呪われた土地の物語 の商品レビュー

オリヴィエ・ル・カレ(著者),シビル・ル・カレ(著者),鳥取絹子(訳者)

2024/07/07

オカルトめいた呪いではなく目先の幸福のためにできるだけみないようにしている各地の不幸あるいは結果というかんじ

2023/02/26

世界の”いわくつき”な土地やお城などを紹介した本です。バミューダトライアングルなどの有名どころから、全く知らなかった場所まで40カ所が掲載されています。しかし、ある意味詩的な文章は読みにくいし、掲載されている地図はオシャレではありますがとにかく分かりづらい。地図もいいですが、どうせなら写真とかで説明して欲しかった。帯の煽り文句ほどではない内容でした。

2022/07/28

世界各地の“いわくつき”な40の場所の物語と地図の本。
旧ヨーロッパのど真ん中から･･･モンセギュール城など、4話。
地中海地方と南部アフリカのあいだに･･･王家の谷など、7話。
インド洋のいっぽうの岸から他方へ･･･アデン湾など、5話。
ベンガル湾のまわり･･･ジャリア、リーム平原、スンダ海峡の3話。
アジアとオセアニアのあいだに･･･青木ヶ原、ナウルなど、5話。
アメリカ大陸のいっぽうの岸から他方へ･･･トニナなど、6話。
新世界の島々で･･･バミューダ・トライアングルなど、4話。
大西洋の風に吹かれて･･･ユン・エレ、ティフォージュなど、6話。
2～4ページで物語と地図、不穏なイラストでの構成。
何故、人々はその地を去ったのか？
何故、人々はその地に集ったのか？
過去の惨劇、伝えられている呪い。
現在の悲劇、理不尽な出来事の数々。
恐るべし未来が予見されている地域も。
人の呪いと人災、自然の驚異の恐怖。
“いわくつき”の場所は世界のあちこちにある。
初見の場所が多く、興味惹かれて読みましたが、
散文的な文章も地図も歪みの感があって、物足りない。
青木ヶ原も、え、これだけ？な僅かな情報のみの物語。
地図が分かり難いうえに、参考文献も無いのが残念。

2021/08/04

ヨーロッパを中心に、呪われたいわくつきの土地の伝説を集めた一冊。

シャランスキー『奇妙な孤島の物語』と共通デザインにしたのは河出のアイデアのようで、元々はフランスの叢書のなかの一冊らしい。『奇妙な〜』と一見似たようなコンセプトだが中身は全然違う。
こちらのグラフィックは既存の地図を拡大しただけで、想像を掻き立てるような視覚情報は何もない。呪われた土地を語る語り口も独自性はなく、恐怖心を煽って気を惹く文章だが、土地に根付く呪いそのものに向き合うような目線がない。
『奇妙な〜』と抱き合わせのようなデザインになっていなければここまで辛口にはならないのだが、比べてしまうと内容がコンビニの都市伝説本くらいに薄く、かけ離れていてとてもガッカリしてしまった。

2018/09/18

オカルトや伝説の本かと思って借りたら、そうでもなかった（笑）
もちろんそっち系の土地（富士の樹海とかね）の話もあったけど、歴史やら地理やら気象やら政治によって『呪われ』てしまった土地についてもあちこち。

2018/08/11

世の中には、またまだ面白い本はあるんだなと思った。
世界中の、自然、超自然現象や人災による恐怖の土地を紹介。当事者たちにはアルマゲドンがきたような現象だったろう。全ページをグーグルアースで検索して探したが、半分ぐらいは、特定できなかった。
ただ、もっと不可解な恐怖がある土地を期待していたので、星4。

2018/06/25

異変、絶望、不吉、悪夢、不気味…神も悪魔も、予測さえできなかった地獄がここにある。人々の妄想を掻き立て、語り継がれた呪われた土地40の物語。（帯）

表紙はとても格好良く、内容に期待を持たせてくれます。
帯も不安をあおっていい感じですしね。
ただ、肝心の内容はコンビニのペーパーバックでことたりるようなもので…。
掲載されている地図は雰囲気を盛り上げてくれますが、その分少し分かり辛く、一冊全体として、もったいない印象を抱きました。