ウズベキスタンを知るための60章 の商品レビュー
ウズベキスタンのことを書いている本が少ない中、本書を発見したので読むことに。何人かの研修者や専門家がそれぞれの分野に関して言及しているので、書かれている内容は非常に幅広くなっています。 一番気になっていた水資源の問題ももちろん書かれており、水資源をめぐっての周辺国との外交に関して...
ウズベキスタンのことを書いている本が少ない中、本書を発見したので読むことに。何人かの研修者や専門家がそれぞれの分野に関して言及しているので、書かれている内容は非常に幅広くなっています。 一番気になっていた水資源の問題ももちろん書かれており、水資源をめぐっての周辺国との外交に関しては非常に興味深い内容でした。水資源は争いのもとにもなるのかと思っていたのですが、ウズベキスタン自体も天然ガスという資源があるからか、周辺国との関係が良好そうなのには驚きました。中央アジア5か国はうまく関係を保っていると感じました。 もう一つ興味深かったのは日本との関係です。ODAの補助額では日本が1番にも関わらず、そういった事実はあまり日本人には知られていないと思います。そのおかげか、現地では日本人観光客も多く、日本語をしゃべる方が多かったり、JICAのサポートした店も多く、両国の友好な関係性を実際に目の当たりすることができました。ただし、貿易ではあまりメリットを出せていないというのも事実であり、現地の車や家電製品を見ていると、ここまで日本製品が食い込めていない国も珍しいと感じました。 ウズベキスタン旅行に行く前には、ぜひとも読んでおいて損はない本だと思います。
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