フラワーフェアリーズ 花の妖精たち 秋 リトル・プレス・エディション の商品レビュー
シシリー・メアリー・パーカーの花の妖精の詩画集ですね。 シシリー・メアリー・パーカー(1895ー1973) イギリス、サリー州生まれ。詩人、挿絵画家、児童文学作家。 十代から絵が認められて作家として活躍。『フラワーフェアリーズ/花の妖精たち』シリーズで多くの芸術家たちには最大の賞...
シシリー・メアリー・パーカーの花の妖精の詩画集ですね。 シシリー・メアリー・パーカー(1895ー1973) イギリス、サリー州生まれ。詩人、挿絵画家、児童文学作家。 十代から絵が認められて作家として活躍。『フラワーフェアリーズ/花の妖精たち』シリーズで多くの芸術家たちには最大の賞賛をあび、生涯を絵を描くことにささげたそうです。 訳は白石かずこさん(1931ー)カナダ、バンクーバー生まれ。詩人、翻訳家。数々の文学賞を受賞。 シシリーは身近な草花や近所の子どもたちをモデルに、この妖精たちを生み出したそうです。 秋のこの本には、19篇の詩と妖精の絵が描かれています。 いずれも、みずみずしく、写実的な花の描写が美しく、そして子どもたちの可愛らしい妖精が微笑ましいですね。 ローズ・ヒップの妖精のうた 涼しい露の朝 正午のは青い空の真昼 それとも 白い霧の夕べ そして 大きな黄色い月の夜も 唇染めるため ブラックベリーはジュースいっぱい そして赤い 真っ赤な ワイルドローズときたら! ながい秋のあいだじゅう 生け垣のうえのここで ジプシーみたいに大はしゃぎ! これがわたしの ローズ・ヒップのうた サンザシの妖精のうた そう 何ヵ月め前のこと サンザシの花が トゲだらけの枝に咲いていたわ 散らばった花びらたちは ふりおちた雪のよう ふきよせられて よこたわり 「これで物語は終わったのね」 とあなたはいった だけど ああ まだ半分も話していないのよ! みてごらんなさい 花のかわりに わたしのサンザシの実をついばみに おなかのすいた鳥たちが 寒い日には やってくるでしょう 妖精はイギリスの作家たちの憧れでした。ルイス・キャロルやコナン・ドイルなども妖精の本や人形を作ったりしています。 私も小さいころから妖精のファンです。にゃんこと妖精の本があれば最高ですが、探してみたいですね。
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