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ゲノム編集と細胞政治の誕生 の商品レビュー

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2018/10/13

iPS細胞はノーベル生理学・医学賞を受賞した。最たる利点としては、ES細胞と異なりヒトの受精卵を使わないために生命倫理の問題が無いということであった。しかし、豚から抽出したヒト臓器をヒトに入れるのに倫理問題は本当にゼロなのか?新たな倫理的問題は発生しないのか?ということを焦点に、...

iPS細胞はノーベル生理学・医学賞を受賞した。最たる利点としては、ES細胞と異なりヒトの受精卵を使わないために生命倫理の問題が無いということであった。しかし、豚から抽出したヒト臓器をヒトに入れるのに倫理問題は本当にゼロなのか?新たな倫理的問題は発生しないのか?ということを焦点に、これまでの生命倫理に関する議論、ヒト細胞を実験に用いることの取り決めなどを説明している。抽象的言い回しが序盤に多いため若干読み辛かったが、これからの細胞生物研究における問題点について倫理面から述べている良著であると言える。

Posted byブクログ