ああっ女神さまっ(新装版)(13) の商品レビュー
喧嘩を売りたい訳じゃないが、スクルドはまだまだ、姉たちのように美しいって感じではなく、可愛いって褒め言葉の方が似合っちゃう この(13)の表紙からも伝わってくるように、皆を元気にして、先導するタイプの「可愛さ」があり、それは彼女も無自覚の武器であろう スクルドがもっと可愛くなれる...
喧嘩を売りたい訳じゃないが、スクルドはまだまだ、姉たちのように美しいって感じではなく、可愛いって褒め言葉の方が似合っちゃう この(13)の表紙からも伝わってくるように、皆を元気にして、先導するタイプの「可愛さ」があり、それは彼女も無自覚の武器であろう スクルドがもっと可愛くなれるか、それは今後の恋物語の展開次第だろう では、この(13)でグッと来た三話を紹介 Chapter.137「共演」 ストーリーそのものが、心に響いたってのもあるが、それ以上に、この回、アニメで観てぇ、と思った。正確に言えば、ベルダンディー、ウルド、スクルド、そして、ヒルド様の合唱、これが聴いてみたい 元より、螢一の感受性が高いってトコを差っ引いても、この合唱を聴いたら、誰でも自然に涙が溢れ出てしまいそうだ。美しい、そう感動するしかない歌に違いないが、これを再現できる声優が揃えられるかっつーと、微妙だろうか それにしたって、さすがは、おかあさん、ヒルド様、ウルドの煽り方を知ってる。もっとも、ウルドも煽られているのを承知で乗っかってるんだから、やっぱり、母娘だ、そっくりの Chapter.141「彼女のひとみに映るもの」 まず、扉絵からして、読み手を魅了してきている。こんな風に、ベルダンディーにジッと見つめられたら、男性はもちろん、女性だってドキドキしちゃうに違いない 内容も、そんな扉絵に負けないくらい、読み手にインパクトを与えるものだった。端的に言うと、カオス。それぞれの欲望、愛しているものが一堂に会すと、こうなっちゃうのか、と呆れを通り越して感心した 何より、ヴェルスパーの猫ビーム、これはずるいっすよ、藤島先生。あまりにもぶっ飛び過ぎていて、あるがままを愛せるベルダンディーの長所が霞みかけましたよ Chapter.149「走り合う言葉」 あくまで、私の印象であるが、藤島イズムの濃度が実に濃い。これまでの巻にも、レースシーンは幾度も登場してきたけど、最も、惚れ惚れとしてしまう走りだ。Chapter.137「共演」では、女神らが歌で、螢一を感涙させているけれど、人間たちだって、女神の心を“踊り”で満たす事が出来るらしい それは、今、螢一が、ずっと勝てなかった父親に挑んでおり、同時に、桂馬が何度、敗けようとも折れなかった息子に挑まれているから。『トップウGP』でも語られる、勝負相手との信頼が、確かに、このタイマンにはある ライトが跳ねた石で破損してしまうってハプニングが起き、勝負がお預けになりかけるも、ベルダンディーのサポートで続行になるって展開も、これまた、イイんだよなぁ この台詞を引用に選んだのは、これまで以上に、『ああっ女神さまっ』とベルダンディーの好感度が高まったので ベルダンディーに、ここまでの覚悟を決めさせるなんて、螢一は、やっぱり、好い男だよ そんなベルダンディーの気持ちを、素直に嬉しく思える桂馬さんの息子だけはある
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