とんでもない死に方の科学 の商品レビュー
飛行機の窓が割れたら、エレベーターのロープが切れたら、みたいな極限状況で人体はどうなるのかっていう本。フローリングの上のバナナは氷よりも摩擦係数が低いんだとか、胃の容量は4Lだとか、雑学ネタも豊富。
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もしもこんなことが起きたら……あなたはどう死ぬ? 「旅客機に乗っていて窓が割れたら」「眠れなかったら」そのような現実的な仮定から、果ては「宇宙空間からスカイダイビングしたら」「ブラックホールに身を投げたら」なんて非現実的な仮定まで、さまざまな死に方を考える本。 グロテスクでナン...
もしもこんなことが起きたら……あなたはどう死ぬ? 「旅客機に乗っていて窓が割れたら」「眠れなかったら」そのような現実的な仮定から、果ては「宇宙空間からスカイダイビングしたら」「ブラックホールに身を投げたら」なんて非現実的な仮定まで、さまざまな死に方を考える本。 グロテスクでナンセンスで、理知的でユーモアに満ちた、「好奇心に殺されそうな私たち」への本。
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呼吸できず酸欠でやられるパターンが多い。呼吸は大切なのだな。酸欠になると死ぬ前に意識を失う。自分がどう死んでいくのか、痛みを知らずに無意識中に死ねるのは不幸中の幸いか。
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科学の深堀りはなく、ただ死に方を集めただけの四方山話。 その上、集めた逸話にしても、例えばタイタニック沈没での低体温症の話をしておきながら、 それを生き延びて夜通し泳いだ人物について一切の言及もないことから、たいしたものではないことが伺い知れる。 暇つぶしの新書としてならばまだ使...
科学の深堀りはなく、ただ死に方を集めただけの四方山話。 その上、集めた逸話にしても、例えばタイタニック沈没での低体温症の話をしておきながら、 それを生き延びて夜通し泳いだ人物について一切の言及もないことから、たいしたものではないことが伺い知れる。 暇つぶしの新書としてならばまだ使いみちもあっただろうが、中途半端な単行本サイズでは持ち運びにも窮する。 中学生をなんとか科学に興味を持たせるための一冊としてならば、あるいは。
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誰しもが今までに思ったことがあるだろう疑問を科学的に説明してくれている。 根拠があるからか、今まで曖昧に思っていた部分を怖いと理解してしまえるところもあるが、どれも4ページほどで完結するようになっているので、読みやすい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
◯友人に勧められて読んでみたが、何も考えずに読めた。各タイトルの下に描かれた挿絵が可愛くて面白い。 ◯空想科学読本という本を大昔に読んだことがあるが、それに近い印象。誰かがこれやったらどうなるんだろう?と思ったことを、科学的に推論し、結論としは死ぬことになるのだが(1ケースだけ死なない場合もあった)、その死に方がどういった感じになるのか書いてあるところがまた面白い。 ◯科学的な推論が、ある種その方向に興味を抱くきっかけになることもあるのかもしれない。私は少し興味を抱いた。宇宙の話は怖いから流し読んでいたが。ナイアガラの滝に落ちる話や、エレベーターが落下する話なんかは昔からどうなるのか、と思っていたことに対して回答をくれたという点では大変面白い。ただ、科学に興味を持つなら、空想科学読本の方が健全かもしれない。 ◯元々が外国人さんの書いた本だから仕方ないが、コッテリとした皮肉の効いたジョークが入っているところに若干の白々しさも感じた。。。
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40個程度の死に方ウンチク本。一章が5ページ程度なので、朝の15分読書時間に読んでみた。 ・タイタニック号に乗っていて救命ボートが見つからなかったら? ・眠れなかったら? ・ブラックホールに身を投げたら? あたりが面白かったかなー!
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エレベーターに乗っていてケーブルが切れたとき、どうやれば生還できるだろう?宇宙服なしで宇宙に行ったらどうなるだろう? このようなとんでもない状況で生き残る方法を妄想するのは誰しも一度はやったと思うが、それに科学的に答えるのが本書である。ちなみにエレベーターが地面に激突する寸前に...
エレベーターに乗っていてケーブルが切れたとき、どうやれば生還できるだろう?宇宙服なしで宇宙に行ったらどうなるだろう? このようなとんでもない状況で生き残る方法を妄想するのは誰しも一度はやったと思うが、それに科学的に答えるのが本書である。ちなみにエレベーターが地面に激突する寸前にジャンプするのはあまり効果がなく、全身を平らにするのがいいらしい。そもそも現代のエレベーターはきちんとブレーキがついているので、このような心配はしなくてもいいのだが。 長年の疑問に答えが与えられただけでも読んでよかったが、この本は現実的な設定よりも荒唐無稽な設定を大真面目に議論しているギャップがとても笑えるところがいい。例えば、この本がいきなりブラックホールになったらどうなるか、とかアメリカから中国まで掘った穴に飛び込んだらどうなるか、といった話があるが、これは空想科学読本に近いノリだと思った。 一つ一つの項目はそこまで分量がないので、どんどん読み進めることができた。太陽の表面に行ったらどうなるか、など現実に検証しようがない事柄については推測で語られるが、あまりにも現実味がないと思われる話のいくつかは実話だったりするところが面白い。「粒子加速器に手を突っ込んだらどうなるか?」という項目があるが、なんと実際に粒子加速器に頭を突っ込んでいるときに陽子ビームを頭に受けたにもかかわらず生還した人がいるというのだから驚きだ。 だが何よりも笑えたのは、スケールの大きい話になってくると話の流れが似てくることだ。究極的には人間は分子の集まりであり、極端な設定では核反応レベルのエネルギーが人体に襲い掛かるので、人間を構成する分子がばらばらになってプラズマと化してしまうのである。読んでいると「おっこれはプラズマになるな」ということが分かってきてしまうくらいだ。定期的に人間をプラズマにする本はこれくらいではないだろうか?
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飛行機に乗っていて窓が割れたら?サメにかじられたら?蜂の大群に襲われたら? これらは明日にでも起こりそうなことだけれども、例えば、 フランケンシュタイン博士の装置に縛りつけられたら? この本に殺されるとしたら?金星に行ったとしたら?粒子加速器に手を突っ込んだら、読書中にいきなりこ...
飛行機に乗っていて窓が割れたら?サメにかじられたら?蜂の大群に襲われたら? これらは明日にでも起こりそうなことだけれども、例えば、 フランケンシュタイン博士の装置に縛りつけられたら? この本に殺されるとしたら?金星に行ったとしたら?粒子加速器に手を突っ込んだら、読書中にいきなりこの本がブラックホールになったら?! 私たちは一体どういう風に死んでしまうのか? いやいや、ちょっと待って!死ぬことが前提なの?! 結論から言うとこれらは、とてもとても美しい死に方とは言えない。 バナナの皮がどれだけ滑るかと言う内容は本書にもあるように日本人がイグノーベル賞を受賞している。 その結果バナナは大変危険だということがわかった。 バナナはとても危険だから規制しよう! のっているエレベーターのケーブルが切れた場合の死に方。 よくハリウッド映画ではケーブルが何者かに切られて中に入っていた人物が死んでしまうけれども、過去にそういった事故はなんと1回しか起きていない。 なんて安全な乗り物なんだろう。 本書69ページによると乗っているエレベーターのケーブルが切れたら死ぬ可能性は10億分の1未満である。 建物の2階に上るのに階段を使うと危険のはエレベーターのなんと10倍にもなる。 階段ってなんて恐ろしい!階段は危険だからなくそう! ブラックホールに吸い込まれたら死んでしまう。 の、前に、なんと人はとんでもなく長く引き伸ばされてしまうらしい。一瞬の間に。 この本に殺される方法もある。 大砲で打ち出したりを加速してぶつけてみたり燃やしてみたりあるいは突如ブラックホール化してみたり。 しかしもっと現実的なやり方でこの本を凶器に変えることもできるらしい。 127ページをご覧いただきたい。 紙でできた傷にばい菌が付いていて筋膜炎になった場合、死亡率は100%らしい。 この世に生を受けた瞬間に読者が死亡する確率は急上昇する。 人生の第一日目はとりわけ危険な日でなんと1000分の0.04の確率であの世に行ってもおかしくなかった。 次にこの確率が高まるのは92歳の時らしい。 それまでは死ぬ確率はとても低いと言うことである。 ぜひ元気な時に死に方の科学を読んで欲しい。 自分がとてつもなく落ち込んだ時にこの本は助けになってくれると思う。 なんてったってあなたは人生で1番危険な日を乗り越えたとても勇敢で勇ましくてラッキーな人物なのだから。
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堅苦しい文章ではなくユーモア交じりで面白く、例えも身近でわかりやすいので スイスイと読めるし科学の知識も頭に入りやすい。
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