1,800円以上の注文で送料無料

読書という荒野 の商品レビュー

3.8

143件のお客様レビュー

  1. 5つ

    30

  2. 4つ

    54

  3. 3つ

    34

  4. 2つ

    5

  5. 1つ

    3

レビューを投稿

2026/01/30

表紙と見出しに一目惚れした。 はじめに、と一章は著者の読書に対する考えが書かれていて好みだったのだが 2章からは著者の人生を形作ってきた本を挙げていき、その作家たちとの関係、出会い、出来事を綴っていく形式。著者の前作「編集者という病い」からの引用も多く含まれ、興味をそそられなか...

表紙と見出しに一目惚れした。 はじめに、と一章は著者の読書に対する考えが書かれていて好みだったのだが 2章からは著者の人生を形作ってきた本を挙げていき、その作家たちとの関係、出会い、出来事を綴っていく形式。著者の前作「編集者という病い」からの引用も多く含まれ、興味をそそられなかった。

Posted byブクログ

2025/10/23

 暁のボディビルダーこと幻冬舎社長見城徹さんの、読書遍歴、編集遍歴、いや、生き方がわかる本だ。 (僕が学生の頃、片岡義男さんがDJを務めるラジオ番組『気まぐれ飛行船』に、著者が暁のボディビルダーとして出演されていたのを憶えている)  著者の持論の中でも特に共感したのが、読書体験...

 暁のボディビルダーこと幻冬舎社長見城徹さんの、読書遍歴、編集遍歴、いや、生き方がわかる本だ。 (僕が学生の頃、片岡義男さんがDJを務めるラジオ番組『気まぐれ飛行船』に、著者が暁のボディビルダーとして出演されていたのを憶えている)  著者の持論の中でも特に共感したのが、読書体験を重ねた人は、必然的に一度は左翼思想に傾倒すると展開されているところだ。リベラリズムと言い換えても良いと思うが、人間の本質を描こうとする小説、あらゆる事象に問題意識をもって書かれるルポルタージュ、自分とは何か、どうあるべきかを考えると、リベラリズムという理想につながっていく。  社会の中で生活するという現実と向き合いながら、理想を摩滅させ、現実の実を取り入れ社会を生き抜くうち、バランスがとれた存在になっていくのだと思う。  しかるに現在の社会のありようはバランスを欠いた右傾化の様相を見せ、SNSは極論のオンパレードだ。これは、今の世の中は読書体験を積み重ねた人たちが少なくなった証左だと、本書を読んで気づかされた。  エコーチェンバー効果による同種の情報、しかも切取られた断片しか読まない人類が到達する社会は、息苦しいものになるだろう。正解が一つしかない思考で、他者をおもんばかることができないのだから。

Posted byブクログ

2025/10/03

この人が紡ぎ出す言葉には重みと深みがある。 自分に何か困難が訪れた時の指針となるような言葉と思考が凝縮されている。2年半前に初めて見城徹の本を読み、そこから現在に至るまで自分の行動の基礎の基礎を作ってくれた。改めてこの人の本を読むと、爆発的なエネルギーが湧いてくる。とても面白かっ...

この人が紡ぎ出す言葉には重みと深みがある。 自分に何か困難が訪れた時の指針となるような言葉と思考が凝縮されている。2年半前に初めて見城徹の本を読み、そこから現在に至るまで自分の行動の基礎の基礎を作ってくれた。改めてこの人の本を読むと、爆発的なエネルギーが湧いてくる。とても面白かった。

Posted byブクログ

2025/05/24

The団塊の世代な見城徹節が炸裂! そして面白い 自分は作家になれなかったから編集者になったみたいなことが書いてあったけど 見城さんの小説も読んでみたい 朝日のような夕日は吉本隆明が元ネタとか初めて知りました ベルリン天使の歌の批評も新鮮でした なんか鴻上尚史につながるピース...

The団塊の世代な見城徹節が炸裂! そして面白い 自分は作家になれなかったから編集者になったみたいなことが書いてあったけど 見城さんの小説も読んでみたい 朝日のような夕日は吉本隆明が元ネタとか初めて知りました ベルリン天使の歌の批評も新鮮でした なんか鴻上尚史につながるピースがちらほら

Posted byブクログ

2025/03/02

【読書論】 困難を経験したから読書をするのか、読書をするから困難を乗り切れるのかわからないが、困難と読書は不可分の関係にある 自己検証、自己嫌悪、自己否定→究極の自己肯定 読書を通して認識者に、そして実践者に 生きることは矛盾や葛藤を抱えて、それをどうにかしてねじ伏せていくこと...

【読書論】 困難を経験したから読書をするのか、読書をするから困難を乗り切れるのかわからないが、困難と読書は不可分の関係にある 自己検証、自己嫌悪、自己否定→究極の自己肯定 読書を通して認識者に、そして実践者に 生きることは矛盾や葛藤を抱えて、それをどうにかしてねじ伏せていくこと 【表現について】 極端なところからしか優れたものは生まれない ミドルからは何も生まれない いかに社会の「極」を経験するかで度量が決まる 【編集者としての仕事論】 大物3人と若い才能を持つ3人と仕事をできるように努力すれば、その中間層の仕事は勝手にやってくるから、自分で開拓しなくても来た中から才能を見つければいい →固定の顧客を増やすことによって利益を増やしていく仕事の全てに当てはまる 【熱い本】 五味川純平「人間の條件」 高橋和巳「邪宗門」「憂鬱なる政党」「悲の器」「我が心は石にあらず」 吉本隆明「転位のための十篇」「共同幻想論」「マチウ書試論」 ヘミングウェイ「勝者には何もやるな」「老人と海」 高野悦子「二十歳の原点」 奥浩平「青春の墓標」 ホセ・トレス「カシアス・クレイ」 【五木寛之 差別構造を想像力の産物として描き出す】 さらばモスクワ愚連隊 GIブルース 海を見ていたジョニー 戒厳令の夜 風の王国 【石原慎太郎 個体の快楽と掟】 太陽の季節 完全な遊戯 処刑の部屋 男の世界 弟 天才 老いてこそ人生 【大江健三郎 妄想と現実の交換】 死者の奢り 飼育 同時代ゲーム 【中上健次 時空を超えた血と憤怒の哀切】 岬 枯木灘 地の果て 至上の時 【村上龍 虚無と官能】 限りなく透明に近いブルー☑️ 悲しき熱帯 【林真理子 過剰と欠落】 ルンルンを買っておうちに帰ろう 星影のステラ 葡萄が目にしみる 最終便に間に合えば/京都まで 【山田詠美 抑えがたい性的な衝動】 ベッドタイムアイズ ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー 【村上春樹 生き方を犯すほどの才能】 風の歌を聴け 【宮本輝 仏教的世界観への変換】 避暑地の猫 綿繍 愉楽の園 春の夢 流転の海 【百田尚樹 驚異的なオールラウンドプレーヤー】 永遠の0 ボックス! 影法師 モンスター フォルトゥナの瞳 幻庵 風の中のマリア 【東野圭吾 見事なまでに人間を描く完璧なミステリ】 白夜行 新参者シリーズ 【宮部みゆき 「火車」の哀切なラスト】 火車 【北方謙三 読者を慟哭させ、魂を揺さぶる】 楊家将 血涙 【高村薫 歴史や社会の片隅に追いやられた者たちへの深い眼差しと情念】 リヴィエラを撃て 【草間彌生 性の情念】 マンハッタン自殺未遂常習犯 クリストファー男娼窟 ウッドストック陰茎切り 離人カーテンの囚人 死臭アカシア 【坂本龍一 残酷と悲惨な血塗られた崇高で静謐な想像】 千のナイフ 戦場のメリークリスマス ラストエンペラー out of noise async 【尾崎豊 自己救済としての表現】 【恩田陸】 蜜蜂と遠雷 【紀行本】 沢木耕太郎「深夜特急」 小田実「何でも見てやろう」 植山周一郎「サンドイッチ・ハイスクール」 大山高明「アメリカ青春旅行」 加藤恭子「ヨーロッパの青春」 佐藤優「十五の夏」 【恋愛小説】 アニー・エルノー「シンプルな情熱」「場所」 【アンドレ・ジッド 絶望し切って死ぬために今を熱狂して生きろ】 地の糧 【三島由紀夫 自らの観念に殉じて死ぬ生き方】 潮騒 金閣寺 豊饒の海 【団鬼六 一期は夢よ、ただ狂え】 宿命の壁 花と蛇 外道の群れ 真剣師 小池重明 【大藪春彦】 野獣死すべし 汚れた英雄 【阿佐田哲也】 麻雀放浪記 【つかこうへい】 熱海殺人事件 蒲田行進曲 郵便屋さんちょっと ストリッパー物語 寝取られ宗介 初級革命講座 飛龍伝 広島に原爆を落とす日 松ヶ浦ゴドー城 戦争で死ねなかったお父さんのために

Posted byブクログ

2025/04/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

▼読書で自己検証、自己嫌悪、自己嫌悪を繰り返し、言葉を獲得する。 ▼言葉で思考を繰り返し、自己肯定を得る。 ▼人生は短い。死ぬ時に自分にマルをするために努力する。 読書は自分と向き合うこと。 苦しさを伴いながら成長する。

Posted byブクログ

2024/06/21

はじめにある、読書体験をすると、左翼的な理想主義に一度は傾倒する、という部分に激しく同意。 最近の自分の社会に対する矛盾や差別に対する嫌悪感をうまく言葉で表現してもらい、それだけで救われた。

Posted byブクログ

2024/06/05

角川春樹が逮捕と幻冬舎文庫の設立、角川文庫大好きだった私にとって大きなできごとだった。もう随分前なんだなぁ…と思いつつ読む。 パワフルな読書だなと思う。 読書にパワーは必要だけど私はそこまでパワフルには読めないな。 読みたい本を見つけたり、あの本面白かったなと思い返したりしながら...

角川春樹が逮捕と幻冬舎文庫の設立、角川文庫大好きだった私にとって大きなできごとだった。もう随分前なんだなぁ…と思いつつ読む。 パワフルな読書だなと思う。 読書にパワーは必要だけど私はそこまでパワフルには読めないな。 読みたい本を見つけたり、あの本面白かったなと思い返したりしながら読み終える。 宮部みゆき「火車」、恩田陸「蜜蜂と遠雷」、山田詠美、東野圭吾も読んだなぁ…。 読書が私のベースを作った、いや作っていることは間違いない。

Posted byブクログ

2024/05/08

いや、まず萎縮するでしょ、 こんな人が上司だったら笑 そんな人を思いだして、 それを良い思い出にできる人にはオススメ。 トラウマの人は読まないほうがイイ。 そもそも手に取らないか。この表紙じゃ笑 でも内容は凄い。相変わらず。 凄すぎて、ついていけない箇所も多いのだが、 定期的にこ...

いや、まず萎縮するでしょ、 こんな人が上司だったら笑 そんな人を思いだして、 それを良い思い出にできる人にはオススメ。 トラウマの人は読まないほうがイイ。 そもそも手に取らないか。この表紙じゃ笑 でも内容は凄い。相変わらず。 凄すぎて、ついていけない箇所も多いのだが、 定期的にこの人の本を読まないとダメだなー、 と改めて思った。 「自己検証・自己嫌悪・自己否定が無ければ、 人間は進歩しない」 んー、深い。こんな言葉が有り難い、です。

Posted byブクログ

2024/05/07

過度で過激…とにかく普通の人の域を超えた情熱が本作りに対してある。それが見城さん。 普通じゃないから、すごいのだろう。 普通じゃないから、夢を実現できるのだろう。 自分のやりたいことは何だろ、夢は何だろう、好きなことは何だろう…などと考えている時点で凡人なのだと実感する。 寝食...

過度で過激…とにかく普通の人の域を超えた情熱が本作りに対してある。それが見城さん。 普通じゃないから、すごいのだろう。 普通じゃないから、夢を実現できるのだろう。 自分のやりたいことは何だろ、夢は何だろう、好きなことは何だろう…などと考えている時点で凡人なのだと実感する。 寝食を忘れるほど何か没頭したことはない。 それは、そこまでやりたいことがないということ。 しかし、昭和の生き方だなぁと思う。 ここまでどっぷりと他人と関わる現代人がいるだろうか…。すべてを曝け出して他人と向き合う若者がいるだろうか。 終わりの方で三島由紀夫について語っているが…日本が辿っている道を嘆いて命を絶つ若者が、はて令和の世にいるだろうか。 三島由紀夫にしろ、見城さんにしろ、その生き様は歴史になりつつある。

Posted byブクログ