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逃がし屋トナカイ の商品レビュー

3.4

9件のお客様レビュー

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2023/06/27

正確に書くと星3.8。 文章が軽くなく、内容としても面白かった。 なかなか小説で逃がし屋の話がないので、それも新鮮味があって面白かったし、リアルさがあった。 他の人も言っているように、まほろ駅前シリーズと似ている。 だが、こっちの方がよりダークな面がある。

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2021/12/05

人情味豊かだけどちっともほのぼのじゃない、個人営業の零細運送業者が運ぶハードで悲惨な人生ドラマの数々と、その背後で蠢く闇のビジネス。 敵役が神さんのトラウマをわざわざ解いてくれるの何でだろう?謎だ。 「ツインテールの娘」が何だか切なくてツンと来る。

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2021/09/05

一話完結的なミステリーか~さくっと読めそうだなーと思っていた前半。 読み進めて話が絡み合っていくうちに、ハードな結末へ。あっという間に読了。複雑な正義と悪のお。 実写化するなら誰だろーとか思っていたけど、あのラストだとなかなかすごい感じになるな。

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2021/07/06

ポップな表紙絵とタイトルの割に、 内容はおもくそハードボイルドだった(^ ^; 少年時代の暗い過去を引きずる弱小運送屋の社長と、 一緒に住み込みで働く「相棒」の若者、それに 主人公の幼なじみである熱血弁護士の女性の三人が、 自らの正義感に従って様々な苦労を背負い込んでいく、 と...

ポップな表紙絵とタイトルの割に、 内容はおもくそハードボイルドだった(^ ^; 少年時代の暗い過去を引きずる弱小運送屋の社長と、 一緒に住み込みで働く「相棒」の若者、それに 主人公の幼なじみである熱血弁護士の女性の三人が、 自らの正義感に従って様々な苦労を背負い込んでいく、 というのが大まかな流れ。 様々な「ひどい目に遭ってる人」が出てきて、 主人公たちはそれぞれの悩みに寄り添い、 救いの手を差し伸べていく。 連作短編集だが、全体で一つの大きなストーリーがある。 現代社会の闇の部分、逆らえない巨悪に翻弄されつつ、 窮鼠は猫に噛みつき、蟻の一穴をこじ開けていく。 アメリカンコミックのヒーローとは違い、 あくまで一般人の主人公たちは、暴力にはからきし弱い。 「巨悪」との圧倒的な力の差にズタボロにされながら、 それでも最後の最後まで諦めずに信念を貫く。 それには、主人公の少年時代の暗い過去が絡んでいる。 ちょっとオカルト要素と言って言えなくは無いが、 鼻白むほどではなく、十分納得できる範囲内。 一応はハッピーエンドを迎えるが、 「巨悪」のアタマをつぶせた訳では無し、 トナカイが「逃がした」人々の「その後」も気になるし、 読後も長く余韻が残る感じの一冊。 全く予備知識なしに手に取った一冊だが、 大当たりでした(^ ^

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2021/01/10

重いというか、おぞましい。バイオレンスな話も苦手だし、ちょっとキツかった。 もう少し軽いノリかと思っていたけど。名取さんだし。 ラストは救いがあるのだけど、途中経過が。

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2020/06/05

2020.5.8 ちゃんと最後までストーリーを巻き込んで結末までいってくれました。 面白かったけど何かが物足りなかったなぁ。 想像を超えなかったのか…

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2019/08/09

文庫のカバーの絵が変わってから欲しくなって買った本。 ただの連作ものかと思ったら、案外一つの結末へと向かう話になっていた。 一話目は「よかったね」って話なんだけど、最後まで読むと「よかったね」の重みみたいなのが変わっていて、面白かった。 二人の掛け合いもいいかんじなので楽し...

文庫のカバーの絵が変わってから欲しくなって買った本。 ただの連作ものかと思ったら、案外一つの結末へと向かう話になっていた。 一話目は「よかったね」って話なんだけど、最後まで読むと「よかったね」の重みみたいなのが変わっていて、面白かった。 二人の掛け合いもいいかんじなので楽しく読ませてもらった。

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2018/07/16

昔なら、「夜逃げ屋本舗」ですかね。 もっと、シビアな感じもするけど ある種のドライ感があってよい。

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2018/06/19

逃げるというのはとても重い決断。比較的軽いノリで物語は展開するのものの、かなりヘビーなところに物語は収束していく。 閉塞感が漂う町で、色々な人たちが複雑に絡み合っていく感じは、なかなかに読み応えがありました。

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