キリの理容室 の商品レビュー
理容師になったキリ。 見習いで修行させてもらえることになったバーバーチーは、かつて母も世話になった店だった。 キリが小さいころ、自分と父を置いて、雨宮という男のもとに去ってしまった母。 母は今、カットハウスマキという自分の店を持っている。 キリはシェービングが得意だけど、カッ...
理容師になったキリ。 見習いで修行させてもらえることになったバーバーチーは、かつて母も世話になった店だった。 キリが小さいころ、自分と父を置いて、雨宮という男のもとに去ってしまった母。 母は今、カットハウスマキという自分の店を持っている。 キリはシェービングが得意だけど、カットが下手で、チーちゃんの常連さんを巻き込んだり、カットコンテストの出場者たちの店を周ったりと、日々の試行錯誤。 自分を置いていった母の存在。 幼馴染のジュンぺー君と、専門学校の同級生のアタル。 美容師ではなく、自分が理容師を選んだこと。 チーちゃんのお店が再開発で一時移転した際に、後継者として任されていく責任感。 立派だねえ。ジュンぺー君とアタル、関係が曖昧で謎だったけど。 女性にもシェービングがいいと書かれていて、さっそく自分でやってみた。いい感じ。影響受けすぎw
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59女性の理容師wさんは確かに少ないよね。小学校の頃前髪パッツンされてると、お店から見えなくなったら両手でクシャクシャにしてた。家族の想いはやっぱり一方通行になりがちやけど、言葉で伝えることもホンマに大事やと思う。後悔しないように。
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理容師になった神野キリ。 新しい男のところへ行ってしまった理容師の母。そんな母を許しているような内装業の父。 修行するために入社したバーバーチーは、母が元いた店でもある。でも、そこでキリは大事なことに気づく。 後ろめたさを抱きながら、前に進む姿はとてもよかった。
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復讐心から、自分の理容室を持つことを夢見たキリの成長物語。 自分には縁のない理容室への理解が深まり、良い出会いでした。 夫が行く際に、何故予約が取れないのだろうと疑問に思っていましたが、理容室は男性がふらっと立ち寄るサロンであるべき、というキリや業界の考えに納得しました。 理...
復讐心から、自分の理容室を持つことを夢見たキリの成長物語。 自分には縁のない理容室への理解が深まり、良い出会いでした。 夫が行く際に、何故予約が取れないのだろうと疑問に思っていましたが、理容室は男性がふらっと立ち寄るサロンであるべき、というキリや業界の考えに納得しました。 理容室のシェービングには興味津々です。 読みやすかったのですが、今ひとつ入り込めなかったのは何故なんだろう。 少し時間がかかる読書になりました。
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一人前の理容師を目指すキリの奮闘と母への葛藤。 一生懸命、上を目指してがんばる主人公キリの姿は読んでて気持ちのいいお話でした。 バーバーチーで修業してる時代が迷い、努力や発見、諸先輩方のアドバイス等々、良かったです。 後半、なんだかとんとん拍子過ぎる感じではありましたが、楽し...
一人前の理容師を目指すキリの奮闘と母への葛藤。 一生懸命、上を目指してがんばる主人公キリの姿は読んでて気持ちのいいお話でした。 バーバーチーで修業してる時代が迷い、努力や発見、諸先輩方のアドバイス等々、良かったです。 後半、なんだかとんとん拍子過ぎる感じではありましたが、楽しく読めました。 一方の母親との関係はなんだか微妙と思いましたが、その母の生い立ちを読むとなんとなく納得、理容の世界に生きる母娘。
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カテゴリをヒューマンドラマにしたけれど、ちょっと自己啓発なところがあったようにも思う。 とりあえず、理容師なら共感できるだろうけど、その他の職についている人にはふーんって感じ。 盛り上がりもないし淡々と起があって承が来て転で盛り上げ結で終える。 2666の後ではちょっとかわいそうだったかもしれんなw
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理容室については詳しくて「ほぉ!』と思うことがたくさんあった。 でもなぜか主人公のキリに感情移入できなかった。 なのでやや時間がかかって、ようやく読み終えた。
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神野キリ、20歳。夢は理容師になって人気店を開くこと。衰退産業だなんて言わせない、床屋さん業界に理容女子が革命を起こします!(e-honより)
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今は友人の美容室で髪を切ってもらっております。思えば昔は床屋さんへ行っていたな。何時から美容室になっただろうか。25歳位までは床屋さんだった気がします。 カミソリで顔を剃ってもらうのは思い返せばとてつもなく快感だったなあ。 そんな主流ではなくなった理容の道を志すキリちゃんの成長...
今は友人の美容室で髪を切ってもらっております。思えば昔は床屋さんへ行っていたな。何時から美容室になっただろうか。25歳位までは床屋さんだった気がします。 カミソリで顔を剃ってもらうのは思い返せばとてつもなく快感だったなあ。 そんな主流ではなくなった理容の道を志すキリちゃんの成長お仕事小説です。最近お仕事小説多いですが、僕は大いに書いて頂きたいと思っている派です。特に光の当たらない職人技を小説にしてもらうと、知らなかった仕事が身近に感じられるのでとても好きです。 この本は親子関係、恋愛を盛り込みながらもメインストーリーは理容界で、かなり取材をして、しかも書き過ぎない体でいい具合にヒューマンドラマと融合しています。 相当絞って書かれているので、余剰は感じられずかえってこのボリュームだと最後が駆け足だったような気がします。人物も結構出てくるのに整理されてしかも個々の心情もちょっとした描写で読み取れるので大したもんだと思います。もうチョイ長くても僕的にはよかったです。
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