劉裕 豪剣の皇帝 の商品レビュー
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大剣を背負い幾度の戦場を越えてゆく劉裕。戦は好きだが政治に関心はなく、しかし周囲に集まる人々の希望や想いを託されやがて皇帝の高みに至る人生が描かれている。 育ての親である叔母や妻の臧愛親との交流を描いたシーンが常人離れした戦人である劉裕に人間味を持たせてくれる。 大剣を振るう劉裕と短槍を操る檀憑之のコンビがお気に入り。 劉裕死後の劉宋王朝の総括的なエピソードが、史記列伝後の太史公曰くを彷彿とさせる。
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歴史小説は面白い。 過去の話をドラマチックにしたて、現世では有り得ない英雄譚を楽しめる。 司馬一族の晋以後の話。 恐らく大した哲学もなく、戦いに明け暮れて貧民から皇帝に至る。 立身出世としては凄まじい。 話自体も気軽に読める。
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