。最初の一編はつらく哀しい話。なるべく見たくない社会の辛い部分、現実、という感じ。貧困、病、老い、、
Posted by
“「以前、クァンジュがお酒に酔ってこう言ったの。姉さんは悪人にはなれないよ、って。べつに善良だからじゃなくて、悪に対して無能だって言うのよ。そのときはなにを言っているのかわからなかったけれど、いまはわかるような気がする」”(p.126)
Posted by
短編集。「春の宵」、「三人旅行」、「おば(이모)」、「カメラ」、「逆光」、「一足のうわばき」、「層」。酒にまつわるお話が多い。酒を飲まないではいられない人たち。それだけ人生が辛かったのだろう。
Posted by
モチーフはお酒なのか、そこから滲んでくる過去なのか、内面に潜んでいる思いなのか。短編それぞれに味わいがあり楽しめた。濃厚なマッコリに身体全体を漬けられたような、半酔いの状態になるのです。酒を飲むことで言える本音、失敗、虚飾、嘘、それぞれの想いは異なるが、本作の酒はあまり楽しい酒で...
モチーフはお酒なのか、そこから滲んでくる過去なのか、内面に潜んでいる思いなのか。短編それぞれに味わいがあり楽しめた。濃厚なマッコリに身体全体を漬けられたような、半酔いの状態になるのです。酒を飲むことで言える本音、失敗、虚飾、嘘、それぞれの想いは異なるが、本作の酒はあまり楽しい酒ではなさそうだった。気がつくと作中人物と杯を交わしているような気分となり、思わず悲しくなり彼らに共感してしまうのでした。
Posted by
天才かも。 目の前で繰り広げられているかのような リアル感と 洗練された文章。 短編小説は苦手なのに この本は一つ一つ丁寧に 大切に読んだ。 ほんと素晴らしい。 彼女の本 もっと翻訳されると良いのに
Posted by
- 1