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琴乃木山荘の不思議事件簿 の商品レビュー

3.1

17件のお客様レビュー

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2018/09/13

標高2200mにある山小屋「琴乃木山荘」で働くアルバイトの絵里が出会う不思議な出来事。 『山と溪谷』に連載されていたシリーズをまとめた短編集である。 山岳×日常の謎の読みやすいライトなミステリだが、山の厳しさがいまいち感じられないのはちょっと残念。

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2018/08/15

大倉崇裕による新たな山岳ミステリーの開幕・・・とかなり期待して読んだんですが、なんかこう、あんまり・・ 連作短編のようなつくりにはなってるんですが、主人公である絵里さんについてちょこっと思わせぶりな部分があるくらいでむしろ一つ一つの事件はあっさりと終わっちゃう印象。それで終わり?...

大倉崇裕による新たな山岳ミステリーの開幕・・・とかなり期待して読んだんですが、なんかこう、あんまり・・ 連作短編のようなつくりにはなってるんですが、主人公である絵里さんについてちょこっと思わせぶりな部分があるくらいでむしろ一つ一つの事件はあっさりと終わっちゃう印象。それで終わり?くらいの。ちょっとした日常の謎レベルならともかくそこそこの事件だったりもあるのに「真相はこうでしたー」くらいのあっさり加減。 最終話も「こうならないと話がまとまらないよね」という予定調和な真相に思えてしまって。。。

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2018/08/10

山荘を舞台にした山岳ミステリ短編集。一応「山岳×日常の謎」と謳われているのだけれど……それは嘘ですね(笑)。殺人もけっこう起こってるじゃん。でもテイストは日常の謎に近い雰囲気で、穏やかな読み心地ではありましたが。 山岳、というととにかく峻険なところに命を懸けて登る、というような印...

山荘を舞台にした山岳ミステリ短編集。一応「山岳×日常の謎」と謳われているのだけれど……それは嘘ですね(笑)。殺人もけっこう起こってるじゃん。でもテイストは日常の謎に近い雰囲気で、穏やかな読み心地ではありましたが。 山岳、というととにかく峻険なところに命を懸けて登る、というような印象がありますが。これはそっちの方でも適度に緩めな印象なので、ライトな気分で読めました。だけど「三つの指導標とプロポーズ」では、やはり山は厳しいのだということを思い知らされたので。山の素敵さは味わえるのだけれど、私はこうして読むだけで充分です(笑)。

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2018/08/01

+++ 棚木絵里は、標高2200mにある山小屋「琴乃木山荘」で働くアルバイト。山荘の目の前には標高2750mの竜頭岳が聳える。生真面目で繊細なオーナーの琴乃木正美。年齢不詳・正体不明なベテランアルバイトの石飛匠。絵里は彼らと、山で起こる「不思議なできごと」の真相に挑む。「この小屋...

+++ 棚木絵里は、標高2200mにある山小屋「琴乃木山荘」で働くアルバイト。山荘の目の前には標高2750mの竜頭岳が聳える。生真面目で繊細なオーナーの琴乃木正美。年齢不詳・正体不明なベテランアルバイトの石飛匠。絵里は彼らと、山で起こる「不思議なできごと」の真相に挑む。「この小屋、出るでしょう?幽霊」アルバイトの斎藤まゆみは、テント場の先の林の中で人魂を見かけ、さらに男の登山者の幽霊に取り憑かれていると言う。人魂、そして幽霊は本物なのか。絵里はその正体を見破れるか―。(第一話「彷徨う幽霊と消えた登山者」)ほか、わずかな手がかりから真実を導き出す全七話を収録。気鋭のミステリ作家が挑む「山岳×日常の謎」の新機軸! +++ 琴乃木山荘の周りで起こる七つの事件の物語である。山に登る人、山小屋を訪れる人、山小屋で働く人、それぞれに理由があり、下界に置いてきた何かがあるのかもしれない。山の日常は、愉しいが、真剣で、些細なことが命にかかわることもあるのを思い知らされる。山の知識や洞察力で目の前の謎を解き明かしてしまう石飛が、格好いい。そんな彼もまた、下界でのことは多くを語らない。アルバイトで入った絵里もまた、下界に屈託を置いてきたのだが、それさえも解き明かされることになる。この先ももっと見ていたい一冊である。ぜひシリーズ化してほしい。

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2018/07/07

【収録作品】彷徨う幽霊と消えた登山者/雪の密室と不思議な遭難者/駐車場の不思議とアリバイ証明/三つの指導標とプロポーズ/石飛匠と七年前の失踪者/竜頭岳と消えた看板/棚木絵里と琴乃木山荘

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2018/07/06

山岳ミステリを数多く著している大倉さんだが、今作はそこに日常の謎を組み込ませている。であるからいつもの山岳ミステリよりは明るい作風になっている。 山で起こる不思議な出来事の真相に、山小屋のアルバイトの主人公が挑む連作短編集であるが、謎解きに山の知識が必要だったりして、ミステリとし...

山岳ミステリを数多く著している大倉さんだが、今作はそこに日常の謎を組み込ませている。であるからいつもの山岳ミステリよりは明るい作風になっている。 山で起こる不思議な出来事の真相に、山小屋のアルバイトの主人公が挑む連作短編集であるが、謎解きに山の知識が必要だったりして、ミステリとしての満足度はイマイチだった。

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2018/06/28

2018年79冊目。山荘や山登りには馴染みはないけれど、面白く読めました。ストーリーは良かったが、謎自体はすこし小粒だった印象。

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