生きるとか死ぬとか父親とか の商品レビュー
昨年の著書『介護未満の父に起きたこと』を読んで、とても良かったので、数年遡ったこちらの本を読みました。 ジェーン・スーさん、なんて良い娘なんでしょう。 とても親想いでひたすら優しい。素敵な人だなぁと感心しきりです。
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※このレビューにはネタバレを含みます
audible 前に原作のドラマを観ていて、その時切ないイメージが強すぎて本著をずっと保留にしていた。最近またお父様の本を出されたということで、まずこちらから手にとってみた。 なかなか奔放なお父様のようで話題はたくさんあるようだが、身内のこととなるとこのように書き記すことはつらい作業なのではと思う。 最後に自分と父は似ていると締めくくっているが、そこに至るまでは、目を背けたくなるようなこともあったのでは。 スーさんの発言や著者を読んでいつも思うのは、言いにくいことを、どこかの誰かのために、スーさんが代わりに嫌われてでも言ってくれる凄さを感じることです。
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親の老いと向き合うのはしんどい。そしてその先にある死は言わずもがなだ。けれど、それもまた家族の物語なのだろう。
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わたしと同い年の人の、別の人生。家族の複雑さ、対応の難しさ、夢と現実の違い。こちらの想いとあちらの想いの行き違い。それでもstruggleして向かい合うことによって、絆は深まっていく。甘くはない。簡単ではない。それが生きていくことのおもしろさなのだろうね。
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個人情報だなんだと必要以上に口をつぐむ人が多い今、日常生活をオープンにさらけ出している作者のような人を見ると親しみを感じる。と言ってもこのエッセイは「わかるー」と激しく共感できるところと「それオカシイよね!?」と反発したくなるところが混在する。家族を繋ぐ役割を母親が担うことがどう...
個人情報だなんだと必要以上に口をつぐむ人が多い今、日常生活をオープンにさらけ出している作者のような人を見ると親しみを感じる。と言ってもこのエッセイは「わかるー」と激しく共感できるところと「それオカシイよね!?」と反発したくなるところが混在する。家族を繋ぐ役割を母親が担うことがどうしても多いから母親がいなくなると家族の絆は心許なくなるし、家族としての最小ユニットである二人というのもいろんな意味で難しいよね。いろいろな葛藤を抱えながらもお父さんとしっかり向き合った作者に「がんばったね」とポンポン肩を叩きたい!
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『生きるとか死ぬとか父親とか』読了。 母校の恩師の先生がお勧めしてくれた本でしたので読んでみました。お勧めしてくれてから2年が経ってしまった。私はてっきりジェーン・スーさんのお父さまに対し恨み節が綴られているのかと思って読んでみたが実際はそうではなかった笑。 沢山、父親から傷つけ...
『生きるとか死ぬとか父親とか』読了。 母校の恩師の先生がお勧めしてくれた本でしたので読んでみました。お勧めしてくれてから2年が経ってしまった。私はてっきりジェーン・スーさんのお父さまに対し恨み節が綴られているのかと思って読んでみたが実際はそうではなかった笑。 沢山、父親から傷つけられても、どんな人であってもこれでよかったんだと自分の人生を肯定したいと著者。その割に見放すことなくやれやれと思いながら愛憎入り混じるアンビバレントな気持ちで見守り関わっていて凄いなあと潔い感じで。私はダメだった。手に負えないと感じて逃げちゃった。 読みながら思ったけど、もし私がもっと早い段階で実家を出て自活をしていたら違った展開になっていたんじゃないかと思った。自活したいと希望していたのに実家に縛り付けられ支配下に置かれ独立ができなかったことに対しいつまでも根に持つ自分がいる。まさか、私が実家を出たことで家庭が崩壊するなんてね。いつまでも後悔の念が付きまとう。 2025.10.21(1回目)
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2025年9月14日読了。図書館で借りた。 『介護未満の父に起きたこと』を読む前に、著者のお父さんがどんな人か知りたかったので、読んでみた。 一言では表せない性格。だけど仕事をしている時と、家族に対してと、誰もが違う一面を持つから、みんなそうだと言えば、そうなんだけど。 『介...
2025年9月14日読了。図書館で借りた。 『介護未満の父に起きたこと』を読む前に、著者のお父さんがどんな人か知りたかったので、読んでみた。 一言では表せない性格。だけど仕事をしている時と、家族に対してと、誰もが違う一面を持つから、みんなそうだと言えば、そうなんだけど。 『介護未満〜』はもしかしたら自分自身の参考になるかなと思ってたけど、ならないかもしれない。あまりにも境遇が違うから。割り切って読む方がいいかも。
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ドラマにもなったエッセイ。ドラマはテレ東だったかで、当地ではリアルタイムでは放送されてなかった。tverと遅れて放送されたもので、何話かだけ見たけど、全部は見てない。それでもどうしても國村隼さんと吉田羊さんの顔が浮かんでしまう。 ジェーンスーさんの文章は、婦人公論で読んできたが、...
ドラマにもなったエッセイ。ドラマはテレ東だったかで、当地ではリアルタイムでは放送されてなかった。tverと遅れて放送されたもので、何話かだけ見たけど、全部は見てない。それでもどうしても國村隼さんと吉田羊さんの顔が浮かんでしまう。 ジェーンスーさんの文章は、婦人公論で読んできたが、このエッセイは秀逸だと思った。文章に軽みとキレがある。父を題材にした文章は幸田文さんや向田邦子さん、阿川佐和子さん他色々あると思うが、そういうジャンルがあるとして、この作品も何番目かに上げていいと思った。 これをドラマ化しようとした人はセンスあるな。 東京の風物が出てくるが、ほとんど知らないものばかりで、いくつか検索した。ちょっとした東京見物にもなった? 中には、この本が出た後に閉店したような店もあって、東京の街の記録にもなってるんじゃないだろうか? 実家の後始末の描写は、モノを捨てきれない自分にとって胸が痛くなった。自分も覚悟しなきゃいけないんだけど。
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一年に一度しか会わない父の元を訪れる際の お供にしました 新幹線使っても8時間 正直面倒だったけど 父と娘 憎んだ時もあるけど 愛情はなくならず 父に老いを感じて焦り 同じだなあと。 お母さんのタンスから 札付き100万円のコートが出てきた話や 叔母さんにしてあげた足湯 お...
一年に一度しか会わない父の元を訪れる際の お供にしました 新幹線使っても8時間 正直面倒だったけど 父と娘 憎んだ時もあるけど 愛情はなくならず 父に老いを感じて焦り 同じだなあと。 お母さんのタンスから 札付き100万円のコートが出てきた話や 叔母さんにしてあげた足湯 お父さんと行く銀座 どれもかけがえがなく 心を揺さぶり 目上の親族とは 時間があるなら積極的に関わろう 父に会いに行って良かったと思いました
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ドラマにもなったから、小説かと思いきや、スーさんの父親について語ったものだった。 ポッドキャストで聞いてはいたものの、なんと破天荒な父親か。想像以上に面白い人だった。あのスーさんが遊ばれているのだから。 そんな父親の過去を掘り起こす作業を執筆を通してしたのだと思う。 戦争を体験して、商売に邁進して、本当は妻と娘と溺愛していただろうということがわかるエピソードがじんときた。 だけど、他所に女を作り、両親ともに入院してしまったとき、他所の女に見舞わせるような人でもある。実家の片付けの時に出てきた100万円の毛皮が、母のさみしさと気づいたスーさんはやるせなかっただろうな。 ちょっとお父さんにこうるさすぎやしないかい?と思うシーンもあったけど、親子ってこういうものだよな、と思う。そういえば、心当たりがあった。他人なら許せるような些細なこともつい気になって軽い口論になってしまう。 良好な関係を築けていれば、そんなことはないのだろうか?わたしもスーさんと同じようにまだ憑き物がついているのかも。愛憎の量が多いほど太い縄になる。いまはまだ優しくするのは難しいけど、面倒くさがらず、ちょくちょく親とは関係を持とう、そう思った読後でした。
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