昆虫のすごい世界 の商品レビュー
1冊丸々昆虫である。 昆虫たちのいきいきとした姿がページいっぱいに収められており、その造形美を存分に味わえる。 “表面彫刻”と題された特集ページのマクロ写真で撮影された虫たちの美しさは鳥肌が立つほど。とりわけ斑猫は生きる芸術品といっても過言ではない。 愛らしいチョッキリ、イモ...
1冊丸々昆虫である。 昆虫たちのいきいきとした姿がページいっぱいに収められており、その造形美を存分に味わえる。 “表面彫刻”と題された特集ページのマクロ写真で撮影された虫たちの美しさは鳥肌が立つほど。とりわけ斑猫は生きる芸術品といっても過言ではない。 愛らしいチョッキリ、イモムシやツノゼミたちの個性豊かなフォルムに癒され、農業や牧畜をする蟻に和みつつも感心したり、読んでいて楽しい記事が多かったが人間として考えさせられたのは絶滅危惧種について綴られた小松貴氏による記事。 そこで紹介されているマイマイツツハナバチの生態は特殊過ぎて興味深く(卵を産み付けたカタツムリの殻の位置を慌てて戻すハチがかわいい)、目立たず客寄せにもならない虫など顧みず自分らの都合だけで活動する人類にやっぱり腹が立つが、人間活動で滅びる気の毒な生き物としてではなく、人類に驚きと希望をもたらしてくれる未知なるフロンティアの案内人として絶滅危惧種と向かい合いたいという小松氏の考え方に惹かれた。 彼の著書「絶滅危惧種の地味な虫たち」その内、読みたい。 https://booklog.jp/item/1/4480071261
Posted by
この前植物のを読んだから、世界の根幹と言えば昆虫と思って読んでみたけど凄えな… 人間の叡智とPCの処理って所詮植物と昆虫の模倣でしか無いみたいな厨二病ぽい考えに行き着くよね。超絶進んだ発想や科学の宇宙人が人間に知恵を授けるSFなんてありがちだけど、それって最初からそうなってるのに...
この前植物のを読んだから、世界の根幹と言えば昆虫と思って読んでみたけど凄えな… 人間の叡智とPCの処理って所詮植物と昆虫の模倣でしか無いみたいな厨二病ぽい考えに行き着くよね。超絶進んだ発想や科学の宇宙人が人間に知恵を授けるSFなんてありがちだけど、それって最初からそうなってるのに見えてないだけなんじゃなかろうかと。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
昆虫の世界は知れば知るほどすごい世界だなと思います。その姿かたち、擬態や飛翔、様々な道具・・・。丸山宗利監修「別冊太陽 昆虫のすごい世界」、2018.6発行。哺乳類4千種、鳥類9千種、昆虫は100万種。昆虫は動物種の7割以上を占め。大繁栄している。甲虫は37万種で、日本には1万3千種が。カマキリやタガメの狩り用の鎌、ケラのシャベル、バッタのバネ、クワガタの鋏、チョウのストロー、夜行性のガのセンサー(触角)・・・。昆虫で私達にポピュラーなのは、甲虫、チョウ・ガ、トンボ、セミ、アリ、バッタでしょうか。
Posted by
- 1