靴のおはなし(1) の商品レビュー
2年前Rさんと西荻を歩いた日にtitleで買ってくれた本。 自由丁寄贈にあたり、最後のいしいしんじさんの章をやっと読んだ。 想い出に一線引いた気分。 >こういう靴は幸せもんですよ >いい靴は、一生もんですよ。友だち以上です。 >おわかりですか、わたしたちが普段、この星と接してい...
2年前Rさんと西荻を歩いた日にtitleで買ってくれた本。 自由丁寄贈にあたり、最後のいしいしんじさんの章をやっと読んだ。 想い出に一線引いた気分。 >こういう靴は幸せもんですよ >いい靴は、一生もんですよ。友だち以上です。 >おわかりですか、わたしたちが普段、この星と接しているのは、靴底だけです。 余談ですが、loop舎と系列のNAOTの靴が好きで、毎日履いてます。 「人見知りでもセレンディピティ」の出版イベントではハマチャチャというダンスを教わり、その時も履いてステップを踏んでました。
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靴に関する5人の短編集。 やっぱりいしいさんはすごい、最後に全部持っていく感じだった。 「わたしたちがふだん、この星と接しているのは、靴底でだけです。靴ってものは、わたしたちを、この世界につないでくれる『橋』だと、そういって、まったく見当外れではないでしょうね」 いろんなとびきり上等な靴たち、三センチ浮いた靴底、靴で人生をわけあう二人。いしいさんの文章はおはなしだけど、いつも私の中でほんとうになる、心で種がめばえて豊かに育つ気がする。
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靴についてのおはなし。 いろんな人が思う靴のこと、それぞれの考えや紡ぐ物語が面白い。 新しい靴を履いたときの、ちょっと浮かれた気持ち。スニーカーをガシガシ洗って乾燥させたその手触りや匂い、日常のなかのふとしたときに靴に感情を揺さぶられることがある。普段は、いつも履いていても何も思わないのに。 そんな靴のおはなしが、とても面白くて愛おしいと思う。
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