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いのちの花、希望のうた の商品レビュー

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2023/05/13

兄弟の画詩集ですね。 画を岩崎健一さん(兄)(1969~) 詩を岩崎航さん(弟)(1976~) お二人の合同作品です。 お二人は共に、進行性筋ジストロフィーに三歳の(兄弟共に同じ年代で)時に発病。 生き甲斐を求めて、お兄さんは絵を描くことに、弟さんは詩を書くことに挑戦されています...

兄弟の画詩集ですね。 画を岩崎健一さん(兄)(1969~) 詩を岩崎航さん(弟)(1976~) お二人の合同作品です。 お二人は共に、進行性筋ジストロフィーに三歳の(兄弟共に同じ年代で)時に発病。 生き甲斐を求めて、お兄さんは絵を描くことに、弟さんは詩を書くことに挑戦されています。 2014年6月に石巻で「生命の花 希望の詩 負けじ魂で歩む兄弟展」を開催。全国から大きな反響をいただく、とあります。 この詩画集は2018年にナナロク社から出版されました。 岩崎航さんの詩は、五行詩です。 その詩に、岩崎健一さんの花の絵が添えられています。 「母」「ふたり」「踏みだす」「暮らし」「はたらく」 「旗印」「希望」の七章で綴られています。  エッセイ  あとがき  お二人の経歴 ひとつだけ   一歩、踏みだし   走りだせたら   その勢いは少しずつ   小さな自分を   狩り出していく 紡ぎだすのにどれだけの苦労があるのか、想像出来ませんが、NHKでも紹介されたこともあるとの事でした。 花の絵も生命力に溢れ、美しい見事な作品ばかりです。 エッセイや詩を拝読すると、涙が自然とこぼれます。 お二人の写真も添えられています。とても芸術作品を産み出せるお身体では無いように窺えます。 お二人の生命力の強さに、命の大切さをしっかり受けとめさせていただきました。ありがとうございます。

Posted byブクログ

2021/12/01

お二人の障害や生活境涯の背景を知らずに(まえがきを飛ばして)花の絵と、詩だけを初め読んだ時に、純粋に絵の線が、とても繊細で色がぱっと鮮やかで美しく、詩に、自分の生きづらさを重ねてとても励まされました。 まえがきを読まずにお二人の写真を見て、「えっ?」と驚いて、それからまえがきを読...

お二人の障害や生活境涯の背景を知らずに(まえがきを飛ばして)花の絵と、詩だけを初め読んだ時に、純粋に絵の線が、とても繊細で色がぱっと鮮やかで美しく、詩に、自分の生きづらさを重ねてとても励まされました。 まえがきを読まずにお二人の写真を見て、「えっ?」と驚いて、それからまえがきを読み、お二人のエッセイを読んでからもう一度良みました。 今感じている気持ちを上手く言葉に表せないけれど、「生きる」こと、「自分が何をして生きるか」ということについて深く考えさせられました。 街中で困っているように見える障害のある方に、お声掛けしてもいいんだ、とも思いました。 これまでなんとなく躊躇われたので。 ただ、それ以前に作品が清らかで力強く、美して、心奪われずにいられないのです。

Posted byブクログ