島のエアライン(下) の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
天草エアーの物語、その2。2000年3月から始まった定期運行も、立ち上げ時に劣らず様々な苦労の連続、資金流出に悩む悪戦苦闘の日々が生々しく描かれております。その辺り、正に企業経営の物語であります。なお、下巻の表紙の絵は、ATR42-600(二代目の機体)、上巻の表紙は、ボンバルディアDHC-8(初代)。今は、天草から退役し、北欧の空を飛んでいるそうです。
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経営危機と再生が描かれる下巻。純粋経済的にはペイしてないとの理解でいいんでしょうか?単なるいい話ではなく、今に続く問題意識が感じられます。こういう商売は規模のメリットがないとつらそう。全国的にはいろいろニーズがありそうなんですが。
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「命をつなぐ島ん飛行機ば守れ!」――圧巻の完結扁! 地方自治体が独力で経営する日本初の定期航空会社「天草エアライン」。 開業4年目から業績が急降下。 運転資金も底を尽き、倒産が現実味を帯びる。 地域の医療も支える「島のエアライン」を関係者たちはどう救うのか!? 重整備...
「命をつなぐ島ん飛行機ば守れ!」――圧巻の完結扁! 地方自治体が独力で経営する日本初の定期航空会社「天草エアライン」。 開業4年目から業績が急降下。 運転資金も底を尽き、倒産が現実味を帯びる。 地域の医療も支える「島のエアライン」を関係者たちはどう救うのか!? 重整備や故障、乗客の減少、人材流出など、次々とトラブルに見舞われる。 民間航空会社から社長を招き、新路線も開設するが、思うような効果は上がらない。 倒産も視野に入るなか、関係者たちは"島の翼"を守るため、それぞれの持ち場で奮闘を開始する。
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順風満帆に進むものではなく、さまざまな課題が続々と出てくるが。 貴重な人材の確保、機体の老朽化、原油価格の影響など、いわゆるヒト、モノ、カネに絡むものだが、会社を存続させるというのとではなく、天草に住む人々に取って、なくてはならない存在に育て上げた思いを持ち、地元を愛し、地元を盛...
順風満帆に進むものではなく、さまざまな課題が続々と出てくるが。 貴重な人材の確保、機体の老朽化、原油価格の影響など、いわゆるヒト、モノ、カネに絡むものだが、会社を存続させるというのとではなく、天草に住む人々に取って、なくてはならない存在に育て上げた思いを持ち、地元を愛し、地元を盛り上げようと、みんながみんな熱い想いを持って活動されている事が表現されていて、グッときました。 機体の老朽化に対しては、第3セクターという形態で潤沢な資金があるわけでは無い状況ではありながらも、うまく後継機に引き継ぐことができ、更に初代機がまた違う国で一新されて活躍しているなんて、ものすごくステキなお話。 天草にはまだ訪れたことがないですが、是非天草エアラインを使って訪れたいです。
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