鬼面村の殺人 新装版 の商品レビュー
「折原一」の長篇ミステリ作品『鬼面村の殺人 新装版: 黒星警部シリーズ1』を読みました。 ここのところ国内ミステリ作品が続いています… 「折原一」の作品は『丹波家の殺人 新装版: 黒星警部シリーズ4』以来なので、1年半振りでしね。 -----story------------...
「折原一」の長篇ミステリ作品『鬼面村の殺人 新装版: 黒星警部シリーズ1』を読みました。 ここのところ国内ミステリ作品が続いています… 「折原一」の作品は『丹波家の殺人 新装版: 黒星警部シリーズ4』以来なので、1年半振りでしね。 -----story------------- 埼玉県・白岡警察署の「黒星光警部」は、休暇に白川郷へと足を延ばした。 しかし、ひょんなことからその奥にある鬼面村に行くこととなり、事件に巻き込まれる。 合掌造りの家が一夜で消え、次々に起こる奇怪な事件の裏に隠された真相に、推理小説好きの「黒星」が挑む。 “助手”葉山虹子」の活躍も見物。 著者の大幅加筆修正のうえ、新装版で新たに登場。 名シリーズ第一弾。 ----------------------- 「黒星警部」シリーズの第2弾(長篇としては第1弾)… 1982年(昭和57年)に『鬼が来たりてホラを吹く』として刊行され、その後、改題された作品です。 ■第一章 鬼面村、遥かなり ■第二章 鬼が来りてホラを吹く ■第三章 鬼と共に去りぬ ■第四章 鬼は夜吠える ■第五章 この世に鬼籍なし ■第六章 そして鬼は甦る ■終章 誰が悪鬼を殺そうが ■文庫初刊本解説―本格物の本道をいく若き旗手 鮎川哲也 ■解説 新保博久 埼玉県白岡署の「黒星光警部」は38歳で独身… 以前は、警視庁捜査一課にいたのだが、飛ばされてしまったのだ、、、 その黒星が、ひょんなことから、フリーライター「葉山虹子」と共に、奥飛騨・鬼面村へとやってきた… ところが、村の入口で出会ったのは、鎌を手にして“あいつを殺してやる!”と呟く異様な風体の女だった。 はたして、怪事件が… さらに翌朝、昨夜確かに見た5階建て合掌造りの造物が、1人の人間と共に跡形もなく消え去っていたのだ……。 合掌造りの家屋が一夜にして消失する壮大なトリック、謎の殺人事件、意表をつく密室トリック… 「黒星警部」と「葉山虹子」のお笑い芸人のようなコミカルなコンビが謎を解き明かすが、、、 実は村人たちに真相を明かされてどんでん返しの結末… かと思いきや、その後、驚天動地の大どんでん返し… と、最後の最後まで愉しめる作品でした。 本格ミステリ要素もあるけど、クスッと笑えるコメディタッチの「黒星警部」シリーズ… ユーモアミステリっていうのかな、大好きですねぇ。
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文章がなんだか、卑猥… 一昔前の時代劇みたい。 トリックもこねくり回してて、すっきりしない。 なのに、結果ありきたりな解答というか、想像の範囲内のトリックに、さらに微妙な話…
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大幅に加筆修正された新装版。オリジナルは30年近く前に読んでいて、内容は忘れていたので初読みの感じで読めた。 叙述トリックの名手である折原さんの、もう一つの顔はユーモアミステリ作家。それの代表がこの黒星警部シリーズで、第一長編である本作からもうドタバタ度全開。一作の中で何回気絶す...
大幅に加筆修正された新装版。オリジナルは30年近く前に読んでいて、内容は忘れていたので初読みの感じで読めた。 叙述トリックの名手である折原さんの、もう一つの顔はユーモアミステリ作家。それの代表がこの黒星警部シリーズで、第一長編である本作からもうドタバタ度全開。一作の中で何回気絶するんだ?(^-^) 合掌造りの家が一晩で消えたり、密室殺人の様な事が起こったりと、次々に不可思議な現象が警部と若いヒロインを襲う。真相は唸る程には感心出来なかったが、ドタバタ劇の中に手掛かりを潜ませる手法は巧いと思った。まあ、著作の中では標準位かな?
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