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非正規・単身・アラフォー女性 の商品レビュー

3.7

19件のお客様レビュー

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    3

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2019/04/28
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「非正規・単身・アラフォー女性」という属性なので。 正直「おひとりさまのグループホーム」とかは私には向かないかなと思ったけれど、いろいろな過程・境遇の「非正規・単身・アラフォー女性」が取り上げられている点は良かったと思います。

Posted byブクログ

2019/04/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読みやすかった。難しくないけれど、色々な情報がスッと入ってくるような文章。 様々な人のインタビューが載っていた。 派遣労働、介護、婚活、など、悩み多き年齢であり、生活をする人たちの話は私にとって他人事ではない。 もし、こまったことがあったら、というときのために、読んで損はないと感じた。 あと、皆とてもパワフルで、私も頑張ろうと思った。

Posted byブクログ

2019/01/02

アラフォー単身さらに非正規雇用女子が どう生きていくか、今までどう生きてきたか 男女ともアラフォー単身って、けっこう居ると思うのに未だにマイノリティな印象 社会制度なんて未だに核家族にすら対応できてない こんな制度の中で、どうやって生きていくのか 私も知りたい

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2018/12/30

https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334043537

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2018/12/21

今さらだけど女性は国(制度)に分断を強いられてきたんだなと。繋がらないようにされてきた。 女同士だからってわかりあえるとかない。 それまでが違う。 女性のライフスタイルは多様だ。 だから何か一つ法律ができたところでみんなに恩恵はない。 違う立場の女性たちが話をできる関係を作ってい...

今さらだけど女性は国(制度)に分断を強いられてきたんだなと。繋がらないようにされてきた。 女同士だからってわかりあえるとかない。 それまでが違う。 女性のライフスタイルは多様だ。 だから何か一つ法律ができたところでみんなに恩恵はない。 違う立場の女性たちが話をできる関係を作っていくのが大事。 不安は自分に向けるのではなく社会に向けたほうがいい。 タイトル通りに希望を感じさせられる読後。 老後じゃなくてもハネハウス作りたいなぁ。

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2018/10/13

受難の団塊ジュニア。多くが正社員になれずフリーターや派遣、規制緩和の煽りをモロに受けた世代。就職・仕事と余裕なく突っ走ってきて、じゃあ結婚しようかなって思ったら、もう枠ないですよって。社会の様々な制度からは想定外、生きづらさが表面化した第一世代。 状況はわかってきたけれど、改善...

受難の団塊ジュニア。多くが正社員になれずフリーターや派遣、規制緩和の煽りをモロに受けた世代。就職・仕事と余裕なく突っ走ってきて、じゃあ結婚しようかなって思ったら、もう枠ないですよって。社会の様々な制度からは想定外、生きづらさが表面化した第一世代。 状況はわかってきたけれど、改善の動きが見えていないし、至っていないような。

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2018/08/13

読了した本の付箋部分を抜粋します ・年金など各種社会保障制度を見ても明らかなように「単身で生きていく中年女性」はもともと想定されていないのだ(p21) ・昌美さんの中に確固としてある「人に頼ってはいけない」という強い自立心を感じた。が、なんとなく、それが彼女に  損をさせて...

読了した本の付箋部分を抜粋します ・年金など各種社会保障制度を見ても明らかなように「単身で生きていく中年女性」はもともと想定されていないのだ(p21) ・昌美さんの中に確固としてある「人に頼ってはいけない」という強い自立心を感じた。が、なんとなく、それが彼女に  損をさせている気もしてしまう(p37) ・甘えたりとかそういうのって、誰にも習わないじゃないですか。誰かに教えてほしかったなって。そういうの  就活とかにも全部通じる(p38) ・こうして「人を切り捨てる」ことが常態化していった社会は、正社員だろうがなんだろうが「今すぐに結果を出せない」  人間を次々と切り捨てていくだろう。そんな社会は、いつ自分が切り捨てられるかわからない社会だ。少なくとも、私は  そんな社会はごめんである(p63) ・下手に会社に忠誠心なんて持ってしまうと過労死しかねない社会である。自分のスキルを生かし、自由な働き方をする。  しかし、そのためにはスキルを常に磨かなければならない。競争に勝ち続けるための努力が不可欠とされる(p80) ・「卵子の老化」という言葉は、じわじわとアラフォー女性を傷つけ、「取り返しのつかなさ」を否応無しに意識させる(p121) ・やっぱり、心の安定って、金銭的安定が絶対なんです(p189) ・「ディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)」という言葉の日本語訳も嫌い。働きがいなんて、人によって  違うじゃないですか。私自身は、特別に活躍したいわけではないし、主婦として男を支えたいわけでもない。でも「窓際の  ダメウーマン」なんて、許されないような空気がありますよね(p203)

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2018/07/29

非正規・単身・アラフォー女性 「失われた世代」の絶望と希望。間宮処凛先生の著書。生まれてくる時代は選べないし、生まれてくる性別も選べない。不運な時代に生まれて不遇をかこってきた女性を支援するのは国や政治家の使命なのだから、見ないふりをして問題を放置するなんて無責任そのものではない...

非正規・単身・アラフォー女性 「失われた世代」の絶望と希望。間宮処凛先生の著書。生まれてくる時代は選べないし、生まれてくる性別も選べない。不運な時代に生まれて不遇をかこってきた女性を支援するのは国や政治家の使命なのだから、見ないふりをして問題を放置するなんて無責任そのものではないでしょうか。正規社員でも非正規社員でも、結婚していても独身でも、男性でも女性でも、誰もが平等に幸せに暮らせる社会でないと。

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2018/06/09

 日本社会にある心配事の細部の細部の具体的な姿の一端である。「非正規・単身・アラフォー女性」は、もちろんいつの時代にも存在していた。しかし、かつてはそれが個人の選択の結果としての存在だったものが、現在、彼女たちは社会のひとつのグループと呼べるまでに規模が大きくなり、社会の構造とし...

 日本社会にある心配事の細部の細部の具体的な姿の一端である。「非正規・単身・アラフォー女性」は、もちろんいつの時代にも存在していた。しかし、かつてはそれが個人の選択の結果としての存在だったものが、現在、彼女たちは社会のひとつのグループと呼べるまでに規模が大きくなり、社会の構造としてそうなるべくしてこのようになったというところがある。こうなることが運命だったのだ、というふうに他人事として見るのではなく、日本社会の行く末について考えなければならない問題である。筆者はその具体的な状況を示し、さらにいくつかの異なるケースとして分類し、問いかけている。  2015年の国勢調査などによると、アラフォー女性(35~44歳)の未婚率は20%を上回り、その半数以上が非正規雇用と言われている。単身で生きていく中年女性というものがもともと想定されずに設計されてきた日本社会にあって、中年パラサイト・シングルとなって老いていく、こんな状態が引き続き放置されている。  安楽死、老後は刑務所へ、絶滅危惧種といった極端なことばとともに、これまでもこれからも「道なき道」の上にあると締めくくられている。  自分の周りにも本当にこうした女性は少なからずいる。日常、普通に見えていて、本当は不安の塊なのである。彼女たちの存在が深刻な社会不安となり、将来の世代がそのコストを負担させられることがないようにと願う。

Posted byブクログ