俵万智訳 みだれ髪 の商品レビュー
配架場所・貸出状況はこちらからご確認ください。 https://www.cku.ac.jp/CARIN/CARINOPACLINK.HTM?AL=10279453
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
与謝野晶子の歌をまとめて読んでみたい、という動機におあつらえ向きの本。俵万智なんて、エモいじゃないですか。 正直難解な歌も少なくなかったけれど(訳者によるあとがきにもそうある)、頻出する「二十歳」というフレーズがたまらなかった。 実際、二十歳の頃に読んでいたらもっともっと琴線を掻き鳴らされて苦しいくらいだったと思う。 創作の着想にも火をつけてくれます。
Posted by
中村佑介のイラストの装丁で手に取ったが面白かった。 与謝野晶子が情熱的で恋をし続けてた人だと知った。 短歌を短歌で現代語訳するのがさすがだと思う。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
与謝野晶子『みだれ髪』の俵万智訳 恋の歌人が、先輩の恋の歌人の歌について 「意味を理解してもらうための訳」というより、 「晶子の短歌の匂いを感じてもらう訳」を目指したもの (あとがきより) 教科書で紹介されている超有名な歌以外は ほぼ理解できない『みだれ髪』だけれど 俵万智訳(チョコレート語訳)の方は 格段に分かりやすい。 そもそも、 単語の意味や文法の説明を重ねて現代語訳にした時 晶子の短歌の匂いはすっかりなくなっている、 「こんなんだったら、意味もわからず口ずさんでいる方が、よっぽどマシ」 意味なんて、いつかふっとわかる時がくる。 それでいい。という(あとがきより) そう思いつつ、チョコレート語訳を読む。 いつかこの歌の意味がわかるのだろう。。 その後に、晶子の歌の意味も分かるかもしれない
Posted by
与謝野晶子の歌を短歌で現代語訳する。 さすが俵さん、言葉選びのセンスがめちゃくちゃ良い。 “直訳”というよりもニュアンスを大事にした“超訳”。 正直、みだれ髪自体読んだことがない。 仮に原文を読んでいたとしても、こんな激しさを伴う歌集だとは気づけなかっただろうなと思う。
Posted by
打ちますにしろがねの鞭うつくしき愚かよ泣くか名にうとき羊 美しいしろがねの鞭で打つように綺麗な言葉で傷つける人 そのなさけかけますな君罪の子が狂ひのはてを見むと云ひたまへ
Posted by
- 1