福岡はすごい の商品レビュー
2001年から6年ほど福岡勤務を経験しているし、その後も毎年のように福岡を訪れているので町の雰囲気等は著者の言う事が納得できる。 著者が住んでいた千早の隣の香椎に住んでいた時に新たにできた駅だったが、当時はドコモのビルが1棟だけそびえ立っていたが今ではどんどん開発されすごい魅力...
2001年から6年ほど福岡勤務を経験しているし、その後も毎年のように福岡を訪れているので町の雰囲気等は著者の言う事が納得できる。 著者が住んでいた千早の隣の香椎に住んでいた時に新たにできた駅だったが、当時はドコモのビルが1棟だけそびえ立っていたが今ではどんどん開発されすごい魅力的な街になっている。 そして博多駅も九州新幹線開通に伴い立派な駅ビルが出来、隣にあった郵便局もあしゃれな商業施設に変わなど、どんどん変わってきているのも福岡の魅力の1つなのだろう。 そして福岡の変化として報道で起業やベンチャー支援、 海外からのインバウンド需要に積極的に対応していることなど自分が福岡を離れて以降の町の変化を感じる事が出来た。 しかしちょっと西海岸やシリコンバレーにこじつけ過ぎ、そして西海岸、シリコンバレーを賛歌し過ぎているように感じて後半はちょっとウンザリ気味になりながら読んだ。 P147に高島市長が「人口増加率にしても開業率にしても、福岡は国内主要都市の中ではNo1.でもここで満足するつもりはさらさらないですね。日本の外に出れば危機感しかない。外を見ると中が見えてきます。常に新しい発見があり、なぜ満足したら駄目なのかわかるんです。だから一段とスピードを上げて、どんどんチャレンジしていきます」と言う言葉があったが、これは向上したいと思ったいるものがあれば人、企業、都市に関係なく共通した思いだろうと思った。
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<目次> はじめに 第1章 すごい福岡とすごいアメリカ西海岸 第2章 住みやすさがすごい~人口増加率日本一の秘密 第3章 起業家がすごい~日本のシリコンバレー 第4章 イノベーションがすごい~有機ELとバイオ 第5章 都市戦略がすごい~「日本のシアトル」を目指す 第6章 多様化がすごい~「人種のるつぼ」の可能性 第7章 エンターテインメントがすごい~音楽・映像の拠点 おわりに <内容> 著者も大変楽しそうに書いているのが伝わる本であった。著者はジャーナリスト、文筆業。奥様は大学教授。この組み合わせで、東京、アメリカ西海岸、福岡と住んで、現在は奥様の仕事の関係で東京にお住まい。そこから「福岡がすごい」本を書いたわけである。3年余りの福岡住まいが彼を福岡びいきにさせたわけだが、もともと日本経済新聞社に在籍していたように経済系に強いので、第3~5章が特に詳しい。でも、福岡に住みたいと感じる書き方である。日本の東京一極集中はもう古い。大阪のように、東京と比較してどうにかしよう、ももう古い。相手は世界の都市。何かと規制の多い日本であるが、そこにもイノベーションはある。
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