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変幻自在!現代右玉のすべて の商品レビュー

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2022/02/24

現代角換わりでは48金29飛車型の相腰掛け銀、いわゆる新先後同形が主流だが、その分深く研究されており覚えることも多い。プロの角換わりの将棋なんて見ても、僕のような弱小アマにはちんぷんかんぷんである。という訳で、比較的覚えることが少ないであろう右玉を最近はよく指している。未だその感...

現代角換わりでは48金29飛車型の相腰掛け銀、いわゆる新先後同形が主流だが、その分深く研究されており覚えることも多い。プロの角換わりの将棋なんて見ても、僕のような弱小アマにはちんぷんかんぷんである。という訳で、比較的覚えることが少ないであろう右玉を最近はよく指している。未だその感覚を掴めたとは言えないが、自分と同格(アマ初段二段)相手には互角ぐらいに戦えていると思う。 右玉は、玉飛接近すべからずの格言に逆らい玉を右側に囲うのが特徴だが、勿論ただ格言に逆らっているだけでなくそれなりの理由がある。というのも、普通の角換わりだと相手が攻めてくるのは左辺なので、それから予め遠ざかっている意味合いがある。ただ、囲い自体は堅いとは言えず、堅さというよりは寧ろその広さを活かした独特の指し方が重要になってくる。剛の受けというより柔の受けという感じだ。 本書は(僕がいつも指す)オーソドックスな角交換右玉に加え、矢倉での右玉や風車(かざぐるま)も扱っている。右玉は千日手も辞さずのカウンター戦法という印象だったが、右玉側からの積極的な攻めも詳しく紹介されていて勉強になった。

Posted byブクログ