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台湾の若者を知りたい の商品レビュー

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8件のお客様レビュー

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2023/07/23

小中学生、大学生たちの一日を追う形で、日本とは違った学校文化や就職活動、兵役といった台湾の日常生活を紹介している本。現役の学生らへのインタビューを基に、台湾ならではの文化に対する若者の肌感覚も分かる。大学卒業後、兵役を挟んで別れてしまうカップルが多いといった話は、若者目線のリアリ...

小中学生、大学生たちの一日を追う形で、日本とは違った学校文化や就職活動、兵役といった台湾の日常生活を紹介している本。現役の学生らへのインタビューを基に、台湾ならではの文化に対する若者の肌感覚も分かる。大学卒業後、兵役を挟んで別れてしまうカップルが多いといった話は、若者目線のリアリティがあって面白かった。 一方で、学校の仕組み、学歴社会といった、日本では最近和らいできた堅苦しさがある残っているとされながら、後半の台湾人は、堅苦しくないといった自己認識の差がよく分からなかった。実際のところ、教室の雰囲気が、知りたくなる。 最終章の日本人に対する本音の部分は、正直あまり面白くはなかった。「日本人は礼儀正しいけれども、やや堅苦しく、意思表示が曖昧で、距離感があるため、なかなか親しくなれない」「本音と建前の違い」「曖昧」といった話が、台湾人に対するインタビューから出てくる。台湾人に限らず、外国人が日本人に対して抱いているとされている典型的なステレオタイプを再確認するような内容で、あまり新しい発見はなかった。

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2021/01/11

報道されるステレオタイプと、実際にその国で暮らしている人々の日常は、随分違うんじゃないかと思う。朝は何時に起きて、朝飯には何を食って、学校では何を学び、放課後は何をして遊んでいるのか。休日は何をしているのか。そういうことを知りたいと思う。 「若者」に特化し、高校生、大学生の日常を...

報道されるステレオタイプと、実際にその国で暮らしている人々の日常は、随分違うんじゃないかと思う。朝は何時に起きて、朝飯には何を食って、学校では何を学び、放課後は何をして遊んでいるのか。休日は何をしているのか。そういうことを知りたいと思う。 「若者」に特化し、高校生、大学生の日常をそのまま切り取ってきた感じ。なかなかおもしろい。台湾の人は冷たい飯は食わないし、飲み会はあんまりないんだな。学校に軍人が配備されているのは知らなかった。日本人はYes/Noがわかりにくいので混乱するらしい。このあたりは中国本土とはだいぶ違うんだろうか? このノリで、韓国や中国、インドネシアやベトナム、タイなんかも知りたい。 政治の話はタブーらしいけど、台湾の若い人が中国をどう思っているか知りたかった。

Posted byブクログ

2020/09/06

台湾という距離的に近い外国のことに関心がある。 日本や韓国と文化的に近いところがあるが、拘るところとこだわらないところが微妙に違っていたりして面白い。 物事ははっきり言うのが台湾風らしい。 生物を冷たいものを食べない、というのも面白かった。

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2019/12/13

2018年出版。台湾の小学生から大学生までの、学校生活、インタビューなどがまとめられている。 朝ごはんから晩御飯まで外食のこともある。 学校始まるのが早く、夜遅くまでいる。 授業中は結構自由。 挨拶はしないけど、付き合いは本音を好む。 というか、日本が建前社会? 台湾に男子のみ...

2018年出版。台湾の小学生から大学生までの、学校生活、インタビューなどがまとめられている。 朝ごはんから晩御飯まで外食のこともある。 学校始まるのが早く、夜遅くまでいる。 授業中は結構自由。 挨拶はしないけど、付き合いは本音を好む。 というか、日本が建前社会? 台湾に男子のみ徴兵制があるって知らなかった。 日本に親しみのある人も多いな。 ジュニア文庫だけど、大人が読んでも十分楽しめる。近くて親しい国だけど、日本と違うこともやっぱりあるな。民族もいろいろあって、家で何語か使っているというのも面白い。

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2018/10/21

他国の人と仲良くなるには、まず相手を知ること。 台湾の大学生には兵役があって就活がない、というか兵役は18際以上の男子に義務として課されるため、多くが大学を卒業してから兵役に服するとのこと。新卒一括採用なんて台湾にはない。そして台湾の若者は、曖昧な返答や本音と建前を使い分ける(...

他国の人と仲良くなるには、まず相手を知ること。 台湾の大学生には兵役があって就活がない、というか兵役は18際以上の男子に義務として課されるため、多くが大学を卒業してから兵役に服するとのこと。新卒一括採用なんて台湾にはない。そして台湾の若者は、曖昧な返答や本音と建前を使い分ける(ように映る)日本の若者にはちょっと不満。「台湾人と本当の友達になろうと思うなら、情熱を持ち、偏見を持たず、台湾人を新しい友達として認めること。そうすれば台湾人に心を奪われ、台湾の人・もの・ことを深く愛するようになるだろう」と。

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2018/09/24

台湾の学制と学生の日常が紹介されている。掲載されている学生のインタビューは、サンプルとして参考になる。兵役は台湾の若者を知る上で大きなポイント。台湾の若者は日本の知識が豊富だか、日本の若者は台湾のことを知らない。このアンバランスは残念だ。日本側からの台湾理解が進んで欲しい。 自分...

台湾の学制と学生の日常が紹介されている。掲載されている学生のインタビューは、サンプルとして参考になる。兵役は台湾の若者を知る上で大きなポイント。台湾の若者は日本の知識が豊富だか、日本の若者は台湾のことを知らない。このアンバランスは残念だ。日本側からの台湾理解が進んで欲しい。 自分が若ければもっと面白いと思えた本。

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2018/09/03

嫁(台湾人、台北出身)に確認したところ、かなり実態に即した内容とのこと。 第5章 台湾人の本音 については、日本人への苦言とも言える内容で複雑な気持ちになったが、相手の不満を理解することも距離を縮めるためには必要、と前向きに捉えた方がいいでしょう。 そういう意味では 日本人の本音...

嫁(台湾人、台北出身)に確認したところ、かなり実態に即した内容とのこと。 第5章 台湾人の本音 については、日本人への苦言とも言える内容で複雑な気持ちになったが、相手の不満を理解することも距離を縮めるためには必要、と前向きに捉えた方がいいでしょう。 そういう意味では 日本人の本音 という章が後書きであれば面白かったかも。

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2018/06/24

日本の友達、台湾! と高らかに言う割には、台湾のことなんか知りはしない。 驚いたのは、ストレートな物言いを好む人柄であるということ。 だから日本人に物申すの章では、「日本人の建前と本音が違うのが困る」と多くの意見が寄せられていた。 申し訳ない。でも日本人も雰囲気を読むことや、本音...

日本の友達、台湾! と高らかに言う割には、台湾のことなんか知りはしない。 驚いたのは、ストレートな物言いを好む人柄であるということ。 だから日本人に物申すの章では、「日本人の建前と本音が違うのが困る」と多くの意見が寄せられていた。 申し訳ない。でも日本人も雰囲気を読むことや、本音と建前を分けることに疲れているんだ。

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