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絶望キャラメル の商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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2021/01/02

 漫画を読むスピードでページが進んだ。 島田雅彦とは相性悪いのかな。ニヤケ顔でどうだ面白いだろ、と言われてる気がして白けてしまう。 2021正月読了

Posted byブクログ

2020/04/16

楽しく読みました。最後は放念にパワーが無くなってしまった。 装幀と冒頭の漫画に引っ張られてしまった。

Posted byブクログ

2018/11/08

コロンビア大学を卒業後、転々と職を変えていた江川放念は、伯父の跡を継いで廃寺寸前の山寺の住職となった。破綻した町を活性化するため、「原石発掘プロジェクト」を立ち上げ、埋もれた才能を持つ4人の高校生と出会う。美少女はアイドルに、微生物オタクは微生物学者に、石投げの得意な高校生はプロ...

コロンビア大学を卒業後、転々と職を変えていた江川放念は、伯父の跡を継いで廃寺寸前の山寺の住職となった。破綻した町を活性化するため、「原石発掘プロジェクト」を立ち上げ、埋もれた才能を持つ4人の高校生と出会う。美少女はアイドルに、微生物オタクは微生物学者に、石投げの得意な高校生はプロ野球のピッチャーにしようと奮闘の日々が始まるが・・・ 甘酸っぱい青春小説ともいえるが、将来への希望を繋ぐエンディングも良く、元気をもらえる小説ではある。

Posted byブクログ

2018/10/20

大人の役割を考えさせられました。背中を押したり、必要な人脈を仲介したり、評判を高める発信をしたり、あるところまでに限り行動を共にしたり、その行いは無償の贈与でありました。

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2018/09/17

この先4人はどうなるの!?と ハラハラしつつ読み進みました。 原石発掘プロジェクト、すごく良いです。 夢二が際立ったものがないとか言ってるけど 充分能力があるのに!すごいのに! トップで目立つことがないからって 何も成してないってのは違うのに!ってヤキモキしました。 支える人...

この先4人はどうなるの!?と ハラハラしつつ読み進みました。 原石発掘プロジェクト、すごく良いです。 夢二が際立ったものがないとか言ってるけど 充分能力があるのに!すごいのに! トップで目立つことがないからって 何も成してないってのは違うのに!ってヤキモキしました。 支える人、影で様々なことを画策してくれる人がいるからこそ輝ける人がいるのだと感じました。 ぐわーっと読めます。面白かったです。

Posted byブクログ

2018/09/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

島田雅彦がYA?と気になって読んでみた。東村アキコのマンガもついて、売る気満々。 で、どうだったかというと、つまんなかった。YA青春もの狙うんなら、もっと会話のテンポが良くないと。もっと笑えないと。キャラ立たないと。 じゃあ、普通の小説としてどうかというと、やっぱり面白くないんだよな。 都合よく行き過ぎでも、物語に勢いがあればいいんだけど、そうでもないし。 読んでスッキリするわけでもないし、考えさせられるわけでもない。 特にアイドルになった藍と野球選手になった鷹は本当に望んでたのか?向いてるのか?そこが納得できないのに、大人が、才能あるからって無理やり人生を変えるのって、どうなのかと思う。つまり、この放念という男に共感できないのだよ。美しい田舎町が過疎で産廃処理場ができそうで、元市長がそれに関わっているという大人の事情に高校生を巻き込むな、と。高校生が自主的に政治に関わるならいいんだけど、アイドルになったり野球選手や研究者になったりするのを、故郷の利権がらみの政治変える道具にするなよという気がしてならない。 島田雅彦もなぜこれを書いたのか。最近売れてないから?こういうの読むとラノベの作家って、若い人がサクサク読めるように上手いこと書いてるんだな、と逆に感心してしまった。 個人的にはラストシーンが気持ち悪い。これ、爽やかと感じるの?スタインベックの『怒りの葡萄』の授乳ほどじゃないけど、違和感があった。男の発想って感じ。

Posted byブクログ

2018/08/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

島田雅彦の新作『絶望キャラメル』が図書館で借りることができたので、読んだ。表紙と目次の前のウォームアップコミックとを人気漫画家東村アキコ(『海月姫』、『東京タラレバ娘』)がコラボしていて、新鮮だ。内容は財政破綻した地方の自治体をさらに産業廃棄物処理用地にしようと悪だくみする元市長の計画を住職として故郷に戻った坊主と高校生4人が阻止するという話。50代後半になり、口髭をたくわえ、大学教授。芥川賞6回落選というキャリアで今では選考委員となった氏の筆致は色褪せることなく、意地悪で辛辣でそれが読んでいて心地よい。 フジテレビの深夜番組で『文學ト云フ事』という番組を放送していたのはもう20年以上も前だ。懐古趣味な演出と、当時、ゴールデンでマスの心は鷲掴みしていると自負もあったであろうフジテレビが余裕をかまして、サブカルチャー路線を深夜枠でやっていたうちのひとつがそれだった。平成になり、文學というか、小説はサブカルに追いやられ、21世紀の今では漫画雑誌でさえも以前の発行部数の半分もいかず、廃刊も相次いだ。 島田雅彦の新刊が読めたと喜んでみたものの、奥付を見ると、今年6月20日初版の単行本だった。それが7月下旬に図書館で借りられてしまうというのも、なるべくお金をつかわないで生きるミニマリストの無間地獄だなと底の見えない井戸を覗いたような気になっている。小説では、主人公のひとり夢二が高校生4人の活躍ぶりを小説にしてデビューする。夢を語るのは若者の特権だ。中高年は彼らに託すか、嫉妬するしかないだろう

Posted byブクログ