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“社風"の正体 の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2023/02/05

企業文化の研究の歴史は知れたが、あまり具体的なことがあんまりわからなくてわたしの目的とはあっていなかったようです。

Posted byブクログ

2021/10/16

帯は、 ------------------------- 御社の「企業文化」は大丈夫? パワハラ体質、 イノベーション企業、 何が違うのかー―。 ------------------------- これも2018年ごろ買ったんだと思うんですが、 読み始めてからめちゃめちゃ時間が...

帯は、 ------------------------- 御社の「企業文化」は大丈夫? パワハラ体質、 イノベーション企業、 何が違うのかー―。 ------------------------- これも2018年ごろ買ったんだと思うんですが、 読み始めてからめちゃめちゃ時間がかかりました。苦笑 そしてこのタイトルを選んでいる当時の私の悩みを思い出しました。苦笑 結構、強烈な会社で働いていたと思います。 本書は、いろいろな角度から、 こんな文化、あんな企業、こんな歴史、地域性もあるのでは、というように参考文献や事例を紹介してくれています。 論文というかレポートを読んでいる気分で、 読み進めるのに時間がかかりました。苦笑 結局、「社風=明確な答え」というのは定義されておりませんが(されていたら私の理解不足なので、どなたか教えてください。苦笑)、 会社が掲げる方針や、 誠実だと従業員(働いている側)が思えるか、 社員にどの程度権限を与え、 リーダシップを発揮させるか等々、 時間をかけて定着をはかることが社風となっていく、 という感じかと思います。 私が以前いた会社は、 完全に社長のトップダウン、 社長の理想を実現していくことが社員の役目、 ということが全面に出ていたため、 方々で矛盾が発生していたり、 法令違反では…ということもありました。 会社は利益を上げていく場所というのは理解しますが、 かなり退職者も多く、それもこの本でいくと社風ということになるのかなあと。 業績の良い企業は、 従業員が会社に誠実さがある、と感じている企業だと統計が出ていると本書内に書かれており、 なるほどな、と思いました。

Posted byブクログ

2019/03/08

結局、正体は「企業文化」と理解してよいか。 今さらという感じ。 それならば、文中の引用・参考文献を読んだほうがよい。 著者はこれらの文献を読んで、こう考えるのかということが思索のための参考になる。

Posted byブクログ

2018/07/21

“社風”の正体 植村修一著 学際的分析で「可変論」を説く 2018/7/14付日本経済新聞 朝刊  イノベーションを生み、大きく成長する企業の文化がどのようなものか、誰でも知りたいものだ。一方で、不祥事があるたび、企業文化や組織の体質が問題になる。企業で働く人に「あなた...

“社風”の正体 植村修一著 学際的分析で「可変論」を説く 2018/7/14付日本経済新聞 朝刊  イノベーションを生み、大きく成長する企業の文化がどのようなものか、誰でも知りたいものだ。一方で、不祥事があるたび、企業文化や組織の体質が問題になる。企業で働く人に「あなたの会社の文化とは?」と聞けば、何らかの答えは返ってくる。しかし、そもそも文化を定義したり、発生の仕組みを解明したりするのは簡単ではない。どうすれば文化を変えられるのかは容易ならざる問題だ。  そのような中で「企業文化とは何か」に迫ろうとするのが本書である。経営学、経済学、心理学、社会学などの学説も参照し、「文化」「風土」を考える材料や語彙、概念を多く提供している。国内外の企業文化の成功、失敗の事例を多彩に取り上げる。  日銀出身で今は大学で教える著者は、実務経験を盛り込みながら、学際的に企業文化を分析しているので、多角的な視点が得られる。例えば、日銀時代に企業に聞き取り調査をしたとき、役員が独りで応える場合と、たくさんの「お付き」を連れてくる場合とがあり、後者は著名な経済団体でよく名前を見るタイプの企業群だったそうだ。企業文化の明らかな違いに触れた生の経験から生まれる観察だろう。  現状への批判精神も旺盛だ。ブラック企業やセクハラ問題を考える際、安易に風土や文化という用語を使うと、責任の所在が曖昧になると懸念する。経営の不作為の言い訳となり、根本的な原因に迫る前に思考停止しているとの主張には説得力がある。大学には経営や機会費用という概念がなく、ガス抜きを目的とした長い会議が横行する、といった指摘もある。  企業文化の多様性を認識し、その重要性について問題意識を深める点で本書は有用だろう。では各企業はどのような文化を目指すべきなのか、どう風土を変えられるのか。この難問には確たる答えは見いだされていない。企業文化をアルゴリズムとして捉えることが提案されているが、これは現状把握の方法論だと考えられる。むしろ本書の意義は、企業文化を固定したものと観念せず、変転する環境に適応して企業文化も変わっていくべきだという「企業文化可変論」を打ち出したところにあるのではないかと思う。 《評》早稲田大学教授 川本 裕子 (日経プレミアシリーズ・850円)  うえむら・しゅういち 56年福岡県生まれ。大分県立芸術文化短大教授。日本銀行勤務を経て現職。

Posted byブクログ